kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘音楽家’


1月5日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 5th, 2023  Posted 12:00 AM

1月5日 先勝(癸亥)

自分の論理力の無力さを
いつの頃からだろうか、
いまだに引きずっている。
この饒舌な論理に自分は
追いつけないままだ。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』17 リトルネツ口論とエキスパンドメタル


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4月19日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     4月 19th, 2020  Posted 12:00 AM

4月19日 大安(壬辰)

アーティストである音楽家、演奏者、
作家、画家、そしてデザイナーと
音楽の関係は、
美学的にも最大の課題として、
人類が解答を準備する
必要があると考えている。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』17 リトルネツ口論とエキスパンドメタル


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1月7日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 7th, 2013  Posted 5:42 PM

1月7日 癸酉(赤口)

自分の論理力の無力さを
いつの頃からだろうか、
いまだに引きずっている。
この饒舌な論理に自分は
追いつけないままだ。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』17 リトルネツ口論とエキスパンドメタル


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「Glenn Gouldの先見性」


   


     10月 31st, 2011  Posted 12:00 AM

「もし、彼が生きていたなら・・・」、
これは時代に先行した天才を偲ぶパロールです。
東京の定宿にしているホテル傍の映画館で、
「グレン・グールド」(天才ピアニストの愛と孤独)を
観ました。

出張に持ち歩いているiPodにはApple losslessでrippingした
彼の音楽はほとんど全てが入っています。
「グレン・グールド」は、
ドキュメンタリーの穏やかな映画でしたが、
しみじみと彼の生涯の一端を知ることができました。
定宿はどこでもiPod用スピーカーシステムは預けてありますが、
彼の演奏は時折聴きます。
グレン・グールドは、
「レコード演奏」という形式を創り出した人です。
それもすでに半世紀前です。
そのためにLPレコードがコンサートより、もっと、
本来の演奏を聴かせられるという哲学がありました。
「レコード演奏」のために録音方法を進歩させた人物です。
だから、オーディオファイルにとっては、
彼の音楽ファンというより、彼の演奏そのものを
オーディオチェックにする人たちが沢山います。
私も彼のピアノ演奏でのキータッチ音の再現性を
音響装置のチェックにすることがあります。
最近ではスピーカーの周波数帯域を
全く明示しないメーカーが出てきています。
私はスピーカーづくりとして無責任だと考えています。
従って、TVなども論外の音作りになっていると言っていいでしょう。
私は少なからず、F0と音圧は「性能表示」として重大だと考えています。
また最近では映画のリゾルーションは満足できません。
それは液晶TV50インチ以上で最高にいい機種は、
映画の解像度を追い抜いてしまいました。
最もほとんどすべての液晶TVは、耐えがたい映像です。
私の自宅の映像と音響システムは多分最高だと断言します。
彼の音楽については当然バッハのみならずまさに天才。
そして録音技術を演奏家・音楽家そして演出監督として、
最高を求め続けた人でした。
彼の「孤独感」を映画は、彼を支えた人たちの声で綴っていました。
その一人は、私の眼鏡をしていました。
1982年、彼は50歳で夭逝しました。
1984年にMacintoshが登場したわけですから、
彼は「パソコン」を知らなかったことになります。
グレン・グールドがMacを使っていたら・・・
ピアノ演奏はもとより音楽再生はどうなっていたのだろう。
私はしばらくは毎日グレン・グールドを聴くことになるでしょう。

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