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Posts Tagged ‘大変’


『食事前のチョコレートカカオ86〜88%』


   


     5月 10th, 2022  Posted 9:50 PM

デザイナーなので、見た目と見かけを気にかけています。
まずはデザイナーにとっての手はとても重要です。
どんな手で、デザインしているのでしょうか?
指先まで意識が届くよう手入れします。
次に瞳、とは言えないな(だから、まなこ)なんです。
目じゃ駄目であり、ともかく、純粋なまなこがいいです。
目は口ほどにモノを言う、「何してるから、汚い目なんだ」と
行い次第で、欺いていると、まなこに表れてくるんです。
心の濁りで目が濁っている中年、老年にならないよう心がけています。
眼力、見通す力もデザインには必要だから。
そして、見かけ年齢に影響するほうれい線、顔つきは
いい年齢を重ねてきた証として自然で清潔なケアをしています。
眉も目も鼻には孔が二つ、歯は上の歯と下の歯とバランス、
均衡も表情と合わせて美しく見えたり、
不格好に見えたり、生き方が影響したり。
歯は、やはり年齢で、口腔外科的に管理したり、
一般的なホワイトニングで「真っ白い歯」、
きちっと習慣づいた歯磨きと、とても大事で大変なことです。
頭脳で身体を酷使していたのでかつては奥歯がボロボロになり、
思えば今はきちんと管理できています。
そういう経緯で、今はマスクですが、相手の歯を注視してしまいます、
ついつい歯のことを言ってしまうこともあるのでごめんなさい。
と言うような見た目と見かけのために朝食はしっかりゆっくりとります。
「Breakfast」は断食をやめるという意味ゆえに、
地肌に良い栄養が沢山あります。
デザインを考えたり、動画に夢中になった徹夜明けも、
Breakfastをおすすめします。
その食事前にはチョコレートカカオ86〜88%、私の日課です。


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『ロボットも、生物兵器も大幅に変わるでしょう』


   


     7月 26th, 2020  Posted 6:22 PM

今、一番欲しいのは「四本足のロボット」です。
もし、この状況が自宅にあったなら、とても怖い存在でしょう。
「ヒアリ」は、日本にはいなかった外来生物です。
これがやたらと増えて来ています。
私なりには生物兵器を本当に持ち込んできた、と思っています。
「生物兵器」としては米国が出来ると発表した「蚊の形態」があります。
どれも「鬼気迫る形態」をしています。
今回の「新型コロナウイルス」は、武漢の研究所からワクチンも
無い開発途中のウイルス流出だと発信してきました。
さらに、言ってしまえば日本でも、
私立大学の獣医学科設立には、とんでもないですが、
あるセンターには、いくつかの有名大学から教授たちが、
「化学兵器と生物兵器、さらにインターネット」を対象として、
日本でその「軍事技術」研究とは言えないのでしょう。
元来の「戦争用」とは、一般人を巻き込まなかったのです。
政権が「正当な話」をすればいいのです。「宇宙軍」のように。
まあまあ、世論は「大変」でしょうね。
だから、「闘争用」なら、一般人を巻き込まないのでしょう。
新たな戦争は形を変えて、人員を出さない兵器合戦が始まるでしょう。


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『イートピア』新しい都市創造の原理のチェックシート


   


     5月 14th, 2020  Posted 3:33 PM

『e-』トピア
新しい都市創造の原理 
ウィリアム.J.ミッチエル・著

現在、私たちは地球規模の大変な医療崩壊に入っている。
これには、情報化と情報の社会構造の変革が述べられている。
これを「手がかり」にして、
パンデミックの都市構造とインターネットでの
新しい改革をチェックしている。


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『科学も宗教も、「願い」だから祈祷札があるのです』


   


