kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘文化’


8月7日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 7th, 2023  Posted 12:00 AM

8月7日 友引(丁酉)

このバブル時期には、「知」の体系も、
デザインには「文化としてのデザイン」の
自覚を強固に求めていた。
これはバブルが気づかせてくれた
デザインのひとつの進歩であったと認めたい。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』8脱構築という命題


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12月16日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     12月 16th, 2022  Posted 12:00 AM

12月16日 先負(癸卯)

文化の連続性が明快にならなくても、
なんとしても、
現代に設定できうる創造を決心している。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』15 遺伝子操作としてのオマージュ


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『芸術・美術とデザインは異なります』


   


     5月 2nd, 2022  Posted 9:50 PM

私のふるさとの福井県立美術館から
「やっと」収蔵が決定したのです。
ふるさとに作品が残るこの手続きは随分かかりました。
が、ワイフが賢明にやってくれました。
これまでのデザイン活動の作品は、
ふるさとでも教育や芸術文化や産業に
活かしていただきたいと考えていました。
最初は、私が17年間デザインを教えていた鯖江市のSSID
「鯖江市インテルジェントデザイン学校」の繋がりからで、
教育としての作品利用の話でした。
ただ作品管理においては教育と、
芸術文化や産業での管轄は異なりました。
そもそも、日本ではデザインは、経済産業省が管轄で、
美術、文化財の管理は文化庁であり、海外より、
デザイン作品を文化資産として管理収蔵する機会がないのです。
福井でも教育と文化は行政の管轄が異なるので、
文化と文明してのデザイン、そのものの価値判断が未定です。
警察官だった父が勝山署長だったころ、彼は美術館が大好きで、
福井での美術館設立に福井県芸術家の作品が
収蔵されていないことに嘆いていました。
福井県の才能を大切に守り、
また県外に誇れるように願っていたことを思い出します。
私がデザイナーになるなどは父は全く知りませんでした。
デザイン作品の知識、価値基準、維持管理から、
教育現場だけの利用ではなく
文化資産としての取り扱いをお願いしました。
最初はこの期待とこの願いは通じませんでした。
一歩前へ動いてくれる人たちが、
熱意を持って果敢に動かしてくれました。
こうして福井にデザイン作品が、
教育、芸術文化、産業に活かしていただけるのだと感慨深いです。
今回の収蔵作品は、
すでにMoMA近代美術館の永久収蔵作品である刃裟美も X&Iも
鉛筆削りスコラとプラスコラもあります。
全置換型人工心臓のデザインモデルは、
モントリオール科学センターに人類の「夢」として
1stモデルが展示されましたが、
全てのモデル1st〜3rdモデルまで収蔵作品となるのは初です。
また和紙作品「すみっこ・すっきっこ・わとじっこ」は
福井の1500年続く越前和紙産地との作品で、
和紙産地が、デザイナーとの取り組みでブランドを
構築する布石となった作品です。
これらは初収蔵作品でユニークです。
未来を切り開くデザインの足跡を、
福井県立美術館に、
少なからずふるさとに残すことができました。

『工業デザインなら、鉛筆デッサンと理科系は必要』
『「述語的な展開」と言われている本が出されている』


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3月22日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 22nd, 2022  Posted 12:00 AM

3月22日 先負(甲戌)

欧米の日本への
「YMAMOTO」と
「神風=KAMIKAZE」に向けての
評価が決まっている。

artificial heart:川崎和男展


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7月20日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 20th, 2021  Posted 12:00 AM

7月20日 仏滅(己巳)

『逐次としてのデザイン』

特に文化を語る場合に、
この逐次的効果
というものは、
決して
誉め賛えられる行為と
なるものは
数少ないように
思えてならない。

artificial heart:川崎和男展


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7月10日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 10th, 2021  Posted 12:00 AM

7月10日 赤口(己未)

『美学としてのデザイン』

文化で包括するデザインも
語彙不足だ。

artificial heart:川崎和男展


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2月17日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     2月 17th, 2021  Posted 12:00 AM

2月17日 赤口(丙申)

『基層としてのデザイン』

されど、
我らが日本の文化は、
古代よりすでに
「物語る」という
言の葉を携えてきた。

artificial heart:川崎和男展


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2月16日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     2月 16th, 2021  Posted 12:00 AM

2月16日 大安(乙未)

『基層としてのデザイン』

モノの語りかけを
アフォーダンスと定義づけるに、
西洋の文化は2000年を要した。

artificial heart:川崎和男展


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8月1日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 1st, 2020  Posted 12:00 AM

8月1日 大安(丙子)

『分別としてのデザイン』

文明の経済効果が
世界をジレンマに落とし込み、
差別化のために翻弄されたデザインは、
文化の基盤を幻影で
追い求める知恵遅れの
職能になるだけでしかないだろう。

artificial heart:川崎和男展


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6月14日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     6月 14th, 2020  Posted 12:00 AM

6月14日 友引(戊子)

『文学としてのデザイン』

経済が経世済民ではなかったことに気づいた今、いきなりデザインを文化のカテゴリーで包括するのはあまりにも知恵が無い。

artificial heart:川崎和男展


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