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『Programmingが整ってきたのはMacの世界になったから』


   


     5月 21st, 2014  Posted 12:00 AM

コンピューターが登場して、OSはこれまで様々に展開しました。
私は、MS-DOSとMSX、そしてUNIXがまだ二つの頃には、
Logoに惹かれSmallTalkが人工知能になるものと思っていました。
しかし、UNIXはその二つがNeXTによって、
Project Builderでまとまえられると、
結局はMacOS、このベースになりました。
私は、おそらくやがてはProgrammingは、
Mac機種そのもので実現することになるものと想像していました。
これからのデザイナーはProgrammingが絶対に出来るべき、
そう考えていた私は、阪大在任中は、研究室学生には、
iPhoneのアプリ制作を課題にし、しかもそのアプリは、
私がすすめるPKD=Peace-Keeping Design支援活動にしています。
このアプリ制作は、デザイナーの新しい能力を示していました。
これが組めないデザイナーを阪大ですら発見することができました。
それは、これからのデザイナーには不可欠のことです。
しかし、今この教育機関は国内に数えるほどしかありません。
無論これまでの美大ではほとんどこの教育はありません。
ProgrammingがNeXT上であったことはプレゼンソフトと同等でした。
すなわち、PowerPointでは未来はありえずに、
LightShowがKeynoteになってしまったことと一致しています。
私はコンピューターの進化は、
プログラム・プレゼン・ネットワークを何で動かすのかを
見詰めていくだけで明確に見えてくるものと考えます。
これからのデザイナーになる必須条件はProgramming=Xcodeです。
このXcodeなら現在のすべてのOSに指令を与えることができます。
PC に新しい世界をあたえ、Mobileもこれで進化するでしょう。
そして、ネットワークもCloudの世界からFogへと向かいます。
これこそ、私が考えてきたIntegration Mediaになるでしょう。

「 Media Integrationへのプレゼンテーションツール・4」
「もう一つの言語を教えていた昔・ロゴレゴのこと」
「数理造形から見えてきたAtom時代の終焉 ・01」
『1984年からMacintoshとの付き合いが私の重大経験』
「iPhoneアプリ・もう一度知らせます」
『画面プレゼンテーションを再考せよ』


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