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『前頭葉での発想ソフト使用は無能さを露呈する』


   


     11月 8th, 2015  Posted 12:00 AM

脳科学というのは、私のような素人にとっても
とても興味深いどころか自分の「能力=脳力」とさえ考えます。
とりわけ私自身がこだわってここが肝心というのは、
「前頭葉」です。
そして、絶対にこの前頭葉が麻痺していくことは知り尽くすべきです。
なぜなら、前頭葉の言語・計算・行動決定などは、
ずばり発想に関わっている創造脳力野=創造葉と私は思っています。
そして、この前頭葉の動きが実は停止する傾向になることと
前頭葉訓練、
この両方を決定づけているコンピューターソフトについて、
それほど克明なエビデンス=医学的な調査とその結果証明が必要です。
が、このことを全く伝えられないままに、
あたかも、たとえば企画=発想、その着想方法やそのためのソフトは、
すでに限定されていることを私は絶対に記述しておくべきと考えました。
ずばり、これはPowerPointとKeynoteというソフトウェア使いに
明確な回答があるということです。
この影響は明らかに表れてきています。
私は学会や講演会では、そのほとんどがPowerPointです。
しかも、PowerPointで素敵なグラフィック画面など
これまで見たことがありません。
せいぜい、Video映像がそれも1〜2画面以上は見た事無しです。
当然です。PowerPointで3画面が動くというのはありえないでしょう。
しかし、Keynoteなら8画面しかも音響はその度に変更可能です。
実際、PowerPoint1.0はMac白黒ソフトであり、
PowerPoint2.0でカラーになってMicrosoftのソフトになりました。
その時に、NeXTではLightShowが動き、私は日本でのApple10周年の、
記念講演では、このソフトを、Digital EquipmentにはNeXTを使いました。
その後、Macにジョッブズがもどってきて、Keynoteが生まれ、
今や消えてしまっていたMagicなる簡易アニメーション機能ありです。
つまり、前頭葉の発想機能を刺激し、発想するがゆえに使えるソフトは
Keynoteですが、PowerPointは整理やまとめソフトには使えても、
前頭葉は動かないということは明らかだということです。
前頭葉=発想は、どちらのソフトであるべきだろうか、
前頭葉刺激ソフトこそ、
使用者の脳力=無能さを表しているということです。


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『スマートな人とスタピッドな(前頭葉不能な)人々』


   


     12月 12th, 2014  Posted 12:00 AM

「プレゼン」という言葉はいつ頃だろうかという後輩の大学人から質問。
私は社会人になってから「プレゼ」だと回答をしました。
さて、19人がパワーポイントユーザー(前頭葉不能者)であり、
1人だけがキーノートユーザーであることを確認してきました。
パワーポイントユーザーは、
PCに使われているバカだと主張してきました。
バカ発言はいけないので、スタピッド=前頭葉無し人間とします。
さて確実な経験が私にはあります。資料もそろって保有しています。
PowerPoint1.0は白黒表示時代に、福山市でのデザイン会議で使用。
PowerPoint2.0でカラーになり、マイクロソフトに買収されて以後、
何も進化していないソフト=スライドショー的なプレゼン資料です。
PowerPointに至る前は、IdeaProcessor、MORE、Magicという進化。
NeXTでジョブズは、LightShowを創作しました。
私はApple Japan 10周年記念講演時に、digital equipmentの
ノートパソコンでこの講演会プレゼンにはこのソフトを使いました。
LightShowがKeynoteに進化してきたと明言できます。
現在、PowerPoint使用禁止している大企業が出てきてちょっと安心。
クライアントからは、私たちのプレゼンを見ると、
是非当社もKeynoteプレゼンをと希望されて指導が増えました。
が、Macが扱えずに結局手伝うことになります。
要は、Keynoteで作成すれば、動きは制限されますが、
紙芝居的なプレゼンのPowerPointにすぐに移行できます。
ムービーはKeynoteなら8画面すべてコントロール可能ですが、
PowerPointは3画面で不動失敗例を随分見てきたものです。
そこで、PowerPointで企画書作成ともなれば、
実は前頭葉が働いていないことは分かりきった事実です。
PowerPointユーザーはスタピッドな人々、つまりバカ達集団です。
いうなれば、19人のバカ達の企画やプレゼンなど無意味で「変」!
私は、激しく、彼らをスタピッドな人たちと非難しておきます。
なんなら、PowerPointでKeynote表現を超えてください。
私に見せてください。Keynoteも使えずに、
ジョブズのプレゼン真似事はますます、スタピッドな人々です。
当然ながら、ワイフはiPhone6 PlusでKeynoteを講義に利用しています。

「Media Integrationへのプレゼンテーションツール・4」
『「iPad Air」で講演が可能になりました!』
『ワイフのたったこれだけの授業講義プレゼン道具』


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『資本主義からの逃走』
 「Power Pointで創造性は破壊されていきます、
  なぜなら系譜から」


   


     1月 24th, 2010  Posted 9:00 AM

Idea Processor
Thinktank
Macintosh 128kの登場時に、
びっくりするソフトがありました。
Thinktankというソフトでした。
Idea Proccesorという言葉とそのシステムを知り、
私は文章を書くというプロセスになんと英文は、
これほど適合しているんだ、という驚きでした。
このソフトはMacintosh 512kでバージョンアップし、
More
同時にMoreというソフトが開発市販されました。
それはその文章づくりのプロセスを、
チャート図で表すという図解ソフトに進化したのです。
そしてこのMoreからプレゼンテーションとして、
チャートどころか、
スライドのように文字や絵図・図・図表の、
表現ツールにまでなっていきました。
Power Point
これがPower Pointの出発点でした。
PowerPointはまさしくベンチャーにて生まれました。
私は、Mac Worldで、Macintoh SE(後にSE/30)に、
スライド映写回路基板を取り付けてもらい、
透過型の液晶オーバーヘッド用モニターを買いました。
帰国して、すぐに福山市での「デザイン会議」で、
これを使った講演が、
多分、日本で最初にPowerPoint-Presentationです。
まだ、白黒でした。白黒というより青地に白文字です。
Power Pont 2.0でカラーになりましたが、
まだ、256色だったと思います。
そして、このソフトはマイクロソフトの
統合ソフト「Office」に買い取られました。
統合ソフトでは「JAZZ」という、とても、
パッケージからマニュアルまで最高のグラフィックで、
まとめられたものもありましたが、
もう飛び抜けていたためかあまり売れずに消えました。
マイクロソフトのPowerPointで進化は終了しました。
以後、何の進化も遂げていません。
Magic
その間に、Magicという、プレゼソフトであり、
しかも2D-アニメーションもプレゼ画面として、
とても簡単に作成できました。
これは、Apple IICで見事だったFantavisionを
進化させたものでした。
NHK教育TVでは、このアニメーションが、
「子供向け教育番組」では大変に多用されていました。
Magicこそ、現在のFlashにつながっています。
Flash
つまり、Officeの統合ソフトになって以来、
「何も進化していない」のです。


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