     4月 15th, 2020  Posted 12:39 AM

コロナウイルスの収束、そして終息をみんなが「願って」います。
世界の医療従事者の臨床対応の闘いに感謝し、「願う」のです。
基礎研究での解明と、ワクチン開発を待ち望んでいます。
3月末に、日本の各地で感染が拡がるなかで、
疫病=マラリアを除ける江戸時代に使用された版木から
復刻した厄除け霊場のお寺がありました。
宗教で人々に救いの手を差し伸べる動き・「お札」でした。
そして私達の移動が制限される最中故に、
お寺に参拝しなくてもよいと郵送で届きます。
しかし無料で授与されることを利用して
「性悪説」の日本人が出てきました、転売行為です。
許しがたい行為、全てを現行犯として、
逮捕が一般人でも可能にしたいくらいです。
三密を避け、SocialDistancing、stay homeで身を守る中でも、
自分のことしか考えていない人が大変多くいます。
科学の救い、宗教の救い、に対して「性悪説」の人は、
この国難に「善」へと切替えてもらいたいのです。
誰でも陽性になることを思考し、
願いを込める科学も宗教も同じの願望です。


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『ユネスコ遺産から戦争をという意図には絶対反対』


   


     11月 7th, 2019  Posted 12:00 AM

台風から水害、今度は火災に見舞われています。
自然災害、人災、犯罪から安全と安心を獲得するのは大変です。
世界情勢も様々な局面を迎えて、またTOKYOオリンピックという
大きなイベントを控る中、見通しが甘いようです。
私は、これだけ他国のスパイが多い我が国では、
スパイのミッションで起こりうるテロなど含め災害から守るべき、
ユネスコ遺産や文化遺産、建造物には、
最大限の「知恵と資金」での対策を望んでいます。
そして公安を通じて、スパイの検出がとても必要となってきているのです。
007やミッションインポシブルの見過ぎでしょうか、
否、そうは言えない情勢だと判断しています。
それこそ、スパイなど全く必要が無かった我が国は、
とても平和で良き国家になってきたと思っていましたが、
どうしても、はっきりと明言をすれば、中国・韓国・北朝鮮、
それらが新たな策略=designになってきています。
とても嫌な事態になっているとしか言えない世界観だと思っています。
首里城、そして白川郷だったりすれば、
残念ながら、根付いた文化が消失します。
「文化遺産防災学」、ちょうど数年前からこの分野の専門家が、
デザイナー仲間のご子息で、拠点のある京都はもちろん、
地域や世界での活動をうかがっていました。
そして私の研究拠点も、危機とはRiskとCrisis、
「危機解決学」構築のためのコンシリエンスデザインです。
それは、「危機管理学」ではない危機は管理はできないという、
いとこに助言された「危機解決学」は必要なのです。


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『「Ship of theYear」の審査結果も負けている』


   


     7月 4th, 2019  Posted 12:00 AM

今年2019年の「Ship of the Year 2018」の審査です。
私は70歳ですが、審査委員として最も若いのです。
そして、この審査は、相当に海の知識の専門性を要します。
また各審査委員の専門もバリエーションに富んでいます。
私自身も、浮力や船の重心、船底形状、走行特性など、
この審査に関わり10年で深まりました。
海図が全部頭に入っている船長組合の名誉会長が
プレゼ担当者に投げかける
「それで走行できるのか?」という質問への回答は
それこそ大変だと私は思っています。
今、船舶事業は不況です。
また日本の漁業も衰退しています。
遠洋漁業の日本の法律が、
中国や韓国ですべて壊されています。
成長していない魚を必ず海に戻す日本に対して、
彼らは魚を捕り放題です。
こんなことをしていたら、地球の海に魚はいなくなるでしょう。
そんな中70年ぶりに改正漁業法が成立し2020年施工されます。
日本の漁業生産量の底上げと漁業資源の回復を期待しています。
世界において船舶は1位だったのが6位となり、
船を依頼する日本企業はいなくなることを予測しています。
ますます航海では外国人労働者が圧倒的に増えています。
私は、船舶の技術に、
もっと他の産業を入れるべきだと主張しています。

* 今年の審査結果


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『DESIGN TOKYOでの「PROTO LAB」を充実させる』


   


