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Posts Tagged ‘騒音’


『カーデザインの前にヘリコプターの実装をやるべきだ』


   


     5月 11th, 2019  Posted 12:00 AM



一番欲しい乗り物といえば、ヘリコプターです。
最も欲しいのは、ユーロコプターで、
どれも素晴らしいと思っています。
尾翼でのコントロールは、進化を先鋭化しています。
ヘリコプターの大問題は、
「騒音」であることは間違いないです。
だから、ヘリの「騒音」解析、分析、その対策など
いっぱいの論文があります。
そして、最もデザインがシンプルなのは、
シュワイザーの300Cであり、
絶対にデザインをしたいと願っています。
また、ヘリコプターには「アナログ系」が最も多いのです。
最近は、「騒音対策」に「デジタル系」が忍び混でいます。
デザイナー養成、教育には、カーデザインだけでなく
シュワイザーのヘリの実装系が絶対に必要です。
それこそ、ジェットも「アナログ系」が一番設計が進んでいます。
それこそ、コンピューターは全く使っていません。

ユーロコプター


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『コーラルはオークションで手に入るから、教えたい』


   


     1月 15th, 2019  Posted 12:00 AM



これは「コーラル・φ16cm」です。
私は美大の卒業制作で、
この一番憧れていた製品のユニットを制作に使用しました。
今、我が国にはユニットの製造はF社だけしかなく、
分解してみたこともありますが使いようがありません。
ダブルコーンで16cmのサイズ感はすごくいいのに、他にはありません。
もし、自分が創ろうと思っていたらこのコーラルを使うでしょう。
最近、どういうわけか周波数特性は取説に表示されていません。
おそらく、日本の音響技術はとても良い所まで行ったのですが、
全てのメーカーが潰れてしまいました。
東芝の音響部門も例にもれずに、今の東芝事件の前にです。
コーラルの「肌色コーン紙」は、どうあっても素晴らしい性能でした。
最近は、まだオークションで登場してきます。
オーディオは取説から、本体となんだったら見本品まで
愛用品がオークションで息長く取引されています。
それを見ながら、私は美大最終制作を思い出します。
全てのアンプからスピーカーシステムは、当時は暗記していました。
最近では、「いい音響を知らない」人が増えています。
音の問題は増えていて、医師も聴診器で聞き分けられなくなりましたし、
楽器演奏の音や子ども達の声も騒音か否か、
あるいは除夜の鐘の音が問題となる時代です。
聴覚特性をふまえたオーディオ機器と出逢い、
心震える体感をすることを勧めます。
「良い音響」は、音像と音場も分かるようにすらなります。


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「Ship of the Yearの審査員になって知ったこと」


   


     7月 9th, 2013  Posted 12:00 AM



恩師・平野拓夫元金沢美大学長が創立された審査委員になって、
海事関連に詳しくなりました。
そして、知ったことは大学に練習船があるということでした。
現・海洋大学(東京商船大+東京水産大)の帆船は有名でしたが、
三重大学の練習船もこの審査に出てきてやはり授賞しました。
そして今年は、鹿児島大学からの練習船はこれからの船舶、
その手本船舶になるような造船が施されていました。
かつては海洋・船舶まして水産となれば男専用イメージでしたが、
この船は「女性の船舶での行動など」については手本でした。
名前はずばり「鹿児島大学附属練習船・かごしま」そのままです。
水産学部ならではのこと、それは新しい水産業=漁撈の開発です。
大学の基本的な役割その象徴がモノになっていると判断します。
船舶はすでに電気推進での定速時運転性能の完備から、
船内の振動や騒音は制御されて静粛性と居住性の向上を基本。
特に、水中放射雑音性の抑制や環境負荷などは、
難しいことはさておいてもこれからの船舶のあり方がありました。
そして、漁撈の開発は、研究と教育の基盤のまとまりです。
これからの水産漁撈から、そのための観測・情報システムが完備。
私にとっては水産学部長からのプレゼンに感動しました。
正直、まず知らなかった世界、その未来を感じ取れました。
そして電気推進のマネージメントから高度なLAN計画が、
教員と学生、特に女子学生への配慮などは、
さすがわが国=海洋国家をすべからくを象徴していました。
私は、質問をしました。
それは、最近の学生たちの海事関係や水産関係への興味でした。
わが国の大学進学率は少子化もあって大問題になりつつあります。
また、私自身、「海洋デザイン論」で学生達が、
海上よりも陸上業務に関心を持っていることでした。
しかし、鹿児島大学には水産学部志望者がいることや、
女子学生の希望が増えていることでした。
また、国内に限らず、海外留学生や海外への教育をこの船舶で、
さらに拡大するという話は、日本だからこそを実現しています。
私は、三重大学の練習船も優れていましたが、
鹿児島大学はさらに練習船を進化させていることを、
もっともっと日本人は知るべきだと思った次第です。


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