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Posts Tagged ‘裁決’


2月17日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     2月 17th, 2016  Posted 12:00 AM

2月17日 仏滅(己巳)

マスコミ
メディアは大変革というより
すでに破壊されたのだろう。
マスコミの発言力は
インターネットである。
特にSNSで、精査どころか
社会的な裁決が横行している。
それは糾弾と破滅化になっている。

川崎和男の発想表現手法


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『資本主義からの逃走』
「Appropriationー”知財権制度”・反抗させない本質的デザイン3」


   


     4月 13th, 2010  Posted 12:01 AM

異議申し立て
Appropriationが、デザイン発想の斬新さという流行
私は、Appropriationをしているという無自覚なデザインに、
大いに異議申し立てをしておくべきだと考えてきました。
しかし、引用・借用・盗用かどうかという線引き、
その困難さゆえに、この兆しが見え始めた20世紀末から
どうやって、
デザイナー職能に対しての批評発言をためらってきました。
デザインが「欲望の刺激装置」と言い放ち、
デザイン価値・対・価値デザインを、
「知財権」の有無、その制度の見直し時期を見計らってきました。
ようやく、私はデザイナーとして、具体的な製品によって、
知財権、その中の最も権利主張が弱い「意匠権」を見直しました。
結果、
三つの見方に至っています。
● 外形・外観の盗用では意匠権は成立困難であること。
● 盗用はやはり倫理性の欠落からデザイナー見識が問われること。
● 知財権としての成立はほとんど不可能であり、
 制度破壊が一時期は讃えられても、
 やがてはある種のデザイン・スキャンダルに終わります。
すなわち、
デザインの本質は、一時的なブーム=流行性では、
その本質的な存在感をすぐに喪失することは
歴史的に明白になっていくものです。
流行学
なぜなら、「流行学」という学域があります。
これはマーケッティング論や経営学の領域学ではありません。
「流行学」とは、疫病や伝染病の流行性の学論です。
したがって、Appropriationは伝染病的なメタファー表現にすぎません。
そのことを明示していると考えていいのかもしれません。
現在、知的財産権が明確であるのは「著作権」のみです。
なぜなら、これは登録して権利取得とその収益独占ではありあせん。
「著作」という表現で、すでに「存在」が公認される制度です。
比して、意匠権・特許権・実用新案権・商標権は、
あくまでも登録です。

果たして、Appropriation、あるいはAppropriation的登録は、
まったく知財権登録では、拒絶・遮断・裁決は明確です。
Business Design Model
すなわち、デザインは、その本質において、
「倫理性」が大きな骨格であるかぎり、
Appropriationは、やや長期であっても「流行」にすぎないのです。
デザイナー職能でのデザイン対価を社会公認させれるには、
決して「盗用」は許されないということです。
私が「Business Design Model」という提案の
背景論理はここにあります。


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『資本主義からの逃走』
  「神の国・・・その定義・1」


   


     11月 17th, 2009  Posted 7:00 AM

戦後は、東京裁判の裁決からスタートしたと思います。
しかし、戦中、マルキスト=インテリと錯覚した若者は、
特高との壮絶な弾圧との闘争だったと知らされています。
1949年生まれには、まったくわかりませんが想像できます。

しかし、子供心にも「ニッキョウソなる教師」の戯言は、
私には滑稽きわまりなく、
「日の丸も君が代も、あれが日本を滅ぼした」、と。
そんな教師を、私はほとんど軽蔑・侮蔑していました。
だから、彼らの担当科目は常に成績はトップでなければ、
という敵対心で勉強し、その軽蔑心を押さえ込んでいました。
なぜなら、
unknown

「日の丸」は、世界でもっともシンプルで、
夕焼けの太陽のごく美しく、
「君が代」のあのメロディと詩には、
「・・・さざれ、石の苔むすまで・・・」という
直感的に、
「美」・・・当時はまだまだ不明だったのですが、
体にしみこんでくると思っていたのです。

宮大工の大棟梁だった祖父は、
「神の国の話」をいっぱいしてくれました。
倉には、輪島塗りや久谷焼きや鎧甲や大工道具があふれ、
特に、伝統的な毛針=鮎釣りの美しさに
「神の国だから存在してきた物」が
いっぱいあったのです。

「神の国」とは、「自然神の国」というのが、
私の定義です。


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