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Posts Tagged ‘妄想’


3月16日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 16th, 2021  Posted 12:00 AM

3月16日 大安(癸亥)

『黙示としてのデザイン』

たとえ妄想であったとしても、
精神世界に、
モノとしてのコンピュータを
形態化させるデザイン言語は
手にいれることが
できるはずである。

artificial heart:川崎和男展


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3月15日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 15th, 2021  Posted 12:00 AM

3月15日 仏滅(壬戌)

『黙示としてのデザイン』

科学技術が排撃した闇に
木霊するこうした言語を、
もし、
デザインが
レコーディングすることが
できたとしたなら、
その再生を
コンピュータに
載せることができたなら、
これは妄想だろうか。

artificial heart:川崎和男展


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05月20日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     5月 20th, 2017  Posted 12:00 AM

05月20日 仏滅(丁未)

変容させるほどの
自力となる知識が無いと、
それは
効力が生まれずに
意識は妄想を生み出す。

川崎和男の発想表現手法


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05月14日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     5月 14th, 2017  Posted 12:00 AM

05月14日 仏滅(辛丑)

「非現実化」させる機能も
性能も効能も不明なことは
「妄想」になり、
「性能」があれば
「幻想」になるのかも知れない。

川崎和男の発想表現手法


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05月11日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     5月 11th, 2017  Posted 12:00 AM

05月11日 先勝(戊戌)

夢想、白日夢などは
想像力による妄想と
言い切ることが可能。
たとえ妄想であっても、
「心的表象」=イメージである。
このイメージは、
感覚的な認識力と断言可能か?

川崎和男の発想表現手法


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05月10日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     5月 10th, 2017  Posted 12:00 AM

05月10日 赤口(丁酉)

妄想は確かに想像力結果、
しかし、
「非現実化」という認識力が
創造力の実現、
現実性へのデザインを決定。

川崎和男の発想表現手法


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05月08日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     5月 8th, 2017  Posted 12:00 AM

05月08日 仏滅(乙未)

想像は妄想を産み出す。
妄想から「非現実化」する
その能力は、
ひたすら、スケッチ化できる
認識という見識が必要だ。

川崎和男の発想表現手法


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03月19日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 19th, 2017  Posted 12:00 AM

03月19日 大安(乙巳)

想像力の根元には
ひょっとすれば
そこにには
妄想が潜んでいる。
妄想という想像に
一線を画することが必要だ。

川崎和男の発想表現手法


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『電源いらずの美しいホットメディアのAMラジオ』


   


     2月 23rd, 2017  Posted 12:00 AM

中学時代に「技術・家庭」という授業がとても楽しかったのです。
確か、技術の先生は美大出身だった気がしています。
そうして思い出すのは「半田付け」の授業では、
3球スーパーラジオがどうしても造れなかったのです。
高校時代には級友で電子回路に詳しいのが3名ほどいて、
真空管が1球、2球は造れたけれどと言ったら、
電気関係は向いていないと言われました。
企業に入ってチーフが電子回路図を広げてスイッチの位置とか、
電源位置などエンジニアとわたりあっていて、
デザイナーなのにエンジニアに回路図で対抗とは、
ということで、このチーフについていこうと思ったのです。
今もつながりがありますが、ベンチャーを大企業にしてしまいました。
私自身が回路図を書き直したこともありますし、
回路図が美しいのはオーディオの音も綺麗だったことを思いだします。
最近、AMラジオにこだわっていて、時間があればとかで、
ゲルマニュウムラジオ、1球、2球で電源無しのラジオを
絶対にデザインしたい、そんなことを考えています。
マクルーハンが、ホットメディアで「部族の太鼓」と言っていたラジオが、
今ではPadとそれ用のオーディオスピーカーシステムだと、
なかなかいい音なのです。
何を聞いているかといえば、なるほど、ホットメディアで、
確かに現代の太鼓かもしれないという気がします。
なんだか、時間を充分にとって、半田付けで、
これももう一回練習をしないと出来ないかもしれません。
まして老眼ではどうなのかとか思い巡らしながら、
この回路図の電子部品がとても進化しているのを見ています。
ともかく、ラジオはひとつも商品化していません。
が、製品化モデルは3点ほどあります。
FMでは無くて、しかも電源を使わずに、HiFiのAMラジオって、
とても美しい存在のモノ、そこからとてもいい音がするのです。
それだけで、絶対に美しいホットメディアの現代の太鼓のようなモノ、
それが造れると妄想しています。

* 『「トリタン」というフィラメントの明かりを今も求めている』
* 「手習いまだまだ諦めずに・・・」
* 「想像力と直感あれど『東京ラリア』具現化出来ず」
* 「新しい部族の太鼓かインターネットラジオというメディア」
* 「「ラジオ聴覚メディアの強さは革新された」

  


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『「形態学序説」からのデザイン原論思考が必要』


   


     12月 1st, 2014  Posted 12:00 AM

ヘシオドス(ヘーシオドス)の「神統記」は、
西洋の知の起源の一つ、「ギリシア神話」や「ローマ神話」など
これらの源になっています。
そして、デザイン原論の代表としては、
パウル・クレーの「造形思考」のカオス論や、ゲーテの「色彩論」
そして、「形態学序説」Morphologyにもその体系は繫がっています。
まず、人間が最も不明としていた、カオス=混沌と死は、
タナトス=死の神の設定であり、その兄弟には眠り=ソムナス。
そして、ゲーテはソムナスの子どもであるモルフェー=白日夢を
形態学の入り口に文字通りモルフォロジーと名付けています。
タナトスやソムナスは西洋絵画にも描かれてきました。
そして白日夢であるモルフェーは、今も、薬の名前に残っています。
モルヒネは、まさにうとうとと眠りと夢見心地を誘発する薬名です。
では、果たして白日夢という朦朧とした状況ではなくて、
妄想から幻想という想像力=イメージの世界観を明確にする命題は
生物学的に、まず、形に注意しそれは器官や構造にまで至ります。
形態発生学のなぜ、「その形に至るのか」という論理は、
生物学・言語学やがては都市形態学や数理形態学にまで拡張します。
したがって、デザインにとっての形態学はまだまだその論理は
残念ながら読み解く才能が不足していることは認めざるをえません。
パウル・クレーが、イメージはカオスから生まれてくることから、
根本的には芸術作品はすべからく「見えるように表現する」という、
この結論に至ります。
だから、あえて私は、デザインが造形から解放されるためには、
見えている形態から、その構造や機能、さらにはその発生の逆読みが
絶対に必要だと考えているからです。
多分、そろそろ、自分の職能であるデザインのその原論、原則論を
語るには、モルフェーの白日夢に浮かんでくる造形発想が必要です。
つまり、デザインで造形をイメージする根本には死と眠りと白日夢、
これらから見えるようにしていく表現が、
見えない制度までをデザイン発生させる思考論理を求めています。

「Morpheusの白日夢から」


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