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Posts Tagged ‘展開’


4月29日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     4月 29th, 2022  Posted 12:00 AM

4月29日 先勝(壬子)

『拡張としてのデザイン』

あるいは、
やみくもに拡張や
展開をめざし、
拡張された思考の焦点を
絞り込むという手法も
大事である。

artificial heart:川崎和男展


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3月12日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 12th, 2022  Posted 12:00 AM

3月12日 大安(甲子)

『統合としてのデザイン』

同一性には、
samenessと
selfhoodとの区別も
明確にできないままに
企業のシンボルマークと
その展開が
決定されてしまう。

artificial heart:川崎和男展


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『山水画:雪舟と拙宗から「かた=方」を白銀比』


   


     11月 1st, 2021  Posted 12:30 AM

私は「黄金分割」には拘って教えてきました。
「golden ratio calculator」という
iPadやiPhone用アプリも創りました。
かってデザイン雑誌に、自社のプロモーション広告を
連続で展開していたのですが、
その当時の元スタッフに「白銀分割で紙面構成を」と
指示していたようです。
私の思い込みは、美意識として「黄金分割」だけでなく
「白銀比」を仕事ごとに使い分けていたのです。
さて私が心惹かれる、雪舟、拙宗は同一人物説は
不明だけれどご存知ですか。
そのミステリーを解くためにAiでの判別を京大でやっていました。
東大も阪大も、AI判別には評価基準の「時代環境」があります。
「雪舟」と「拙宗」は同じ人間という
古文書が500年前から発見し、
全体構成、遠近感、ディテールなどAIでの分析、
専門家達の見立てが重ねられました。
その番組を見ながら、私が仕事で使い分ける
「黄金分割」と「白銀比」の環境判断は変わりはじめました。
雪舟や歌川広重などは、「黄金分割」ではなく
「白銀比」ではと考えるようになりました。
学生には、「黄金分割」の「数値的表現」で
「博士号論文」を指導してきました。
「か」・「かた」・「かたち」論の「かた」は
「かた=方」なのです、「かた=型」ではありません。
私のあくまで私見ですが。
「黄金分割」では、
Apple社のスティーブ・ジョブズが、やり尽くしてくれました。
私の造形感覚の造形意欲の意味と形態意図の内容が、
とても明確になってきました。
年齢を重ね、より「白銀比」に美意識を置いているということです。
そして、AIは日本人こそ上手く取り込んで、今後も展開できると思います。
また、将棋界の藤井聡太氏は、AIを打ち任せているのも「希望」です。

「golden ratio calculator」=アプリです。


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12月31日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     12月 31st, 2020  Posted 12:00 AM

12月31日 先負(戊申)

『修景としてのデザイン』

時代と社会の
相関が展開する中で、
モノの体系は
集合されたひとつの景観となる。

artificial heart:川崎和男展


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『ワクチンをDNAで判別することが肝要です』


   


     2月 23rd, 2020  Posted 9:00 PM

これは阪大でやっていたプロジェクトです。
ワクチンのシリンジを含めたデザインシステム開発とともに、
感染症のうちでも結核に絞り込んで、
「遺伝子検査システム」を
検査から確定、ワクチン接種までの流れをデザインしました。
「ワクチン2種」を決定させるまで5時間で判別できます。
DNAからは、マッチングする薬品が解りますが、
薬剤品が商品として売れなくなるので
今はまだ徹底解明は「やってない」のです。
それこそ、今ではジェネリックの展開が増えていますが、
私も使用している循環器系での薬は、
米国ではジェネリック外しが多いです。
私はできる限り、先発医薬品を選択しています。
入院すると、自動的にジェネリック医薬品になります。
利益確保重視や薬漬けは、
医療界と薬剤界の闇だと私は思っています。
今回の新型コロナウィルス対策については、
日本の感染症テクノロジーに期待感がありすぎました。
先手を打つこともできずに、閣僚の対策会議欠席、
検査もれなど危機意識がゆるんでいたのかもしれません。
早急に政界が、もっと確かな医療を確かめ先導することです。
私としては「生物兵器」との意識で、
国民の安心安全に徹底して臨む姿勢がなければ
オリンピックを迎えられないのではと考えています。
DNAとRNAのシステム、
医療界と薬剤界を「立て直す」ことです。

* ワクチンとDNA


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『感染症、もし生物兵器だったら・・・』


   


     1月 31st, 2020  Posted 12:10 AM

SARS(重症急性呼吸器症候群)
そしてMARS(中東呼吸器症候群)がありましたが、
そして、今回の新型コロナウイルスによる肺炎は、
生物兵器だとすら私は思っています。
この新型コロナウイルスが武漢市で蔓延し、
感染拡大により日本人がチャーター機で帰ってきました。
大都市の封鎖や、自国民の保護、救出と
次々と段階を超えた展開やむを得ずです。
当初のニュースより、私が感染リスクの高い身体なので
特に感染症には常々情報に過敏に反応し、
また教え子がこの武漢で大きなプロジェクトを
手掛けていたこともあり気がかりでした。
なぜ、生物兵器かと言えば、まだこのウイルスがコウモリやヘビ由来なのか
確証を得られず、武漢にある生物戦争のための研究機関、
生物化学研究所が発生源との流布もあります。
とうとう、生物兵器がパンデミックに襲いかかってきました。
SARSで喉をやられ、MARSで気管支に入りましたが、
新型コロナウイルスでは気管支から肺炎になってしまいました。
生物兵器など、絶対に人類がやってはならない
パンドラの箱が開いてしまう可能性は、二つの根があり、
これは人工的だという指摘が多いにあります。
この小さな地球上では環境上の難題を抱えながらも、
世界平和さえ目指さないのか!ということです。
感染症予防のために「完全無菌と抗体保健」をテーマとして
深紫外線のデザインプロジェクトを進めていたのもこの対応のためです。
災害や人災にも対峙してきた日本人が、
新型コロナウイルスで、決して死亡に至らないために
平和な国でのあらゆる手法を講じるだと願っています。
感染症といえば、「敗血症」も自分の経験でした。