     7月 11th, 2016  Posted 12:00 AM

「DESIGN TOKYO」は現在4名の審査委員で出展を決めます。
それだけに審査は3ヶ月かかっています。
その展示会の傍らに「PROTO LAB」を自分の発案で設置、
国内の次世代デザイナーに廉価なブースで作品展示をしてもらっています。
理由は、すぐにミラノサローネでの出展を試みる若手デザイナーが
ミラノに大変高額な自分費用をかけていることへの反発でした。
ミラノで発表する意味など若手には全くありません。
今年度は「DESIGN TOKYO」で昨年からグランプリを出しているので、
次年度から「PROTO LAB」でも表彰してほしいという声が出ました。
確かに、今年度も才能を3人ほど見つけました。
そして大企業のデザイン部長からアドバイスがあったとも聞きましたが、
「そんな考えではあの企業も危ない」と言ってしまいました。
先輩デザイナーとしての経験やアドバイスを一杯していくのが
もはや自分の役割だと思っていますから、出来る限り懸命に伝えています。
ガラス作家・長町三夏子さんを見つけました。もう一息の作品でした。
ガラス工芸の難しさも充分に知るだけに、
製品アイテムを増やすことや
これまでのガラス工芸が気づかない分野などを伝えました。
毎年、この会場で対応する以前に教えたいことが
本当に山ほどありますから、出品者を拡大することや、
是非ともこの領域まで「デザインを拡大」してほしいと思いました。
展示会主催者には、なんとしても三つは伝えて実現をしたいと思います。
最近、経師=ブースづくりがとても下手になってきています。
また、出展各社にもっとヒット作を出してほしいのです。
「PROTO LAB」からはスターになる若者が突然TVに出演しています。
そして審査委員を増やして海外への進出を増やしたい、と思っています。
もちろんこの分野の出展者にも
受賞・グランプリを出したいと思っています。
その分、自分自身、
次世代デザイナーへの新分野デザインに精進しなければなりません。

*『DESIGN TOKYOのPROTO LABから次世代デザイナー出でよ! 』
*『天衣無縫な時代と社会に活気がある』
*『DESIGN TOKYOはホスト国として拡大させる』
*「デザインが根付かないままに・・・」
*『若手デザイナーの海外個展を応援する』


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『経年変化無し素材開発と道具使用を次世代に』


   


     7月 6th, 2016  Posted 12:00 AM

「カッターナイフ」という日本人の発明は凄いと思っています。
一昨年に、このカッターナイフの刃先カットとそのストッカーユニットを
「日本文具大賞」で受賞させたことがあります。
最近、美大に入学してくる学生が、カッターナイフの意味を知らないと
そんな話を聞いていました。
これは私も経験したことがありますが、剪りを知らず、
木工でいきなりその刃をことごとく折られたことがあります。
もっと、大変な事態は半田ゴテを知らずに火傷が多くて、
旧帝大でも半田ゴテを使わせるために保険に入らせることもありました。
自分の研究室でも半田ゴテ使用を5000回練習ということもありました。
この傾向はますます強くなっているようです。
さて昨夜、盟友・光野有次氏が再計測しながら、特に「背もたれシート」を
彼の自作したナイフで大まかにカットしてくれました。
その風景を見詰めていたワイフが今度は、
彼のカットしたウレタンフォームを「カッターナイフ」で
もう一度、調整をしてカッティングし、再構成をしました。
このウレタンフォームが成しえてきたことはとても意義深いことでしたが、
この素材には経年変化が起こります。
私の作品でウレタンフォーム素材は海外の美術館では永久収蔵されません。
今、ようやく経年変化無し、硬さもコンピュータ制御可能で、
なおかつ人体内に設置してもOKの素材が出来ました。
これは3D-Printerで可能になってきた技術です。
これを3D-Printingと呼んでいますが、やがてこれまでの経年変化や
リサイクルに高コスト素材は無くなっていくでしょう。
HUSATやHCDでのとりわけデザイン医工学・デザイン看医工学の対象には、
新しい素材が適用されていくものと判断しています。
光野氏とワイフのおかげで、
変形してきた体型を矯正する車イスシートが幸運にも出来上がりました。
新しい素材での電動車イスデザインは、自分の役割になったようです。

*『3D-Printingの基本にもう一度戻るために』
*『日本戦略は二つある。3D-Printerと3D-Printing』
*『三つの革命・予測は当たっていた』
*『3Dプリンターブームは「軽薄な流行」にすぎない!』
*『なぜ、私がヘッドホンにこだわるのか』


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『「機能」と「デザイン」=日本文具大賞の審査基準』


   


