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1月18日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 18th, 2016  Posted 12:00 AM

1月18日 友引(己亥)

発想は必ず実現されなければいけない、
いや、
発想は発想であり、
その実現は、「場合」による。
時代があり、
経済効果があり、
文化程度もある。

問題は
SNSなどでの批判や時には非難が
その発想を否定する不気味さである。

川崎和男の発想表現手法


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『2015年が明けて自宅からあべのハルカスを臨む』


   


     1月 12th, 2015  Posted 12:00 AM

自宅は大阪市谷町にあります。谷町だけれど海抜は高く28m程度。
したがって、32階トップに居るためにおおよそ120mから、
天王寺の通天閣からあべのハルカスを臨むことができます。
18歳の時は、天王寺で1年間浪人生活をしていましたから、
阿倍野には特別な思いがあり、毎日予備校に通いながらも、
近鉄デパートは予備校帰りの遊び場でした。
そこにあべのハルカスが建ちほこっています。
すでに大阪に住んで10年目になりますが行ったことがありません。
いつも、自宅から眺めているだけです。
32階ともなれば、相当に見晴らしがいいということになっていますが
私は、日本のいわゆる街の建築、そのいい加減な屋上づくり建設に
大がっかりしてしまいます。
私は、もし高層に住むとするならば、50階以上の高さが必要です。
でなければ、これから少なからず屋上の建築意匠は
徹底的に美しさが検討されるべきだと指摘しておきます。
さらに重大なのは消防自動車が消火につとめられる高さは11階まで、
だとするなら、その階以上の住人にとっての避難は、
停止したエレベーターは使えません。
私のマンション(日本ならではの呼称)にはヘリポートがありますが
使う事は不可能だと断言します。
理由はまず車イスの私はそのヘリポートには階段があり登れません。
また、この 10年、ヘリポートを利用した避難訓練、
それはヘリコプター訓練と住居者訓練が皆無だからです。
おそらく、日本の高層ビル屋上ヘリポートは使えないでしょう。
ならば米国流の50階からの避難用パラシュート製品開発が必要です。
今、危機解決学=コンシリエンスデザイン実務として、
高層ビル用のエレベーター=災害事に運用可能安全装置化と、
高層ビル避難用のパラシュート製品開発を急ぐべきだと提案します。


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「減災・防災・救災のために」


   


     2月 15th, 2012  Posted 12:00 AM

日本が地震大国ゆえにその予知報道に翻弄されます。
そして3.11は私たちの価値観を変えてしまいました。
私は10ヶ月かけて「復興計画」企画書を書き上げました。
これからその計画書では企画・戦略だったので、
本格的な計画の推進をめざしたいと考えています。
大震災直後に、情報の集約化をめざして、
このwebsite内に放射能のことなど情報を集め発信してきました。
そして、減災・防災・救災というレベル設定をして、
もし、天災に見舞われたらどうするべきか、
「ふだん」と「まさか」に峻別した情報集積をしています。
そのwebsiteのトップ画面です。
3.11で学んだことを集積し集約して、
まず「自分の命を守る」こと。
そのためには避難するにも「手ぶらで逃げる」こと
これが基本だということです。
防災グッズは様々なモノが市販されていますが、
それよりも、「手ぶらで逃げて命を守れば」、
減災と防災が適います。
そうすることで、救災ということばで、
「助け合う」ことの主役になるということが大事という考え方です。
「手ぶら」といっても、
最低限はいつも身につけておくことが肝心です。
それは、「財布・ケータイ・ハンコ」ということです。
財布とケータイにハンコを加えたのは、
3.11で「避難所生活」で必需品だったことです。
「ふだん」と「まさか」に、
日頃から準備していくモノややっておくべきコトを、
このsiteに集めたいと思っています。
衣・食・住に対して、私は医・職・趣を付け加えています。
医は救急医療、
職は職能の保持、
趣はたとえ天災に遭っても、
自分やみんなが励まし合うエンターテイメントです。
そして、水・食料・電力というエネルギーを
どうしていくべきかは、日本の宿命的課題です。
私は、ともかくなんらかのエネルギー確保を、
さらに改良し、進化させるデザインが必要だと考え、
そのデザインと開発のフィーザビリティに取り組んでいます。

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