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『3D-Printingで日本の伝統工芸を革新するサーキット』


   


     5月 8th, 2014  Posted 12:00 AM



「サーキット」というのは、
単なるネットワークではなくて、まさに回路の性能があります。
私は流行幻想となっている3Dプリンターブームを見てきました。
フォーラムもやり、国内の本物の人物たちを決めました。
ブーム、それも米国流だけをあさっている著作本には呆れ果て、
本格的に日本流のひとつは、全国各地の伝統工芸産地、
この産地に現行の3Dプリンター成果物を送って、
日本の伝統技で美学的な仕上がりのあるモノを創ること。
これは、欧米には絶対に不可能なことです。
光造形が95年当時にも騒がれました。私は85年ごろ知りました。
そのときも、絶対に生きのびないモノを一杯みました。
いま、3Dプリンターブームもそっくりなことに唖然とします。
それだけに、狙ってきました。
現在の3Dプリンターでは成果物には素材的な限界が明白です。
しかし、形態は歴然と作り手に伝えることが可能です。
私のこの「サーキット計画」も、一つの初期段階にすぎません。
しかし、日本の伝統工芸それぞれの産地で、
産地毎の伝統技が加われば、
本当に欲しい3Dプリンターは何かがわかるでしょう。
このシステムが未来の産業形態を変えるという発想が間違いです。
未来の産業形態とは、少なからず、伝統技からの発想が重大で、
金型をプリントアウトするということを言い出している無知さを
なんとしても私は否定したいと考えています。
なぜなら、日本の伝統工芸の下敷きは、
すべからく、日常生活に何が必要であり、その効能こそ、
生活に存在すべき価値の美学的表現と内容だったからです。
「3D-Printing CIRCUIT」が日本から始まるのです。


『3Dプリンターが創成する伝統工芸産地サーキット計画』


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『3Dプリンターが創成する伝統工芸産地サーキット計画』


   


     5月 2nd, 2014  Posted 12:00 AM



光造形は本来、日本の発明でした。
しかし、米国産業にすっかり移行してしまいました。その影響は、
3Dプリンターブームをあたかも未来産業として喧伝に至りました。
しかし、ブーム止まりであり、それを流行現象としていることが、
わが日本でも喧騒されてしまいました。
出来上がっているモノは余りにも安易なモノづくりです。
フィギュアづくりなどは、光造形でも最初はありましたが、
ほとんどが流行現象となって結局は消滅しました。
私は、光造形から廉価なプリンターで、
自分仕様の家庭内モノづくりを日本ならではの
新たな取り組みにするべき関係づくりを計画してきました。
現在の3Dプリンターのブームの浅薄さに私は呆れていますから、
日本独自路線として、伝統工芸産地とのサーキット計画を創成し、
陶磁器、漆器、打刃物などの全国産地に、
まずは、現状のプリンターで、自己発想品を作成してもらい、
それを各産地のプロに、伝統工芸技能で支援してもらいます。
結果、自分のプリンター成果物は、現物として産地産品に革新、
この革新が全く新たな伝統工芸になる回路=サーキット創りです。
すでに、私なりに認めている産地サーキットを準備しています。
現在はまだ国産の廉価なプリンターさえ生まれていません。
ほとんどが米国製のプリンターになっていますが、
米国が日本への輸出をしていないモノも出てきました。
けれども、ほとんど中国製は香港ではさらに格安製品コピーであり、
これらの製品には未来はありえないとさえ判断しています。
無論、光造形に比較すればモノづくりの核心にはなっていません。
私の狙いは、日本独自の「問題解決の手法」として、
3D-Printingを伝統工芸技との融合性を創っていくつもりです。
3D-Printingサーキットとしてのモノづくりを開始します。


『3D-Printerと3D-Printingの時代にやっとなったが』
『光造形から3D-Printingまでをプレゼン』


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