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『スタイラスの体感重量を調整した私の工夫』


   


     2月 24th, 2015  Posted 12:00 AM

ダヴィンチ時代の鉄ペンは、やはりピニンファリーナでのデザイン、
私にとって、最良のグリップ性と体感重量でした。
そこで、結局、私が進化を追い求めてきたこのペン先が最適でした。
問題は、重量感ですが、これはペンシルホルダーに、
私なりの決めたモノを詰め込みながら、決定的な2種類です。
一方は、ライン専用であり、
もう一方は、ブラッシュ的な面用を使っています。
しかし、スタイラスは少なからず12本は持ち歩いています。
当然ながら、アプリケーションも今では相当に増えましたが、
使いこなすのは、スケッチ用が3種程度で、書用は一種です。
実際には、書を太さ別や、書き心地はこれで確認ができます。
かつて、スケッチ練習では、デザインストロークで、
レタリングから通常の描写訓練でした。
デザインストロークで鶏をどれほど描かされたかが基本です。
したがって、ともかくデジタルスケッチ技法を身体化するために、
私は毎日必ず、ライン描きとブラッシュ描きを訓練してきました。
だから、教育者としてこの訓練で、確実に私は、
iPad上でのデジタルトレーニング方法を創ったと思っています。
だから、出来る限り、アイディアスケッチでの
ラフレンダリングは可能だと考えています。
それはやがて、紙とペンというアナログを超えて、
デジタルスケッチの時代が来ると思っていますし、
このスケッチから図面それも3D図面となり、
これが3Dプリンターに直結するでしょう。
私は光造形をやるために大学人になり、光造形をマスターしました。
光造形は素材も進化してくる過程をみましたが、
今では3Dプリンターがようやくそれも廉価なモノが出てきました。
ただし、3Dプリンターを使いこなせる人物は5人程度です。
そして、私が光造形で試したことが出来るのは3人しかいません。
いづれにしても、デザインの基本はスケッチです。
手が考え出してくれるデジタルスケッチ、
そのためのスタイラスはようやくここまで進化してきたと思います。

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『iPadでのスタイラス先端が新たなペン先になった』


   


     2月 23rd, 2015  Posted 12:00 AM

iPadでスケッチが描けるようになってから、
スタイラスを自作してさらにあらゆるスタイラスを使ってきました。
私は、なんとか自分の身体・指先にフィット感を重視したのです。
本当に、市販されるとこのフィット感に拘り抜いてきました。
が、ダヴィンチ時代の鉄ペンを使い、葉巻文化が生きたボールペン、
こうした筆記具で、大きなことを学んだのです。
それは、「弘法筆を選ばず」ということでした。
結局、スタイラスが静電対応まで工夫されてきましたが、
そんな中で、スタイラス先端が小さな円形透明プラスチックが
実はアプリケーションとの対応で、スケッチと書が同じことが重大。
この発見によって、私は、これからのスケッチ技能を
iPad上で、どういうトレーニングで可能になるかということでした。
幸いにして、NHK国際の取材で、デザイナーならスケッチ場面撮影を
必ずTV的に要求されますから、「デジタルスケッチにします」、
取材陣はびっくりされたようですが、描き出したら、
次々と要求されるとともに、まったくこれまでの画材無しを評価。
そうして、私は、これからのデザイン教育には「この方法」がある、
ここまでに気づきました。
これは名古屋市立大学での「色彩論」をすべてMac上に置き換え、
Apple銀座でも「デジタル色彩論」を話したことがあります。
確かに、アナログ的に、様々な画材を使いこなすことは
私には身体的にも40年も慣れしたしんできましたが、
デジタルスケッチしかも新しいスタイラスペン先が身体化しました。
アナログスケッチにはスピードライ・マーカーが最適でしたが、
デジタルスケッチでは、レイヤーの気づき方とスタイラスでは、
様々なペン筆跡の膨大な組み合わせを身体化するだけだと思います。
いづれ、私のデジタルスケッチ、そのトレーニング基本を
これからのデザインスケッチ技法として紹介するつもりです。

「iPad-SkechBookPro カラーマネージメント」


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『iPad Airのスタイラスをまだ追いかけ、今の結論』


   


