kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘私たち’


11月25日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     11月 25th, 2021  Posted 12:00 AM

11月25日 赤口(丁丑)

『拈華としてのデザイン』

そのモノを
差し出すだけで、
私たちは
たおやかに
おだやかに
理解しあいたい。

artificial heart:川崎和男展


目次を見る

11月14日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     11月 14th, 2021  Posted 12:00 AM

11月14日 先勝(丙寅)

『拈華としてのデザイン』

現代、
私たちは常に
コミュニケーションが
大事であることを
強調する。

artificial heart:川崎和男展


目次を見る

11月3日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     11月 3rd, 2021  Posted 12:00 AM

11月3日 先勝(乙卯)

『下学としてのデザイン』

物質文明と
情報文化の
日常的な接点で、
私たちの生活は
本当に
豊かで
潤っているのだろうか。

artificial heart:川崎和男展


目次を見る

6月6日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     6月 6th, 2020  Posted 12:00 AM

6月6日 赤口(庚辰)

デザインの本質には、
「生」と「死」をつないでいる
私たちのアイデンティティが、
モノとの関係で明確化される力がある。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』19 ビュー・ポイントからのミス・ブランチ


目次を見る

『資本主義からの逃走』
    「Inclusiveとexclusiveを対照、そして定義の再確認」


   


     12月 19th, 2010  Posted 12:00 AM

アイヌ語
アイヌ語で検証する方法があります。
aokaiとchiokaiという言葉です。
アイヌ語?、どういうことでしょうか、ということです。
inclusiveの対立概念はexclusiveという言葉です。
この二つの言葉の対立性と対称性を文法的にみてみようということです。

    ■ inclusive=包括している、除外していない。
    ■ exclusive=除外している、排他的な、独占的占有さ。

文法的カテゴリー・「人称」の確認
上記の意味を確認するには、文法的なカテゴリーとしての「人称」を見ていく方法があります。
一人称・二人称・三人称という、カテゴリーです。
特に、一人称、それは「私」という人称概念です。
日本語では、「話し手」が私であれば、二人称は「あなた」であり、
二人称「あなたがた」という複数二人称もあります。
「私たち」というのは、一人称複数ということになります。
しかし、明確には「私たち」というのは、
あくまでも「私」という単数的な人称が中心になっています。
外国語では、人称には、単数と複数が明確にそれぞれの品詞があり、その人称で動詞も変化します。
そこで、私があえて取り上げたのは、アイヌ語です。
aokaiは一人称単数であり、chiokaiは一人称複数です。
exclusiveの意味から
この単数なのか複数なのかというのは、人称という概念では、
単数は「包括形=inclusive」であり、複数は「除外形=exclusive」というのが、
言語学的には、対立概念と対照概念になっていることです。
包括的なデザインという安易な定義
さて、この文法的なカテゴリーの検証から、
Inclusive Designは、「包括的なデザイン」というよりも、
「除外していない、占有していない、独占的ではない、排他的ではない」デザインであり、
こうした意味と定義性をもっていることから、
「包括的デザイン」という安易な意味づけではないということの再確認です。
「除外していない、占有していない、独占的ではない、排他的ではないデザイン」とは、
ということがInclusive Designに問われているということです。


目次を見る