kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘図解’


『曼荼羅とCPUは3×3の思考形態が同一である』


   


     5月 22nd, 2019  Posted 12:00 AM

CPU=Central Prosessor Unitはコンピュータの思考回路です。
曼荼羅は、そのCPUの機能実装の図解だと解釈しています。
この写真は、左には金剛界曼荼羅、
右に思考し実行を図るための曼荼羅チャートです。
3×3の思考のチャートをリフィル化して手帳に入れています。
なぜ、CPUと密教界の曼荼羅を組み合わせているのか、
私にとっては常に思考を実現化する
論理化するテーマとしてあるのですが
今になっても不明でその解答は分かっていません。
私の作品「DNA MANDARA」という曼荼羅から
DNAの二重螺旋が浮かび上がる仏壇や
Mind Top (Apple社提案)など、
3×3の9体、仏像を「涅槃金剛界厨子」で、
その思考をかたちにしたこともあります。
おそらくMacアプリケーションでも初期からあります。
発想から思考へ、論理化して実行へと誘ってくれます。
それは、祈りから悟りへ、そして思考の浄化へと
自分自身を導く曼荼羅の世界観なのです。


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『現代音楽は絶対に知らなければいけません』


   


     1月 31st, 2019  Posted 12:00 AM

シェーンベルクとクセナキスが最高。と、
ほとんど口にしたことがありませんでした。
私の終活=終活とは、整理を付けるということ、
ワイフに言わせれば、結局やっていないと言われますが、
レコード盤は自宅には100枚だけにしました。
中でもシェーンベルクとクセナキスのレコード盤は特別です。
ところが、研究室には名古屋の事務所から
移動した400枚が収蔵してありました。
仕事柄、また趣味的にも音楽のジャンルは
幅広く精通していましたが、
実のところ、言えずにあるいは言わずにいましたが、
現代音楽が私の身体感覚に合っていると感じています。
「なぜ、この自分たちの音楽がわからいのか」と言っていた
「電気グルーヴ」のTV番組を視て
私は彼らの思想を初めて聞きました。
音、メロディ、リズムも視聴者が楽器や演奏者と結びつけた想定、
創造から超えた音楽の存在は、頭だけで理解しようとすると
まずは「わからない」となるんだと思います。
デザイン教育の中で、図解、図式を教えていますから
「図譜」を何枚も書いて見せました。
21世紀美術館での私の作品展パンフレットには、
ビートルズの音楽をクセナキス風の図譜にして
グラフィックとして表現しました。それこそ、
シェーンベルクの図譜では12音を確かに置いています。
クセナキスは、大阪万博でも音響装置として
鉄鋼館の貴重なプログラムに参加しています。
千個のスピーカーで12chのテープ再生が可能、
フランソワ・バシェの「音響彫刻」を備えた鉄鋼館では
クセナキスの「ヒビキ・ハナ・マ」が演奏されました。
IBM360での作曲やレーザー光線による音楽実験場となりました。
『スペース・シアター:EXPO’70 鉄鋼館の記録』に収録されています。
私はこの世に何を置いていくべきか、
終活でしばらく整理しつづけます。


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『1992年に私は「ライフスタイル」を書いている』


   


     8月 18th, 2018  Posted 12:00 AM

未来について、という意味でのコンセプトという書籍は減っている。
もちろん20??はありますが、デザインコンセプトではありません。
これが、この書籍の基本であり、それこそ未来だと思っています。
現在はなかなかこうした書籍が減っていることが、
建築界、デザイン界でも減少しています。
これが1992年出版でした。私は多分「ライフスタイル」でした。
ちょうどその頃には、「生活様式」が市場でも専門的なモノではなく、
そのモノを取り囲んでいるモノ全般で、そのモノを生活様式で語っていました。
私がその頃には、ある哲学書で「ライフスタイル」が中心でした。
したがって、ライフスタイルがどこまであることで、日本と海外が異なり、
日本では敗戦後に米国の進駐軍からもたらされていました。
私は1972年に社会人デザイナーになりましたし、
1991年には毎日デザイン賞を受けていました。
そしてその頃には「バブル」経済。
私はほとんどApple本社と仕事をしていました。
ともかく東京は狂っていると思っていたのが
福井いる私のバブル経済への感想です。
そしてこの書籍は2018年になって建築家・デザイン批評家・デザイナー達の
現在のことがほとんど当たっています。
この書籍では、二つのことが欠落していました。
まず、地震国家であることと少子高齢化のことでした。
私のレベルでは、当時は図表・図解化を起こしていました。
この図解は、スタッフ募集の時に彼のポートフォリオにありました。
その彼は今では大学人になっています。
なお、この書籍は今も売られています。


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07月20日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 20th, 2017  Posted 12:00 AM

07月20日 先勝(戊申)

発想は、
「点・線・面」にあり、
それは光造形から3Dプリンターと
「三角形・四角形・円」にあり、
これは図解する行為に
発想へと連動する。

川崎和男の発想表現手法


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『二等辺三角形の点と辺:線の配置から要素と要因』


   