     1月 16th, 2015  Posted 12:00 AM

ASUSの18インチPADでのスケッチに取り組んでいても、
やはり、大きさ的にはiPad Airでのスケッチは、
ほとんどアプリケーションの使い分けや表現技法に馴れ親しみました。
そうして、各種のスタイラスは、アプリケーションの進化で、
現在は、この5種が描くテーマ毎に最適になってきました。
ある意味では、静電利用のスタイラスよりも、
使い慣れたスタイラスに結局もどって使っているわけです。
アプリケーションも結局はSketchBook Proを使い続けているのです。
使い勝手は三つあると思っています。
だからiPadでの描画は、
 
● ペンの選び方とそのきめ細かな設定を知り尽くすこと
● レイヤーの組み方を徹底してマスターすること
● 移動や対称性、複製に精通すること

この三つをマスターすれば、それこそデザインスケッチだけでなく、
イラストレーションから水彩、油彩までが表現可能だということです。
私はレンダリングを仕上げることはもう億劫になっていますから、
イメージスケッチを描ければ、それでもう充分です。
ブログ読者からもスケッチが見たいと言われていますが、
いづれ発表していくかもしれませんが、
それは意匠登録後か商品化されるまでは見せることができません。
クライアントとの契約もあり、公表となれば契約上、相互に、
了解を取らなければなりません。
例えば、メガネフレームなどや、車デザインでも左右対称などは
デジタルスケッチ技法は、とてもiPadが優れて便利です。
ただし、これはあくまでもツールですから、
スケッチブックで、紙とボールペンの技術は、
今年は毎日トレーニングをしたい、それは野球選手のごとく、
素振りを欠かせないことで、技能力100%を持ち続けることです。


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『ようやくPad上でのスケッチができる』


   


     1月 9th, 2015  Posted 12:00 AM

iPadが登場して、SkechBook Proでスケッチ、レンダリングが可能。
しかし、iPad上ではスケッチ画像には制限がありました。
それでも私は、スタイラスペンを自作から始めて、
気づけば、徹底的に書く・描くためにスタイラスはこれまた
正直、今存在しているほとんどを経験してきた気がします。
私には新しい筆記具にすぎませんが描き心地はまだまだと思います。
そして、ASUSから18インチのPadは大きな画面で絵が描けます。
18インチなのでA3サイズ大程度が可能になりました。
なんとしても、これまでのマーカーテクニックを
私は職能的に、また教育としても、マスターしたいと思っています。
おそらく次世代デザイナーはこのデジタルスケッチ技能は不可欠、
そんな時代になるでしょうが、
まずはペンと紙が基本になるでしょう。
今日はNHK国際が、私のスケッチ風景も取材したいということで、
それなら、すべてデジタルスケッチをそろそろ撮ってもらおうかと
昨晩スタイラスを全部確認しました。
iPadで手慣れてきた最近のスタイラスではなんとも調子が出ずに、
結局、最も手慣れたスタイラスに決まってしまいました。
メガネフレームのデザインスケッチには最適です。
それは左右対称がとても容易だからです。
もはやデジタルスケッチは、鉛筆からマーカーまでを
たった一本のスタイラスで可能ですが、私はどうしても2本です。
iPad上での描き感覚や描き心地は、
18インチ画面上とは全く異なることがわかりました。
今日の取材は、タケフナイフビレッジ第二世代向けのナイフが対象。
ラフレンダへのスケッチテクニックは見せられるかも知れません。
そして、この18インチを持ち運ぶケースはまだ市販されていません。
だから、ワイフに手造りで作成してもらっています。
そろそろクライアント前でも、スケッチのプレゼンができるでしょう。

『iPadのスタイラスペンは徹底的に精査しています』
『iPad Airに今、最適なスタイラスはここまで絞った』


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『iPad Airに今、最適なスタイラスはここまで絞った』


   


