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『「黄金比の計算機」アプリのグレードアップの意義』


   


     1月 24th, 2017  Posted 12:00 AM

「鶏が先か、卵が先か?」という問いかけがあります。
それは親子丼では、鶏肉が先?、卵?という言い方で、
それぞれ決定できます。
改めてiPhoneアプリを改変しました。
バージョンのグレードアップをしています。
その最初として、「黄金比の計算機」を発表しました。
一応、120円入金されることになっています。
全てをPKD=Peace-Keeping Designというソシオデザインのためです。
PKDで、開発途上国向けのワクチン開発とその接種方法も、
経鼻型を開発中です。
PKD提唱ではこの開発は遺伝子検査までも
新規にするデザイン提案になっています。
ところで、以前にも黄金比は、手法として、
最初にこの計算機で「当たり寸法」を出して目安とするか、
あるいは、デザイン設計した結果の寸法確認をするかです。
これを私は
「鶏(想像寸法)が先か、卵(デザイン結果)が先か?」なのです。
前回、この計算機の発表をブログで取り上げたとき、
ともかく思いつきで書いたことで、正確では無いと批判されましたが、
このブログはともかく書き殴っているので間違いがあるでしょう。
今回も1.6180339887・・・・を1.62としたことで文句をつけられますが、
あくまでも「鶏が先か、卵が先か?」的な手法、その道具にすぎません。
私が美大生だった頃、「黄金比」という書籍はたった1冊でした。
さらに、黄金比、白銀比、青銅比などがあり、
この値についても都市伝説的な批判もありました。
しかし、例えばApple商品などは、
確実にこの黄金比を利用しているのは明らかです。
ともかく、この「黄金比の計算機」は、
「鶏が先か、卵が先か?」という手がかりにしてもらいたいと思います。

* 「X:1-X・この計算では、1.61803398749・・・が示すこと」
* 『造形言語と形態言語を裏付ける黄金比』
* 『万年筆メインテナンスから見えている現実』
* 「iPhoneアプリ・もう一度知らせます」
* 「黄金コンパス・黄金比と白銀比を身体化するには」


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『資本主義からの逃走』
   「鶏卵の喩え・まったくの私論」


   


     11月 27th, 2010  Posted 12:05 AM

鶏が先か、卵が先か
後漢の時代の宇宙論に鶏卵の話があります。
あるいは、遺伝子学的な鶏卵の話があります。
つまり、「鶏が先か、卵が先か」という話です。
上記二つの話は、それぞれの成り立ちがありますが、
私は私論として、どちらが先か、というのを
ひとまず「鶏卵の喩え」という具合に考えることにしています。
実に当たり前の話を持ち出せば、
「親子どんぶり」はどっち?、というようなことも、
考えれば考えるほど結論は、人ぞれぞれに「鶏卵の喩え」になります。
鶏肉から先に食べるか、卵とじのご飯を食べるかというような話です。
遺伝子的には、一応は「卵が先」だったという話があります。
さて、私はこの「喩え」を応用して考えることにしています。
ハードが先か、ソフトが先か
実例を一つ上げます。
「ハードが先か、ソフトが先か」という問題提起は、
まさしくこの「鶏卵の喩え」になります。
私が実体験、デザイナーという立場では、どうしても結論は、
「ハード」です。「ハードがあってソフト」という体験が多かったからです。
ところが最近は、ソフトが先かもしれない、と考えるている自分にハッとすることがあります。
特に、具体的には「医療機器というハード設計」にあたっては、
ソフトを十分に知り尽くさないとハードのデザインに向かえない経験が増えてきました。
とりあえず、これまでは「ハードがあってソフト」、
この結論が崩れだしてきているということを書きとどめておきます。


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