kazuo kawasaki's official blog

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「April.13.2013・淡路島震度6弱」


   


     4月 14th, 2013  Posted 12:00 AM

この時間、私たちは起きていました。
想像通りでした。
私の32階最上階は大きく揺れました。震度3でしたが慣れません。
iPhoneの地震アプリも大きく反応しました。
NHK-TV報道では、落ち着いた報道が始まっていました。
しかし、手立てはまったく不明です。
いつ止まるのかも分からず、もっと大きなのがやってくるかも知れません。
私が想像していたのは、
数少ない報道からでした。
昨年末あたりから、大阪湾では大きな石亀の死体があがったり、
鳴門海峡でマグロが大漁ゆえに、
マグロの釣り道具やアマチュアの釣りマニアがマグロ釣りに驚喜している。
このような報道を関西では面白おかしくやっていました。
海の動物が異変をおこしているかぎりは、
「何らかの地殻変動がある」はずです。
報道業界には、ニュースになって、マグロ大漁あたりにとどまらず、
なぜ、地殻変動があろうが無かろうが、
もっと詳細な報道にしていってもらえないのだろうかと思ってました。
友人の何人かには、南海地震が近いかもしれないと話していました。
淡路島が震源とすれば、
かつての阪神大震災との関連がもっと語られるべきです。
そして、地殻変動での活断層を語るのはあきらかに科学的な間違いですが、
そこに焦点をあてられるでしょう。案の上でした。
私は、地殻変動は海の生物異変で語られると同時に、
「液状化地盤」をもっと克明に調べるべきと考えます。
「March.11.2011」以来、
危機管理工学プロダクトデザイン寄附講座」を
すでに阪大を退官した私が、
特任でプロジェクトリーダーを務めます。
しかし、「危機管理学」や「地震」関連は、
資料が海外に比べて少ないと思っています。
大きな揺れが来て、心配になったのは「光造形室設備」でした。
明け方には、研究室に居た学生から無事との報告がありました。
SNSにて、後輩夫婦とやりとりし、東京の後輩から電話がありました。
FBでもすぐに後輩からメールが届きました。
すっかり朝になると、やはり「液状化」が伝えられました。
私は、常に海の生物異変と、
地震の関係と液状化地盤報道が必要だと思っています。


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「kobo Touchから見えてくる『青空文庫』の偉大さ」


   


     8月 9th, 2012  Posted 12:00 AM

電子書籍はなんといっても
評価すべきは「青空文庫」の存在です。
88?90年代、HyperCardの出現時にこの「青空文庫」が登場してから
これまでの活動は大評価すべきデジタル図書館と言っていいでしょう。
そして、日本の出版業界は
大手出版社・出版流通制度に縛り付けられていて、
「デジタル文化」をガラパゴス化したと私は指摘しておきます。
そして、楽天はカナダ・kobo社を傘下にして、
ようやく「電子リーダー」を商品化しました。
ところが、私も購入して大落胆せざるをえませんでした。
批判をしたいとは思っていません。
なぜなら記述すれば、それは「非難」になるものと考えます。
これでは、日本の書籍のデジタル流通を
またまた台無しにしてしまった商業主義そのままだからです。
商業主義であってもいいのですが、問題は、
読書文化を踏み台にして「利益獲得商品」にすぎません。
まだ救いになっているのは、
「青空文庫リーダー」として成立しているということですが、
青空文庫1064冊/11407冊収蔵までしか読めないことが
商品背景に電子書籍データが不完全なことを示しています。
商業主義だけ出版社などは読書冒涜も告白愚弄の有様表示。
私の領域、プロダクトデザインとして評価すれば、
順当なデザインと言いたいところですが、
背面の造形処理などはアマチュアだと指摘しておきます。
読書中の掌的触感は無視されています。
つまり、デコレーション処理造形では「滑りやすくグリップ感』無し。
最もKindleはじめほとんどがこのグリップ感を実現化していません。
願わくば、これはイニシャル商品です。
そして、電子書籍リーダーのシステムは完備し始めたところですから、
第2弾商品は、
「日本ならではの国際的商品化」を絶対に目指してほしいと願います。
「自炊」を個人的、研究室的に進めています。
私たちの「自炊ライブラリー」は、
仲間内的にはさらに大きくしていくつもりです。
今回、kobo Touchは、クレームが多発しましたが、
それはみんなが電子書籍リーダーを渇望しているからです。
むしろ「青空文庫」はまさに裏方として、
本当に日本の読書体系を地道にデジタル化してきました。
私は、「青空文庫」こそ、
すでに書籍のデジタル化を見据えてきた偉大な活動であり、
このことをもっと称讃すべきだと思っています。
kobo Touch2に大きな期待を持っています。
少なくとも印刷書籍形式とデジタル書籍は
「読書文化」として共存していくことが望ましいと考えています。


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1月9日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 9th, 2011  Posted 10:00 AM

1月9日 大安(甲子)

業者は、
納入する自社商品については
プロフェッショナルでなければならない。

これがアマチュアなのだから始末が悪い。
日本の教育制度だけではない。
この入札制度や、
納入業者の質が悪すぎるのだ。

『デザイナーは喧嘩師であれ』教員極道


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