     12月 27th, 2014  Posted 12:00 AM

デザイナーとしての根本はスケッチ能力とその技能だと思います。
私は、まず紙と鉛筆とは40余年格闘して、スケッチを身体化し、
ともかく、夢の中でスケッチが出来上がるのは幾度も見ました。
そして、iPadの登場とともに、スタイラスは自作から、
これまで市販されてそれなりの評価あるスタイラスはほとんど、
自分の指先感覚をトレーニングしてきました。
iPadの中の色彩については、AppleStore銀座でも講演をして、
意外と知識無くみんなが使っていると思ってきました。
さて、スタイラスはすでに静電容量との対応が進化してきていますが
紙と鉛筆との関係は変質していると判断しています。
ということは、iPad上で清書ができるわけではなく、あくまでも、
私はスケッチにこだわろうと考えています。
ともかく、ペンは最低この中の2本でいいと言う段階にはきました。
iPad Airは、随分と軽くなっていますから、
願わくば、もうMacBook or MacBook Airから解放を熱望しています。
アプリケーションも、SketchBook Pro・Adobe各種・Paper-53で
ほぼいいようになってきたと思います。
私は特に次世代には、iPadとの身体化をうるさく言っています。
私の世代は、紙と鉛筆の感覚があまりにも身につき過ぎていますが、
次世代は「道具感覚」を早く身に付けるべきだと主張しています。
ところがiPadどころか未だにWindowsがデザインツールだというのは
デザイナーは本当に辞めるべきだと宣言しておきます。
Adobeのアプリが各種あることには納得していませんが、
iPad上で直線からカーブ定規まで使えるのは一つの進化と評価。
Evernoteからのスタイラスは電池駆動であることが好みです。
今はまだiPad Air上ですが、ASUSの18インチだと、
A3サイズ大のスケッチまでが可能になってきています。
ともかく、私にはまだまだ、紙表皮と液晶表皮と鉛筆:スタイラス、
この組み合わせ感覚を来年には、ほとんど同じにすることが
デザイン発想の定着ツールになってくれるものと期待しています。

「カラーの決定のために・HSB色空間」
「iPad-SkechBookPro カラーマネージメント」


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『クリスマスプレゼントは万年筆を語れる少女から』


   


     12月 26th, 2014  Posted 12:00 AM

私にはとても幸運なことに、趣味を徹底的に語れる友人がいます。
オーディオ、鉄道模型、カメラ、筆記具、そして万年筆などです。
私が最も最高品質としているビスコンティの最高級万年筆には、
今年も、万年筆・用紙品質・その用紙品質を
教わるほど語れる女の子が一人います。
万年筆のショップを持たせてあげたいほど、
私と徹底的に話が出来合う一人であり、彼女の万年筆知性は、
それこそもう一人筆記具など専門誌編集長ほどの知識力があります。
日本で最高のインクについても彼女とはいつまでも話ができます。
以前も、これ日本で最高のインクと言って紹介を受けました。
思いがけず、今度もクリスマスプレゼントとして、
カードとともに送ってもらって大感動でした。
このインクがふさわしいし、私の万年筆、収集品もほとんど熟知ゆえ
あの万年筆が、とか書き添えられていました。
そうなると、またまたワイフに叱られながらも、すべての万年筆を
そうだ、年末にすべてをクリーニングしなくてはいけない。
彼女はそうも言いたくて送ってもらったのかもしれない。
いや、このところはほとんど毛筆で手紙を書き、
iPad描画のスタイラスを描き競べていましたが、それこそ大慌てで、
このインクにはビスコンティの一本に入れて使いたいと思いました。
丁度昨夜には、メタルチップのペンシルとシャープペンシル、
鉛筆の進化をメモのごとくブログを書いていました。
やっぱり、赤いフェルトの上に、三本のビスコンティを並べました。
インクのビンは、いづれ、インクだけでもじっくりと、
そのインク色についても記しておきたいほどです。
ともかくも、彼女のこの筆記具知識は知識熟知を超えていますから、
今では万年筆知識もない連中には聞かせてやりたいと熱望します。
書くことは欠いていることを埋め尽くす、
それには、どれほど、しかも最高の色があるということを
また、彼女から教えられました。

「机上の一本はスケッチ用万年筆」
『ブロッター・インクと吸い取り紙の関係』
「ブルーを持ち歩くというファッションとデザイン効果」


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『書く事のモノは最初から進化を続けている』


   


