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Posts Tagged ‘運転補助装置’


『車検がビデオで届くと、なぜ、まだこんな状態か』


   


     12月 5th, 2018  Posted 12:00 AM

車検のビデオが届きました。
現状の愛車の状態と検対象箇所が映像で確認できます。
これが届けられると、美大時代の塗装等の実習の思い出が
見事に重なってきて、もっとこの部分知りたい、
なぜこの箇所を確認しないとかが気になりはじめ、
フィルター取り替え、消耗部品の買い換え時期とか、
仕様のやり直しとついつい追加指示をしてしまうのです。
正直、私の愛車、おそらく「人生で最後の車」でしょうが、
デザイナーとしては、
「もういい加減、車体のデザインは変えよ」という願いはあります。
愛車と、デザイナーとして理想の車とは、
まだというかいつまでも乖離しています。
デザイナーゆえに理想を追い求め続けるのでしょう。
なぜ、いつまで経っても、ソファの如くとか、
カーボンファイバーゆえにエコロジーは全く無理だとか、
もうすでに車のデザインが限界に来ているということです。
私は、これまで国産車は一回も乗ってきませんでした。
アメ車の「モンザ」から始まり、枚挙に暇なく・・
何しろ私の移動手段は限られてますのでイタリアやドイツ車、
そして映画に憧れ、最後は007のアストンマーティンにしました。
しかし、デザイナーとしては、この実装では駄目だと思っています。
また私仕様の運転補助装置の改造は、制度からやり直しが必要です。
大学人になって、カーデザイナーを育てて来ました。
カーデザイナーとして2?3年はそれぞれ、
海外研修機関の機会を得て活躍しています。
私はおそらく最高の車を乗ってきました。
これはとても幸福なことでした。
私の人生では残念ですが、ヘリコプター、ビジネスジェットは
とても手が届かなかったし、
最も欲しいと思ってた戦闘機は手に入らなかったのです。


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『色見本・素材見本よりも重要なある規範を変えたい!』


   


     5月 24th, 2015  Posted 12:00 AM

私は車倚子になってから、男の子としては当然の希望どおりの車種、
すべて外車ですが乗り継いできました。
このところ、書類づくりに懸命だったので、気晴らしに、
外車ディーラーのショールームに行きました。
こうしたショールームにある、素材見本や、色見本は、
それこそデザイン教育の授業に使いたいモノが一段と進化しています。
しかし、私にはどうしても納得出来ないことがあります。
それは身障者用の運転装置は、なんの規則も無いのに国内で、
すでに40年近く(私自身の体験)も既得権化されている企業で
運転装置を取り付けなければいけません。おかしい!と思っています。
理由は簡単です。外車ブランドにも身障者向け運転装置があります。
しかし、この装置付き外車は輸入しても国内での法規制?違反となり、
使うことができないのです。法規制?不明ですが・・・
もし、国産の身障者向け運転装置が海外製を凌駕するなら、
私は従いますが、進化どころか、コストにしても全く納得できません。
こうしてここでこの発言をすれば、国内の取り替えメーカーからは
拒否されるかもしれませんが、それなら正眼の構えで闘争開始です。
私は、身障者自動車を認定するためのマークとその法律制定にも
関わってきましたし、あの駅ホームエレベーター設置でも、
私なりの論理展開をぶつけてきました。
外車の身障者用運転補助装置は、デザイナーとして、
その情報の収集から、国内のほぼ既得権化しているこうした企業の
運転補助装置は、徹底的な見直しをするべきだと訴えます。
私の信念は決定しています。
たとえ、その企業が身障者経営であるなら、なおさら、
彼らの無努力性を晴天の下に露わにして、
一般的な検分・検証をして、その既得権を剥奪すべきだと主張します。

身障者マーク
四つ葉マーク


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