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Posts Tagged ‘心臓病’


『Fayetの多機能なステッキをもっと知るべきです』


   


     8月 22nd, 2018  Posted 12:00 AM

「Fayet」というブランドを知らない人が多分多いとわかっています。
これは、ステッキの超有名なブランドです。
フランスの例えば薔薇の木をイタリアに渡して、
ステッキとしてはここでは書けない事もあります。
ステッキは心臓病の人には当時の気付け薬のウィスキーもありますし、
それこそ吹き矢から、護身用ナイフもあるほど、
ステッキが多機能であることがとても多いのです。
私デザインのステッキもあります。
400年の歴史ある有田焼、そして奈良県のステッキと取り組みました。
現在は流行しているステッキは、大きな問題があります。
まずステッキのハンドヘルドがHUSATから見れば、問題が多く、
Fayetで試作を重ねている杖のハンドヘルドは、
円形である必要性から杖を真っ直ぐにする機能性があります。
そしてこれからは、杖の樹木は国際的にも国内産に限っています。
最も重要なのは土とステッキとの接触面です。
私デザインのステッキの先は、北海道の水産現場で使っている長靴であり、
それは今では手術用シューズ靴底や、
ロボットのアシモもここのビブラム靴底を使っています。
現在はここのゴム仕様が一番だと思っています。
私がいつでも現在のステッキではFayetの様々な多機能性を見ることです。
かって仕込み刀剣であった吉田茂のスッテキなども本物を知りたいです。
私は車倚子ですが、ステッキならば、Fayetを事細かに知るべきです。


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『白い歯のためには徹底的なメインテナンスが要る』


   


     10月 19th, 2016  Posted 12:00 AM

これはもう趣味かもしれませんが、「歯のメインテナンス」があります。
50代の手前に徹底して歯を修理したことがあります。
あるクライアントの方が私を見るなり第一声が、
「川崎さん、奥歯が相当に悪いのではないですか?」となりました。
「懸命に生きた人、野球選手なども奥歯を噛みしめるから、悪くなります」。
ということで、九州でインプラント手術を受け、
心臓病の関係もあり麻酔科の教授立ち会いでその手術をしました。
今は、自宅近くの歯科医院で2ヶ月に一度は診てもらっています。
そして「始めて歯ブラシから歯磨き粉や消毒薬、磨き方まで」を習いました。
「もっと、歯を白くしたい」と言ったら、笑われて、
「充分に白いですよ、そのままでいいですよ」と言われてしまいました。
ともかく、必ず、歯ブラシも電動からなるべく小さいモノ、
3つの歯ブラシを使い分けて、丁寧に決して強くなく磨いています。
写真は、メーカー名が分からないようにとしています。
こうなってくると、歯ブラシのデザインはもの凄くやりたいのですが、
そのような依頼は全くありません。
ただある医療メーカーから歯科医用の麻酔の注射器デザインはやりましたが、
そのメーカーには技術的な能力不足を一杯見ました。
「歯が絶対に白いこと、虫歯がないこと、歯垢が絶対無いこと」、
このためには、今では、スマホでのIoTの歯ブラシがありますが、
歯ブラシの部位が違うんだな〜って思ってしまいます。
すでに67歳ですが、結構、若く見られます。
それは絶対に歯が白いからだと公言までしています。
電動歯ブラシは絶対に日本製が優れていますが歯ブラシに問題があります。

* 「# 立ち後れている日本のデンタルケア文化 #」
* 「『華麗なる賭け』のように・・・とはいかず」
* 『血圧・心拍数・脈圧の関係の見詰め直し』
* 『デザイン対象となる医療関連の開発について』
* 「ふるさと偉人の「ち」の系譜を再興したい」


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『血圧・心拍数・脈圧の関係の見詰め直し』


   


     4月 5th, 2016  Posted 12:00 AM

老齢化とともに高血圧になってくるのは、
いわば、生老病死の人生における自然法則だと思います。
実際、僕は45歳時に心臓発作において頻拍症により、
168日間も心臓病治療で入院をし、
その後、阪大には名市大からヘリコプターで緊急移送。
それは阪大で心臓にICD=除細動器の植え込み手術を受けました。
しかも、米国製のICDは5年で電池切れとなり、
すでに2台目のICDとコードも入れ替え手術を受けています。
この除細動器はすぐれた機器だと思っていますが、
デザインは、高額商品にも関わらずデザイナーとしては認め難いモノです。
なんといっても、電池入れ替えなどは身体外部から充電可能ゆえに、
僕ならばICD形態と実装、さらにそのシステムまでを
現代はもっともっと変更されるべきモノと考えていますが、
国内の実装技術が使えずすべて海外製しか使えない政治的理由があります。
ところが、これまでICDでは僕の場合には、
トラブル=心臓異変=エピソードと呼ばれていますが、
これまではエピソード記録は確認されても作動は皆無でした。
ところが、最近確実にICD作動により、
電気ショックで40ジュールを受けていることがわかりました。
街中にあるAEDは体外からの電気ショックゆえ150ジュール程度です。
そこで気づいていることは、血圧と心拍数の関係です。
これは明確に僕の老齢化により高血圧になってきている身体での
心拍数が減少すれば血圧で補完、
あるいは高血圧と心拍数増加の関係があります。
心拍計のデザイン経験もありますが、あらためて血圧と心拍、
さらには脈圧、
脈圧とは計測時での最高血圧と最低血圧の関係です。
専門的には脈圧は無関係と教わっていますが、
自分の血圧=高血圧化と心拍異常、そして脈圧が気になっています。