     12月 25th, 2014  Posted 12:00 AM

先般、ブログなどを今も書いている人間は駄目とかいう文章があり、
私はこの人に喧嘩を売りました。
書くことは欠くことの原意に繋がり、書くことで欠落していることを
筆者は原知性を埋め込む修行だから大事だと反論をしました。
私にとって最も指先が鍛え抜かれてきたことは、書く・描く事です。
したがって、デザイナーになってこの40余年は、
ステッドラーの鉛筆、その書き心地では、タッチから用紙はじめ、
鉛筆はほとんど試してきたと自負しています。
だから、シャープペンシルには全く心惹かれてはいませんでした。
ところが、日本人はすごいと思っています。
しかも私自身、日本文具大賞の審査委員長もしていますから、
できる限りの文具、筆記具を詳細にプロの視点で試してきました。
そして、とうとう「折れないシャープペンシル」(下)の登場に、
私は大感動しています。
そして、欧州の中世時代、それこそレオナルド・ダ・ヴィンチも
使っていたと言われているメタルチップペンシル(中央)は、
鉛筆の源流とも言われ、ピニンファリーナでリ・デザインされたモノ
これはまだ発注中で手に入っていませんが、タッチは優れています。
結局私はようやく鉛筆からこのシャープペンシルが気に入りました。
それは、このシャープペンシルであれば、用紙・紙の品質までが
私の身体感覚と同次元になる感覚がやっと一致してきたと思います。
たとえば、一枚の用紙の上で、ペンシルを走らせれば、
私は高速性で、極細最小の線描画が、削り直すことなく折れない芯で
相当に描き込みが可能になってきたことです。
無論、メタルチップペンシルは中世以来、この描画が可能であり、
折れないシャープペンシルまで一つのサイクルに戻ったようです。
すでに指先の感覚を私はiPad描画まで連続させたいのです。
なぜなら、選び抜いた紙に書くため、描くための身体感覚は、
これまでの経験をiPad上にもスムーズに移行させたいのです。
それこそ、書く事・描く事は、私の創造性の欠落・欠く事を
埋め尽くす作業に他ならないからです。

「プロとして元気の素は鉛筆への作法」
『あくまでも「素材」は木質で確かめる』
「iPad Stylusを使うと分かること」


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『開発コードネーム・Popeyeからの拡大』


   


     12月 16th, 2014  Posted 12:00 AM

Sweet-peaというコードネームが、マスコミに突然流布されると、
Popeyeというコードネームがきました。
これは元々、Popであることとそれを見つめるeyeという、
メディア・インテグレーションにはふさわしいと考えられていました。
そして、Popeyeがほぼポップアップメニューにも、
インターラクションで「これが入る!」というシンタックスがあり、
私は日本で騒がれているマルチメディアの軽薄さに失望しました。
そして、ポパイをもう一度整理するために、
随分とビデオを探し回り、数本見た経験があります。
そこからオリーブとブルータスのデザイン企画が広がり提案しました。
丁度、航空企業の整備マニュアルの話が舞い込むと、
今度はNikeからの接客と店頭販売ツールの実装設計までに至りました。
今ではこれがiPadになりましたが、当時はCD-ROM企画での
まさにメディア・インテグレーションでした。
ユナイテッド航空、ナイキはそれぞれの要求が異なっていましたが、
共用できる設計となり、日本では実装でまとまることが、
回路設計はレイアウト、筐体設計はコンフィグレーションでした。
この二つの技術設計のフィージビリティを私はまとめるべく、
実装をConfiguration Layoutという一語にまとめるプレゼをしました。
デザイン部門には気楽に入ることが許されていましたが、
なかなか、当時ASAHI=MacBookとの設計でぶつかっていました。
一応、この写真モデルまでの実装設計にまで辿り付いたので、
さらに雨天用から水中使用のブルータスの条件まとめも
スタートしましたが、さらに、生徒用(小中生相手)MacBook企画は
コードネームがJeepが、Newtonのキーボードを私が提示したために
この企画までが飛び込んできました。
ともかく、福井とクパチーノでこの開発がされていることは、
完全にマスコミ対策にはなっていたと思います。
デザイン契約では、Apple本社の弁護士からは、
当時、福井のデザインスタジオに指紋認証入室まで求められました。
そして、なんと言っても、プレゼでは当時、Director=動画を使い、
プレゼの後には、必ず聞かれていたことがありました。
この話はいづれ記録しておかなければと考えることでした。

Jeep「コンピュータを強く認識したときの人物と試作デザイン」
「キーボードデザインはここから始まった!」


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『ワイフのたったこれだけの授業講義プレゼン道具』


   