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『「新素材」から素材とその製造法まで』


   


     1月 9th, 2020  Posted 12:00 AM

「新素材」を初めて知ったのは、私が音響設計に飛び込んでからでした。
いまでこそ、また一段とLPレコードプレイヤーがヒットしていますが、
そのカートリッジ=ヘッドシェル(=レコードシェルから音を入力)の
開発で「新素材」を使いました。
そこでは、軽量なことと周辺音響を取られないことを目指していました。
その当時は
マグネシュウム合金、チタチウム、カーボンファイバー、ボロンと
いった新素材がありました。
そして、今になってもまだまだ展開しきれていない、
ボロンの素材の可能性を追いかけています。
ただし、私の作品=商品であるカートリッジにはボロンを使用しています。
チタニウムは、私らしい車イスで実現を果たしました。
マグネシュウム合金は、GRiD社のラップトップで使用され、
MoMA(New York近代美術館)に
最初のパソコン収蔵作品としておさめられています。
車イスでとことん付き合ったチタニウムは、
製造から製品化、そして商品化までを十分に理解しています。
それでも、まだ製造的な問題を改善すれば、
その使用展開は拡大されると考えています。

* GRiD社=MoMAでの最初のパソコン


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『ホワイトニング商品には歯磨きギアのアイディアがある』


   


     5月 29th, 2019  Posted 12:00 AM

「歯は白いこと」がとても重要です。
しかし、歯磨きのツールは、もうこれまでの習慣性から、
ペーストを使う歯ブラシでブラッシングしないギアが求められています。
IoTを活用したツールではスマホに繋いで使用するモノも出現しています。
こうしたツールの展開は、ホワイトニング関連商品が多いようです。
これには、青色LEDが使われており、
私は深紫外線の用途などを大学の研究開発ではやってきているので、
この実装はOKでは無いだろうかと思っています。
また、こうした所謂マウスピースタイプは実用性があるとも思います。
歯磨きツールは、そろそろ自分の習慣性から脱却、
これまでのブラシではないです。
なんとなく、自分なりのアドバンスデザインを考えてしまいます。


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『ゲームソフトには色々あるがこれには絶対にある』


   


     5月 19th, 2019  Posted 12:00 AM

すでに「ポケモン」は日本でゲームソフト発売時、
1996年2月27日からアニメ、キャラクターグッズの展開で、
子ども達の心をわしづかみにし世界に知られる人気となりました。
その後、世界的な熱狂としてARでのスマホゲームとして、
「Pokemon GO」が世代を問わずもはや中毒症状を巻き起こし、
利用規約の改変や禁止区域等の対応を迫られた現象となったのが
3年前のことでした。
圧倒的に急速に駆け上がった人気は冷めるのも早く、
日本人は忘れてしまいます。実は当初からはもちろん私は今も追いかけ、
様々な情報には多くの今後が隠れているのです。
「ポケットモンスター赤 緑」を産み出し
そのプロデューサーとして関わった
任天堂 宮本氏は、金沢美大 工業デザインの後輩であり、
この年の後輩には際だった連中が多いのです。
彼は工業デザインに、
ゲームデザイナーを新たに持ち込んだ人なのでしょう。
それこそマリオシリーズで 宮本氏が任天堂をすっかりと変えました。
工業デザインが新たな職能で、企業方針を変えたとも言えます。
このゲームの登場キャラクター名が、
著名な工業デザイナー由来であることは
とても身近に感じさせてくれました。
おそらく、さらに、今後のピカチュウは、
今後も国際化していくことは間違いありません。
今ではポケモンのあらゆる昆虫が、まだまだ出てきています。
IoTの最初の、これもゲームからの発想であったことは、
日本独自のグローバル化であり、
COOL JAPAN筆頭だと私は確信しています。


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『「フロベール委員会」で高級ブランドは統合と統一』


   


     5月 8th, 2019  Posted 12:00 AM

1954年にジャン=ジャック・ゲラン(J.Gran)が
「コルベール委員会」を創設しました。
彼はゲラン社第3代目で、有名な香水「アプレ ロンデ にわか雨の後」
を作った天才的な調香師でした。
1661年にルイ14世紀の建設物や美術品や製造品の財産管理をしていた、
ジャン=バティスト・コルベールの名が
この委員会の名称となっています。
設立の理念のもとフランスの芸術や技能、
「フランスの美しい暮らし方」を全世界に広めようとしていました。
最初は13社でしたが、今やラグジュアリーブランド83社で、
エルメス社長が中心です。
私はよく言っているのですが、
ブランド価値はフランス・イタリア・英国では
コルベール委員会が掌握していることを
日本も知らなければいけません。
それこそ「伝統技術」の継承や発展は、
こうした委員会創立がとても必要です。
この委員会の存在と活動や、
それぞれのラグジュアリブランドが展開する商品も含め、
デザイナーはその全体像を知り置くべきです。


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