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『日本人にもサングラスが必要になってきた』


   


     5月 29th, 2014  Posted 12:00 AM

「サングラス着用の方入店お断り」という看板がありました。
サングラスが、道を外れたその道の人、と言われていた時期。
ところが芸能人、ロックミュージシャンがサングラスを
ファッションとして身に付けだしたガジェットになりました。
私自身も、社会人20代の頃は、ブルー色の度付きグラスを
あたかもサングラスのように日用品にしていたことがあります。
その後、メガネフレームのデザインに関わり出して、
オプトメトリクス養成の専門学校テキストを、
企業の人からフレームデザインをし始めた私を教育するために
徹底的に教えられて、ブルー色サングラスのことを学びました。
その頃から、オゾン層の破壊とともに、
地球上の紫外線が極度に増加し始めてきました。
ともかく、地球と成層圏の様々な問題は現代の天災とも
ある種の科学的な見解が解明に向かっているようです。
しかし、紫外線は、眼球の虹彩とも関係が出始めました。
当初は、モニター直視状態から、「ドライアイ対策」のため、
モニターのブルー発色よりも重大な対策メガネに適用を考えました。
その偏向液晶レンズの適用から「瞬感」というサングラスが出来て
商品化をすることで、ドライアイ対策グラスから、
今度はサングラス適用が可能になってきました。
現在は、まだ、濃度変換によって「眩しさ対策」ですが、
ここから、メガネ性能・効能・機能が未来に向かっています。
それはやがてウェアラブルPCにつながってくるものと考えています。
メガネフレームも、ドライアイ対策を進化させてきました。
ただし、これはサングラス性能だけを追いかけています。
私は、まず、性能表現の技術を製品化して商品展開をし、
それが、効能=社会的な存在価値となって「機能化」させる、
これが私の「商品デザイン」手法です。
日本人にとってもサングラスはいづれ、
新たな機能グラスに進化するものと確信しています。

瞬感(SHUNKANサングラス)
『「瞬感」SHUNKAN=液晶サングラスを実現しました!』
『PCメガネはドライ・アイ対策でなければいけない』


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