     10月 30th, 2014  Posted 12:00 AM

私のワイフは、出身は建築ですが、京都の私立美大系で、
プロダクトデザインの学生に対して非常勤講師をしています。
iPhone6 Plus発売と同時に、どうしてもPlusにしたいというので、
それを手に入れたところ、
これまで、iPadからiPad miniでの講義をすっかりPlusにしました。
どれだけを持っていっているのかとその道具を借りたら、
たったこれだけでした。ちょうどカバーはシャネルがぴったりとか、
音楽も、この携帯用で教室では十分とかのようです。
講義内容は、「近代空間論」とか「インテリア空間論」で、
もちろんKeynoteは徹底して私にうるさがられても指導しています。
時折、プレゼン内容では、トランジッションとか、映像の動きに、
私は詳しくとやり直しをついつい命じてしまいますが、
「そこまで、学生は要求していない」とか、拒否されます。
もう非常勤講師を3年ですから、年々と内容は詳細化しています。
一度忍び込んで聞いてみようかと考えています。
「明日は、これをやるから、どこから講義すれば?」というので、
ここからが絶対に面白いとか言えば、
「もっと、簡潔に説明を」とか言われてしまします。
説明をすると、「なるほど、この本にもそう書いてあった」とかで、
私の膨大なるデーターベースをテストしてきます。
私の講義を個人レッスンするのだから、これだけ請求すると言えば、
「誰が毎日の食事、洗濯、掃除をしているの!」とか言われれば、
もう沈黙せざるをえません。
しかし、最近は、どれほどKeynoteがPowerPointでは出来ない、
そんな表現を私以上に語れるようになったようです。
私から見れば、まだまだ専門家ではないと思いますが、
こうした道具で十分に映像・画像・音響まで、
手軽に行動しているのを見るとKeynoteだからこそ可能であり、
未だにPowerPointを使っているのは本当に低レベルだと断定します。

『画面プレゼンテーションを再考せよ』


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『日本で最初のCAD解説本が示していたこと』


   


     8月 29th, 2014  Posted 12:00 AM

日本で最初のCAD解説本は私と当時のスタッフたちと上梓しました。
それはまだ福井にいた1991年のことです。
ClarisCADがVersionUPするので一年延びたと思います。
当時は、四つしかCADは無くて、私はMac専用を選んでいました。
VersaCAD・MiniCAD+・AutoCAD・ClarisCADが出始めた頃です。
なぜならこの三つはMS-DOSであり、CADの解釈に未来見えずでした。
図面とは何か、から書き始めていますから、
図面の定義も明らかになっています。
図面とは「未来の形態を伝達する書式」であり、
CADと言ってもComputer Aided DesignかDraftかを見極めました。
すでに、2DのCADから3D-CADに私は向かい、
その応用のために光造形システムを叶えられる大学人になっています。
当時もこのCADが最高とは言っていませんから未来希望があります。
正直、この本を書いていたことを忘れていたのは事実です。
だから、私は図鑑=作品集では紹介することを忘れていました。
思いがけず書庫で見つけて読み直して現代事情を見直した次第です。
当時の未来への期待では現状とは四つの違いがあるようです。
まず、OSの変化と進化がCADを決定していくだろうこと。
CAD/CAMへの進化が発想のための書式にはまだ未定なコトが多い。
3D-CADが2D-CADからの進化に連鎖している不都合さがあること。
すでにクラウド対応になる予想はしていなかったことなどです。
結局、発想がPCのCADに縛られていることからは、
なんとしても解放されなければ、CADの方が人間より賢いでしょう。
そのことがPCで出来てきたことを嫌悪する最大原因になっています。
最近ではPCもChromeOSやiPad上では使用方法が変わってきました。
これは発想・表現・伝達をも変貌させるはずです。
私はCADはすでに6D-CADにまで進化していますから、
デジタル図面化は図面上で時間・人材・材料までが次元化されます。
そんな時代に向かって、「未来の形態設計」に、
自分の発想そのものを大変貌させることは
間違い無く当時から繫がっていることは間違いありません。

「進化した光造形・ラピッドプロトタイピング」
「光造形と3Dプリンターでクラインボトルはなぜか?」
「三つの革命を促してくれた『光造形』デザイン」


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