*『AEDとICD、街で見かける除細動器と私の体内除細動器』
*『心電図波形が意味すること・意味されていること』
*『最も基本・バイタルデータの「体温」はデータ化してきた』
*『ICDは経皮充電可能である、しかし』
*『除細動器埋め込み入れ替えより生還』


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「『華麗なる賭け』のように・・・とはいかず」


   


     5月 6th, 2012  Posted 12:00 AM

小学校から、将棋・囲碁・麻雀を父から教わりました。
父はこうしたすべてのゲームをマスターさせたかったのでしょう。
ところが、この三つはどうしても好きになれませんでした。
将棋はそれなりに面白かったのですが、
負けると悔しいことや、もう一度生き返るゲーム性が嫌でした。
しかも囲碁も麻雀も座位でのゲーム性が好きになれませんでした。
映画の名作に「華麗なる賭け」があります。
原題の「トーマス・クラウン・アフェアー」でリメイクされた映画です。
スティーブ・マックイーンとフェイ・ダナウェイが、
チェスをする場面があります。
この映画での二人の取引をたまらなく象徴する場面です。
それを観てから、チェスにのめり込みました。
しかし、我ながら下手くそです。
パソコン相手だと、とてもかないませんが引きつけられます。
となれば、私の習性はチェス収集にも向かってしまいます。
これは携帯用ではおそらく最も工芸的な物だと思います。
エルメスの木工技術が駆使されています。
しかし、もう一工夫が欠落しています。
マグネットでチェス盤とコマがくっついてくれれば飛行機内でも遊べます。
あえてそうしなかったのだろうとも思いますが、
これでは「装飾的」にすぎません。
バウハウス時代のモダンデザインは、コマの役割を覚えるのが困難です。
最も使いやすいのは玩具になっているプラスチック製が機能的です。
しかし、本格的にそのゲーム性を楽しむには、
やはりアンティックな物を海外で探しています。
もう喫煙の時代ではありませんが、シガーやパイプタバコ、
そしてブランディが一番チェスには似合うのかもしれません。
ともかく、今ではチェスはMac上で戦っています。
かって、Apple社に「Mind Top」をプレゼンしたときに、
景品アイディアとして、
そのパソコンと同じ大きさのチェスセットも提案しました。
そして、プレゼン後の私の味方連中の評価では、
あのチェスセットまで周到なプレゼンが嫉妬になったということでした。
日本の将棋界でトップクラスのある人が、
世界でも5指内に入るスターだということはあまり知られていません。
「クゥイーン・ガンビット」=先手を打つ、
これは、私の著作タイトル
デザインという先手・日常的なガンビット」になっています。
「シシリアン・ガンビット」という心臓病の治療方法もあります。
チェスは上手くなりたいゲームです。

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「資本主義からの逃走」
 「全体価値を創る、自己確認するための痛み。」
  


   


     2月 27th, 2011  Posted 2:13 AM

あらためて、私の夢の形見
デザイナーになってちょうど40年です。
すでに残された時間ということを考えます。
しかし、28歳で最初の死に際を実感しながら
40歳までの時間を意識していたにも関わらず、
心臓病、敗血症、と3度も「あの世」の入り口まで行ってきました。
そのおかげで、何を残しておくべきかはすっかりわかっています。
デザイナーであるがゆえに、無論、「造形」から「思考結果」、
さらに、私の持ち時間では完成できないコトは、
次世代、次・次世代に期待と希望を託すだけになりました。
その大きなテーマが、
「デザインは付加価値ではなくて全体価値を創る」ことだというコトゴトです。
それを、今、私に要請されているモノづくりと、
自分が果たしたいコトを懸命さと賢明さでということを言い聞かせています。
具体的に、「私はここまでやったから、あとはよろしく」ということでしょう。
そういう意味では、大学環境と企業環境を往来できることは、とても幸運なことです。
「全体価値」が観えるというのは、
私にはとてつもない「欠損・欠陥・欠落」部を身体的に毎日自己確認できるからでしょう。
自己確認となる身体的痛み
その自己確認とは今なおひきずっている交通被災での損傷部位の「身体的な痛み」にあります。
喫煙すれば、この痛みは一定になります。だから喫煙は麻薬に等しいのです。
酒を飲めば、この痛みはまったく感じなくなることも充分に知ってしまいました。
しかも、この痛みという自己確認のマーカー値が暴れ出すとき、
私の心臓病は、頻拍から細動に至る危険性がありますが、
ICD(除細動器)を植え込んでいるのでパルス衝撃で食い止めることになるでしょう。
私の身体的痛みが毎日毎日明確であるがゆえに、
私だけが伝えることのできる人間であるという同一性を「かたち表現」にしています。
耐えきらないほどの痛みに立ち向かえることの体力と精神力を鍛えるためには、
「自分に喧嘩」を仕掛けるわけです。
62歳、スタッフや教え子たちが祝ってくれました。深謝です。
まだあと少し私定義の「全体価値」、みんなに伝えたいことがあります。
私の「夢の形見」でもあるのです。


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