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Posts Tagged ‘龍’


「巳年ってヘビ年だけど、もっと原意に」


   


     11月 17th, 2012  Posted 12:00 AM



十二支というのは、
本来は実にいい加減な12 進法だと考えておくべきことでしょう。
しかし、毎年、十二支の巡り合わせを「縁起物」にして、
一年間の日常を室内のしつらえにすることは、
楽しく喜ばしい知恵の一つだと私は思っています。
すでに、京都の老舗の和紙屋さん、
その店頭には「巳年の縁起物」が並んでいました。
巳年をヘビ年としたのは、ある種のたとえ話に過ぎませんから、
ズバリ、ヘビのオブジェ化はもっと十二支の根本に戻って、
巳は「包む」ことや「胎児」を示していることからも
オブジェ表現に深度を図るべきだと考えています。
「止む」とか「胎児」や「包む」など、
もっともっと深い意味作用があることを再確認しておくべきです。
自然の息吹や自然の成長や生命が育まれてくることなど、
その原意を思い起こすことです。
それでも、庶民的な理解の「ヘビ年」ゆえに、
ヘビのオブジェは大切な象徴と考えても一向に構わないと思っています。
毎年、自宅には十二支のシンボルを飾りますから、
玄関には今年は龍の描かれた大きな壺を配置しましたから、
巳年を表す陶磁器の壺を探しています。
ブレスレットも龍からヘビに変えようかとも思っています。
3.11という国難の中、
ようやく選挙もあって、もう一度確実な政権選択がかないそうです。
つまり、極限に達したところからの新たな生長や、
新しい生命が日本にあってほしいと願っています。
来春、
私は大阪大学を定年64歳退官しますから「止む」ことからの再出発です。
絶対に、ヘビのブレスレットなど、
来年のシンボルオブジェを見つけだしたいと考えています。


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「新たな年頭に自我捨象を念頭」


   


     1月 1st, 2012  Posted 12:00 AM


今年は、3.11を乗りこえていく最初の年です。
大地震・大津波・原発事故という私たちにとって
この苦難国難を共に抱えて乗り越えていかなければなりません。
よって、そのためには「自我捨象」が根本だと思います。
本年もよろしくお願い申し上げます。


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「歳末を感じる頃になった・・・」


   


     11月 9th, 2011  Posted 12:00 AM

「喪中につき・・・」、
このはがきが届いてしみじみともう歳末か、
こんな想いになりました。
母の親友だった小母様が逝かれた報でした。
91歳ですが無念でありながらもならば大往生でしょうが、
子供の時から、そして金沢での個展にも来ていただき、
お小遣いをもらってしまい、
断る私を親友が「もらっとけよ」と声をかけてくれました。
「母が生きていたら」と時折電話をくれる大切な小母様でした。
また私にとって大事な人が逝ってしまいました。
ことさらに自分の年齢と遺された時間を思います。
雑誌やwebsiteでも、「手帳やカレンダー」の広告、
そして先日は金沢で「干支・龍」の九谷焼置物をいっぱい観ました。
来年は「辰年」です。



あらためて、大好きな龍のブレスレットを出して、
磨こうかと想い始めています。
昨日、手術後最初のICDチェックをしてもらいました。
無論ながら順調ですが、
ドクターと、留学から一時帰国のドクターと
「日本人のためのペースメーカーやICDが当然必要」、
そんな会話をしました。
人工臓器学会からは「補助人工心臓について」の案内が
届いていました。日本製ICD開発は国内生産困難です。
なぜ?誰が駄目にしているのだろう?
そんな連中に「ご政道」はありえません。
今、私の生命を監視し、万一の場合の緊急処理機器には、
デザイナーとしてものすごく不満があります。
私にとって、先般2台目となったICDも守り神ですが、
来年は「辰年」なら、
龍のブレスレットも大事な守り神になるでしょう。
3.11で私たちは多くの同胞を失いました。
哀しみいっぱいの年でした。
もう歳末に入りますが、オーロラがあったりの異常性、
タイでの大洪水などとんでもなく自然驚異に包囲です。
おそらく来年への備えに今年は早く入るべきでしょう。
母の親友の逝去の報にあらためて歳末の感があります。


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