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『たとえ電子ブックで読んだとしても、映画ストーリーに!』


   


     7月 7th, 2014  Posted 12:00 AM

もともと中学時代から小説家志望だった私にとって、
読書対象は、小説・百科事典・辞書、そして専門書です。
小説家はどちらかといえば女流作家であり、次には文章力です。
私の明確な文章力というのは詳細で緻密正しく、文節量の読みやすさ
そして、小説家を決めたら徹底的にすべての著作を読むことです。
私は、高校時代には小説家になるためにどうすべきかを
徹底的考えぬいた自分の進路を決めていましたが、
気づいたら、美大に行き、デザイナーを天職にしていました。
デザイナーとして、それなりに著作も書き、出版してきました。
これまで全著作を読破した作家はまだ12~3名程度ですが、
なるべく文庫本になってもらえれば、蓄積するには好都合です。
最近は電子ブックであれば、それで充分かもしれませんが、
なんとなく、読み飛ばしてしまうことと蔵書にする意味には
大きな違いがあると思っています。
「男ともだち」、久しぶりに丁寧で緻密な表現でした。
なぜか小説といえば、男と女、時代小説、心情ものに惹かれます。
私は、できる限り「共時性」を時代とともに、
小説=私の能力では書き上げられません。
映画=監督をしたいとは思いませんが、見届けたいと思っています。
音楽=これはオーディオマニアでありすべてのジャンルが好きです。
デザイナーでスタートしたときには、シンセサイザーデザインを
そして社会人としてオーディオだけでいいと思いつつも、
やはり、どこかで小説家への憧憬はまだ胸の内にあるようです。
しかし、デザイナーとして、しかも工業デザイナーとしては、
すでに「図鑑」と呼ぶ作品集も、もう一冊は出版したいのです。
ひたすら、この若い小説家の全作品を読み切るつもりでいます。
この小説ストーリーが映画になったらと思っているくらいです。
その時の音楽も、ポップなら、クラシックならと思っています。

「書くための万年筆の真の意味」
『出版を「モノのデザイン」にしていくために』
「デザイナーを選んだ理由を再度確認」


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