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『資本主義からの逃走』
「『情報』と『デザイン』の組み合わせは時流コンテクスト」


   


     10月 24th, 2010  Posted 12:00 AM

時代コンテクストが影響
「情報デザイン」と「デザイン情報」を熟考します。
以下の熟考方法を提案しました。
  1■ 形容詞的に名詞(決定語)とする
  2■ 名詞と名詞によって新たな概念を派生し意味内実を強化
  3■ 動詞+名詞=名詞を対象とした動詞概念を明確化
  4■ 名詞+動詞=対象概念への動詞目的を強調する
  5■ 記号論=道元の現成公案的な新たな意味概念の象徴化
以上の考察をする前に、「情報」と「デザイン」には、
時代性、時流性、もっと大きな展望を加えると歴史的な変遷、
それは時代コンテクストが影響していることをみておきたいと思います。
無論、「情報」の意味と「デザイン」の意味が、
時代性での変容が影響し関与するわけです。
まず、デザインを時代的にデザイン意味を拡張したり、
その役割を時代性との共時性をもたせようとしたことが考えられます。
それは、「情報」を形容詞的に冠詞化することで、
デザイン本来の意味と情報を同値化しようとしました。
「情報デザイン」に限らず、「工業デザイン」とか「商業デザイン」というように、
形容詞的=冠詞的な呼び方が生まれました。
コンピューター、特にパソコンの登場や、「情報処置」・「情報工学」などと
デザイン実務を同列にしようとした時代の名残があります。
当時は類似した呼び方には、「環境デザイン」という言葉があります。
深度がなかった初期の「情報デザイン」
結局、この呼び名が利用された時期には、
「情報デザイン」に対する深度ある定義性や、
知識集約度が形容詞的に「情報」をデザインには結び付けていなかったこと、
それが事実だったということを明らかにしておくべきでしょう。
結局「デザイン環境」という言葉運用は未だに見かけることはありません。
むしろ、商業主義的な「デザイナーズマンション」という言葉がありますが、
「情報デザイン」対「デザイン情報」とは、まったくその意味の差異性はありえません。


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