kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘DESIGN’


10月4日Staff Blog 1/2


   


     10月 4th, 2009  Posted 3:41 PM

10月4日 1/2

時計の整理、キャラクター編は、
ドラウォッチその1です。
ドラえもん外形そのまま…。
キティちゃん、ドラえもん、クレヨンしんちゃんと
BOSS(川崎和男)のキャラクター収集は、
様々なところで、語っております。
何事も本気なBOSSです。

37_dora_watch


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10月3日Staff Blog 2/2


   


     10月 3rd, 2009  Posted 4:20 PM

10月3日

BOSS(川崎和男)デザインの阪大ウォッチ。
阪大工学部で採用されています。
白とシルバー、阪大カラーのブルーで
構成されています。
ちなみに、「阪大マーク」は、
故・田中一光先生の作品です。

GOLDEN TIMEの機構の
考え方と美しさを見て依頼されました。

残念ならが非売品です。
VIP用の記念品として使われています。
阪大マークが時針となっており、
浮かびながら動きます。
分計には、
OSAKA UNIVERSITYというロゴです。
36_handaiwatch


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10月3日Staff Blog 1/2


   


     10月 3rd, 2009  Posted 4:12 PM

10月3日

BOSS(川崎和男)デザインの
GOLDEN TIMEです。
時針と分針は、
中心軸から解放されています。
浮かび上がって動く機構です。

アートウォッチのシリーズのために、
機構や文字盤、ベルト、
パッケージと制約がある中で、
さすがMy BOSSです。
文字盤の機構の
ベースとなる考え方は、名作HOLAです。

この考え方は「BOSSの発明!」です。

以降この考え方を、
採用されている時計はいくらもありますが。
モノマネでしょう。

35_gwatch


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10月2日Staff Blog 3/3


   


     10月 2nd, 2009  Posted 7:16 PM

10月2日 3/3

BOSS(川崎和男)作品95年発表。
ユニセフ基金募集のために、
ボランティアて参画した作品です。
文字盤には、12の時針(Hour Hand)と
60の分針(Minuite Hand)が
構成されています。

34_watch


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10月2日Staff Blog 2/3


   


     10月 2nd, 2009  Posted 7:14 PM

10月2日 2/3

こんなシリーズも!!!
新潮文庫のYonda?CLUBの
YONDA ?PANDA。
BOSS(川崎和男)が文庫を大人買いして
おまけの時計を
必死に手に入れたというモノ。
デザイナーという職能の収集は、
止まりません?

33_watch


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10月2日Staff Blog 1/3


   


     10月 2nd, 2009  Posted 4:48 PM

10月2日 1/3

デザイナーデザインの時計資料。
デザイナーデザインの時計は、
ブランド時計には、
商業的には叶いませんが、
時代感覚があります。
定期的に電池交換をして、
資料にしています。
残念ながら
もはや故障している時計もあります。
その当時のデザイナー感覚を確認できます。
32_wach


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『資本主義からの逃走』
 「雷神の手からスルリと・・・『失』という意志」


   


     10月 2nd, 2009  Posted 10:07 AM

「失」とは、電光石火です。
私の「失」の概念は、
雷鳴あるいは稲妻のようなまっすぐに、
直進して迫ってくる光あるいは雷電がイメージです。
雷神のごとき自然界の不可思議な意志です。
それは、自然界から人間に指示された意志と言っていいでしょう。
まさに、「手から抜け落ちて、判断をせまってくる力」の印象です。
「失」は落ちてくるのです。

今、私たちは、
「失」ならば、
「失敗・失念・失礼・過失・損失・滅失・・・・など」を
想い浮かべるでしょう。
しかし、「失」の原意は、
自然界の意志が電光石火で、
私たちにあたえられた試練だったのです。

福沢諭吉は、
「脱亜入欧」をなぜ、明治維新を通して日本人に勧めたのでしょうか。
「文明開化」と「西洋化」に、彼は説き続けました。
02_fukuzawa
「人は人の上に人をつくらず・・・」と。

これは、米国の「独立宣言」、
トマス・ジェファーソンからの引用でしたが、
そのことまでは歴史的に言及されてこなかったのです。
01_jefferson

「安政の大獄」で斬首されたり、
獄死した志士を黙して見送った
自己への憤懣と自虐性を
おそらく死すまで抱いていたものと思います。

よって、
彼は、体制には決して与することは出来なかったのでしょう。
これは、徴兵されて戦地から
生還した人々が抱いた信念と同質のものなのです。
「戦後民主主義」の自虐性と憤懣は、
連続して振り落とされてきた、
「失」のごとき、
戦勝者たちがまるで雷神の振る舞いを演じました。
すなわち、その程度の「歴史」感覚だと私は思っています。


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10月1日川崎和男のデザイン金言 Kazuo's APHORISM as Design


   


     10月 1st, 2009  Posted 9:51 PM

10月1日 友引(己卯)


「思い」とは、
頭脳で心情が働き、
イメージという心像がうかんでくることを
意味している。
「想い」とは、
対象物に対してあたかも目を見開いて、
心像感覚が思考につながっていくことを
意味している。

『デジタルなパサージュ』 OriginとBegin


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10月1日Staff Blog


   


     10月 1st, 2009  Posted 6:30 PM

10月1日

BiND FOR WEBLiFE 3発売!
早速BOSS(川崎和男)に
お届けいただき感謝でございますっ?
BOSSが出張から戻られたので
本日開封しました。

「BiND LOVES DESiGN.
?BiNDには、
デザインの可能性が詰まっている。?」

デジタルステージ平野さんの
こだわりの世界観楽しみです。
「motion dive」
「LiFE* with PhotoCinema」
デザイナーは当然お気に入りのソフトです。

また圧倒的な映像と音を駆使した
平野さんとBOSSとの
ビジュアルジョッキー、コラボステージが
見たい、聴きたい、感動したいです。

31_bind


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『資本主義からの逃走』
 「失」という神判を与えられし基軸へ


   


     10月 1st, 2009  Posted 9:45 AM

歴史は、
常に「戦勝者」によって
陳述されてきたエクリチュールに過ぎない、
と私は思っています。

まさしく生き残るのは、
「戦勝者」かも知れませんが、
歴史に冷徹なまなざしを投げかけられる人間こそ、
知的生涯を遂げれる「失」なる品性と品格だと思っています。

なぜなら、
この品性にのみ神判を受け入れることができます。
そして、
この品格にこそ、
歴史を読み解く才能が与えられます。
だから、
「失」というテクストから
「無」を見つめて
創造する能力を許してもらえるのです。

私には、
すでに「戦後民主主義」の呆れ果てる欺瞞さは、
無血開城して幕藩体制を滅失させ、
明治維新を打ち立てた当時の体制者たちから、
現代にまで引きずっている戦勝者。
彼らによって書き続けられている
想像力欠乏者たちの謀議としての歴史観です。

この歴史観を真正面から見つめ非難し、
私の品性としての美学に反射させれば
モノに宿すデザインの力が生まれるのです。
歴史の「失」を「無」に変換してこそ、
美学を成立させることこそ「デザインの基軸」でしょう。


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