     6月 11th, 2016  Posted 12:00 AM

「日本文具大賞」は25回目になるそうです。
自分がこの審査委員長になってから受賞作品は「必ず」大ヒットします。
そのこともあってか、毎年応募点数が増え続けています。
この時期は前後して「Ship of the Year」の審査もあります。
船舶業界は例年に無く大不況であり、日本の造船や漁業界は国際法変更で
日本苛めが相次いでいます。
この審査は各社のプレゼですが、
審査委員の厳しい検証には応募企業は答えるのが大変だと思います。
変わって、文具関係の審査は日常性があるのですが、
今回は応募点数が多くてその中での受賞作対象はwebsiteでも検証しました。
さて、この審査には
「機能部門」と「デザイン部門」をあえて分けています。
審査委員長として明確に分けておきます。
「機能部門」というのは、
デザインといえば機能ということではありません。
モノとしての性能、その進化性を見て、
社会的に存在する効能が備わっているかがまず選別対象です。
では「デザイン部門」はというのは無論、
機能性=性能+効能の基準をこえ、
さらに「美学的な解決」までということを見ます。
残念ながら
デコレーション=装飾がデザインという思い込み企業が多いこと、
これはデザインに対する誤解がまだ残っているということです。
したがって、それなら「デザイン」は統合的とすみ分けますが、
機能部門はデザインの統合性でも性能と効能の技術進化を見ています。
したがって、企業は両部門に応募されることが多いのも事実です。
この審査は7/6に「国際 文具・紙製品展」にて
グランプリと受賞作が発表です。
今年も必ず、受賞作は「流石に日本のモノづくり」として、
極めて日常的な手元でのふれあいが確認できるでしょう。
そして、この審査での「デザイン」「機能」を
改めて検証していただきたいと思っています。

*『売れるより売る文具大賞グランプリ』
*『日本文具大賞審査=受賞すれば、必ずヒットする!』
*『ISOTでの勘違いを発見』
*『2012『日本文具大賞グランプリ』は書くことの再確認』
*『わが国の展博・コンベンションデザインは遅れている』


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『レジリエンスデザインは真正面で自殺と向き合う』


   


     6月 10th, 2016  Posted 12:00 AM

正直、油断をしていました。
デザインが最も対抗するべきは「死」への態度でした。
したがって、Resilience designとは、
人間が、ストレス・プレッシャーに対抗するための
「強靱な精神力」をデザインすることでした。
勿論、あの3.11天災人災においても自殺に追い込まれた人がいたこと、
その反省から、レジリエンスデザインの必要性を掲げてきました。
まさか、熊本地震において、
まだまだいつ終止符となるかもわからない地震は連続しているのです。
わが国の報道も、もう落ち着いたかのように熊本関連のニュースは無く、
それだけに気が抜けてしまっていたのかも知れません。
現場である崇城大学、九州大学からは、行政が極めて大変であり、
ようやく写真記録も、という報告はありましたし、
報道されないともはや我々は忘れがちになってしまいます。
「自殺者が出た」というニュースで、
とても混乱しました。
デザインが自殺と面と向かったとき、
何ができるのだろうと必死で考えている
そんなアイディアをまとめています。
国際的なコンサルタントにもヒントを求めました。
「恋愛感情を持つこと」、
「何事かに熱中して生きている実感」を維持していることがその答でした。
人は、自分で自分の命を絶ってはならないのです。
その最大の理由は、命は自分のものではないからです。
直接的には父母に与えられた命ですから、
自分でそれを断絶することは辞めるべきです。
「葉隠」の、
「死ぬ事と見つけたり」の意味をもう一度振り返るべきです。
プレッシャーやストレスに押しつぶされようとも、
それを突き返す強靱なる自己を持ち続けるには、
デザインとして生き延びる力を守り抜ける
自克心の育成、激励が必要なのです。
「レジリエンスデザインチーム」は、
なんといっても「自殺」と真正面で対決することを再確認しています。
その早急なデザインアイディアを実務実践するつもりです。
「負けるな!」「泣くな!」「生きるんだ!」というこのフレーズから
Resilience Designを展開していきます。

*『病院という制度の中の患者心理・私の場合』
*『大雨・洪水・山崩れ・・・自然とは調和できない』
*『瓦礫と化した自動車が問題ではない』
*『コンシリエンスデザイン仮説をレジリエンスデザインから』
*『危機解決学としてのコンシリエンスデザイン』


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