     4月 25th, 2017  Posted 12:00 AM

正三角形は仏教的には存在しない、ということを私は全否定をして、
正三角形を造形言語とし企画書図解に応用してきました。
その正三角形には4つの配置を基本にしています。
そこでさらに、その配置から一つを取り出してみれば、
三つのグラフィカルなレイアウトを例示することが出来ます。
bとcを要素として、点aに統一されたとするなら、
b-cとaが近接しそうとするなら、
そしてb-cの距離:これは要素bと要素cは要因の距離感を表しています。
これとは対照的にb-cのセンターから、
点=要素aは、近づいているbとcが
aに統一される要因の最短距離もしくは最短時間、費用を示しています。
私たちは欧州的な三位一体ということに慣れ親しんでいることで、
金剛三乗や阿弥陀三尊の配置、その要素と要因を知りおくべきでしょう。
とりあえず金剛はダイヤモンドの具体名であり、
鋭利な武器を具体化することで、
抽象的には知恵の要素を3つとし、
なおかつその要素の連鎖性を3つに要因化しています。
デザイナー諸氏には、変形、特に二等辺三角形の4つの配置を
金剛乗的な思考方法の図解化です。
正三角形と二等辺三角形は思考の要素と要因、これらの配置が、
造形言語になることを私は再度提示したいと考えた結果です。

* 『アナログの極致=レコード再生のカートリッジ』
* 「カレイドスコープ=万華鏡というレトリック」
* 『負のサイクルを即刻停止させるデザイン』
* 『パノラマ的な拡大は詳細を見詰めることだ』
* 『曼荼羅図に「思」と「考」を配置して論理を確認する』


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『芸術工学からコンシリエンスデザインに』


   


     4月 12th, 2017  Posted 12:00 AM

名古屋市立大学芸術工学部の新設時から、
大学人になった私は、当時の「芸術工学」を
「デザイン&アーキテクチャ」としました。
それから、わが国のデザイン教育を詳細に見詰めてきて、
デザイン理工学・デザイン医工学・デザイン文理学・デザイン政経学として、
これを大阪大学大学院に持ちこんだわけです。
そして、今ではさらにデザインを「コンシリエンスデザイン」として、
さらにデザイン実務とデザイン領域の設定をやり直しました。
ところが、今ではデザインは様々な大学に学部や学科になりましたが、
残念なことは文科系が主体になってきており、
将来、実務家としてデザイナーを目指す学生も、
雑貨品デザイナーが多くなってきているようです。
これは明らかにデザインの本質的な意義が未だに美術系、
すなわち、文科系に寄りかかっているからでしょう。
世間的には、経営としての「デザイン思考」が語られますが、
これはデザインの本質を逸脱していると私は明言できます。
なぜなら、コンシリエンスデザインは、19世紀の造語ですが、
文科系+理科系・学術系+芸術系の統合は、
四つの統合があるからです。
規模的な統合・機能的な統合・ネットワーク的な統合・文化的な統合、
こうした統合論から、改めて、問題解決、価値的な創出、未来創成が
デザイン成果の目標と目的になると帰納的な定義にもなるからです。
こうした見方から、この図解を詳細に見詰め直すことを望みます。
特に、問題解決のためには、問題を再提起し、
価値には安全・安心・防災・防犯が未来創成には必要と考えるからです。
そしてコンシリエンスを支える基盤がレジリエンス、
すなわち、どんな状況でもレジリエンス=精神的にも
強靱なことが希求されるからです。
コンシリエンスデザインはそのままレジリエンスデザインとは
通底していると私は断言することができます。

* 『行学はデザインにあり・「KK適塾」を開始します』
* 『匿名的な知恵=silienceである』
* 『「くまモン」参加のワッペンでレジリエンスデザイン』
* 『サイエンスの限界にある美学性をさらに造語化』
* 『コンシリエンスデザイン学域の統合図解』


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10月27日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 27th, 2016  Posted 12:15 AM

10月27日 大安(壬午)

図解をすべて知ること。

図表
図式
図譜
・・・
・・・
・・・
いくつあるだろうか?

川崎和男の発想表現手法


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9月27日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 27th, 2016  Posted 12:00 AM

9月27日 仏滅(壬子)

「図解」には
二つの種類、
あるいは種別がある。

イラストレーションと
ダイアグラムだ。

イラストレーションは
基本は「絵画」。

川崎和男の発想表現手法


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9月26日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 26th, 2016  Posted 12:00 AM

9月26日 先負(辛亥)

図には7つある。

表(table)
図表(graph)
図式(chart)
図譜(score)
図解(illustration)
図面(draft)
地図(map)

川崎和男の発想表現手法


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9月25日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 25th, 2016  Posted 12:00 AM

9月25日 友引(庚戌)

「図」には、
・図表
・図式
・図譜
・図面
・図解
などがあるが、
もっと、「何」があるか?
知ってほしい。

川崎和男の発想表現手法


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