kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘産業用’


10月06日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 6th, 2014  Posted 12:00 AM

10月06日 庚戌(先負)

大学の学術領域には流行がある。
たとえば、
人工臓器より、
再生医療、

ロボットも
産業用から
福祉用など

まさにめまぐるしく大学人は
その流行に乗っているのが多い。

医工連携でデザインが必要といえば、
そっくりなモノ真似が横行している。
デザイン・デザイナーでも実務性無しなのに
医工デザインと言われるのは
「大迷惑」である。

「川崎和男 強い人弱い人」


目次を見る

「危機解決産業の創成は3D-PRINTING中核重要拠点として活動」


   


     8月 7th, 2013  Posted 12:00 AM

3D-PRINTINGと3D-PRINTERは別個に考えていくべきです。
現在、「米国がくしゃみをすれば、日本は風邪をひく」、
このような状況に追われていて、
2005・FABLAB、2008・RepRap-Project、2010・MAKERS、
これらの影響を商売的な夢物語りとしていて、
本来重大である、「未来志向」を見失っていると私は思います。
私は、日本最初のラピッドプロトタイピングでの光造形経験から、
Printerそのモノの機種開発を「日本独自」にし、
Printingという技術システムとCloud環境ダイナミックスを考慮。
この二つの具体案による、
「産業創成」「経済効果」を「日本戦略」デザインにしています。
具体的には、すでに戦略の企画化から計画に向けています。
対象産業も、当然に金型製造もありますが、
私は、むしろ、伝統工芸界や医療薬品界にむけて、
まず、機器開発とともに、情報発信から情報管理の、
「アンビエント・アライアンス」化によるクラウド網の
スマートシティ具体策にしていく計画でいます。
おそらく、現在はあまりにも「MAKERS」的発想が将来像という、
とても誤った未来志向に日本も包まれています。
しかし、この実態はやがて発祥地である米国では、
次の三つの欠点が露呈するものと判断しています。
● 3D-PRINTERが自宅での製造に至るが、この延長に未来は無い。
● 産業用と家庭用の機器メーカーのM&Aでは未来は生まれない。
● 何を商品化するかというのは現在商品アイテムではない。
こうしたことに気づくはずです。
したがって我が国では明快に産業用が家庭内ではどうあるべきか、
これを熟考と実践することが大事です。
そして、決してこれまでのPRINTER企業や、IT産業界だけでは、
絶対に無理です。
私のデザイン創出発想には、
新たな産業アイテムそのもの創成をめざしていきたいと考えます。


目次を見る

「3D-PRINTINGの発展とそのデザイン進化を日本から発信」


   


     7月 2nd, 2013  Posted 12:00 AM

「3D-PRINTING」という技術をデザインで進化させます。
光造形=ラピッドプロトタイピングは日本の発明でした。
この系譜をスタートから実務化してきた少数の知的思考は、
欧米の方向とは、全く異なる世界観を創出しました。
欧米、特に米国で流行化している「MAKERS」思考は不採用です。
オバマ大統領の所信表明の誤謬と選挙手法を疑いました。
家庭用と工業用の混在で生まれた流行を傍観検証しました。
あくまでも、この流行で未来を呼び込むことは大間違いです。
私自身は、ラピッドプロトタイピングを随分試してきました。
だから、安易に「金型に使える」という大企業の知識不足を
疑うとともに全否定することができます。
3D-PRINTERと3D-PRINTINGを明確に使い分けます。
そうなると、この機器そのものである方式が気になります。
単に「インクジェット」と言っても方式は3つもあるのです。
そして、最も注視しなくてはならないことは、
「素材のあり方」です。
そして、これが未来へのイノベーションと言うなら、
現在のモノを立体印刷する、次の時代を見つけ出すことです。
私はずばり、この方向ですということはしばらくは?にします。
なぜなら、私はこの日本の新たなMade in Japan DESIGNを
趣意書=Prospectusにしていきたいからです。
「モノづくり技術立国」を「モノづくり美技術立国」として、
世界で最も信頼と憧憬される国家にしていきたいと思います。
すでに、私は3D-PRINTINGの専門家集団を選びぬきました。
それは、光造形から粉体造形、3D-CADのこれまでを知り尽くし、
さらに家庭用、業務用、産業用、それぞれで何が可能だろうか、
何が3D-PRINTINGで実務になるかを想像した人に限るのです。
私は、現在の日本、大企業から中小、地域、伝統工芸産地で、
様々なデザインを試行錯誤してきました。
だから、3D-PRINTERの技術とデザインが革新する領域、
この領域にこそ、このダイナミクスが立ち向かうことを
明確に認識して実行して、日本から発信、阪大から発信します。


目次を見る

「3D-Printing技術の正確な方向=日本戦略として」


   


     6月 30th, 2013  Posted 12:00 AM

7月6日に大阪大学にて、3D-Printingに関するイベントを開催。
すでに、日本でも量販店の店頭で3D-Printerの発売始まりました。
私は、確実にいづれ各家庭に3D-Printerが消費財になるでしょう。
しかし、3D-Printer(印刷機?)で「金型」が出来る?、
それは大きな誤りだと指摘しています。
「HANDAI 3D-Printing」を掲げました。
それは、ラピッドプロトタイピングから3D-Printing進化は、
まったく間違いはありません。
しかし、しっかりと未来を確実にするならば、
正確な予測が必要だと思っています。
家庭用と工業用では3D-Printerを包括することが間違いです。
一般にすでに発売されているアクセサリーも、
工業用から製造されたモノがほとんどです。
ところが、光造形から3D-Printing技術までの系譜があれば、
写真のアクセサリーが出来上がります。
おそらく、こうしたことが第一歩だと思っています。
写真中央の人物とは光造形が日本で開始された時から盟友です。
その彼から、私たち夫婦に、「ここまで、あれ?で可能」と、
渡されてしまい、もう、びっくりです。
確かに、米国でのこうした作品は一杯見てきましたが、
そっくりなようで、実は「本質技術が違う」こと明白です。
元来、光造形もわが国が発祥であったことからも、
私は「3D-Printing日本戦略?阪大から」のアイディア展開、
しかも、これを中小企業から地方産業での新たな素材開発。
こうしたことを開始し始めました。
ともかく、私が1980年代後半から取り組んできたことが、
さらに、3D-Printingへ向かいます。
そして、もっと問題は、
3D-Printingのその次はどんな進化になっていくのだろうです。
この回答から解答がなければ、
やがては、家庭用は家庭用、産業用とは大きな隔たりができます。
予知することはデザインではありません。
予測することはデザインを少し支えますが、
私は、デザインでの確実な進化を実現したいと生きてきました。


目次を見る