kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘Mind Top Popeye’


『資本主義からの逃走』
「iPadが加速させる新たな情報化・ラングが変わる」


   


     5月 16th, 2010  Posted 10:54 PM

Appleが変える歴史
iPadが登場してきました。
またもや、Apple社からの提示です。
1977年AppleⅡ、そして1984年Macintosh128k、
1991年から1年半コードネーム・Popeye(実機が東芝にあります)
私自身がディレクションに関わりました。
2007年 iPhoneによってSmart Phoneが登場。
私は、iPhoneで21世紀はやっと始まったとどこかで書いたことがあります。
さて、先日、2010年5月2日にiPadを手に入れてから、
このパネル一枚にとうとう次世代クラウドと呼ばれるNetworkSystem、
それ以上の「進化」が始まる予感がします。
私のiPadは、Appleの日本人デザイナーN氏の奥様が
ご帰国の時に持ち帰っていただきました。ちょっと何だか自慢です。
無論不満は、私がこの発表と同時だった「COOL LEAF」新素材だったら、
もっと形態的には絶対に未来的だったと確信しています。
前置きが長くなりましたが、当然、アプリケーションには、
「アイコン」=ピクトグラムが象徴的な記号になっています。
この記号は、視覚的概念ですが、果たして?と考えざるをえません。
また、私自身がiPhoneアプリも3つ開発し販売しています。
この開発の時から、アプリケーションが「コンテンツ」ではなくて、
「コンテクスト」と「シンタックス」だと結論づけてきました。
この体験から、「コンテクスト」と「シンタックス」は、
三つの手続き・Procedureがあると考えています。
Procedure
まず、アプリケーションは「何をソフトウエア」として必要なのだろうかと考えます。

● 1 これは会話=パロールなのです。
  つまり、これまでの会話で、対話する者たちだけが理解しあえる
  「言葉」が必要なのです。


● 2 その「言葉」が一般化する必要があります。
  一般化するというのは、ユーザーが増えていき、
  パロールで語られた言葉の意味が拡大してしまうことなのです。


● 3 おそらくその意味の拡大で、
  元来のモノの名称そのもののイメージが変わってしまうことです。


たとえば、私の世代は、たとえば「切符」という言葉がありますが、
今ではこの言葉はすっかり「チケット」に変わっています。
なぜ、「切符」が「チケット」に変わってしまったのでしょうか、と考えます。
なぜなら、「チケット」は「エチケット」からの意味=contextを持っています。
したがって、私は、iPadアプリケーションで、次のような言葉の意味が必ず変化、
いや変貌、変質、変態するのではないかと予測しています。
Note・Albam・Chart・Matrix・Book・Graph・Draw・Mailなどなどは、
パロールからラングとなって、元来のcontextから離脱するでしょう。
ラング
ラングというのは、
「辞書」にやがて掲載される「定義化されて社会的な認識が決定された言葉」です。
そして、ラングとなれば、言葉の由来がここからまったく変わるのです。
それは、時代の進化であるとともに、経済活動すら変態させると考えます。
経済活動の変態は、それこそ、資本主義経済すら変質させるはずです。
iPadは「リトマス試験紙」になっています。
これを見て、「未来を見通せる知恵」が試されるのです。


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2月26日Staff Blog


   


     2月 26th, 2010  Posted 11:00 PM

2月26日Staff Blog

「デザインで世界を変える」
チャリティー講演会@国際文化会館
盛況のうちに終了しました!!

お越し下さいました皆様、
USTREAM中継をご覧いただいた皆様、
Twitterをご覧いたいた皆様、
心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。

この講演により集められた費用は、
Peace-Keeping Design
活動支援・運営支援のために
活用させていただきます。

デザインの持つ
理想を具体的に目に見える形で提案する力
を最大限に活用し、
世界的課題の解決に向けて
よりいっそう活動を進めていきます。

今後とも、ご支援、ご協力のほど
なにとぞよろしくお願いします。



講演会開始直前の
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)


PKDの活動とその理念について
プレゼンテーションを行いました。


講演が終わった後も
多くの方々にお声がけいただきました。


幻のPOPEYE実働金型品!
講演会終了後、
Appleと東芝との共同プロジェクトで、
川崎がデザインとディレクションをしていた
POPEY後にSweatpeaとなった幻の名品を
東芝の方からプレゼントされました。


皆様、本日は
本当にありがとうございました。

PKD事務局 スタッフ一同


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『資本主義からの逃走』
 「LISAからiPadはφ=MECCへ」


   


     2月 4th, 2010  Posted 9:37 AM

LISA to iPad

LISAというコンピューターが登場。
やがて、私の側にMacintosh 128kで、以来、
コンピューターはMac以外は認めてきませんでした。
ただ、UNIXでのEWSの世界で、
「光造形システム」=Rapid Prototypingを追いかけ、
トポロジー空間論から人工臓器デザインをしています。
Macの世界はApple社という新たな企業存在でした。
そして私も、スカリー会長時代、アラン・ケイ氏にも
自分のデザインがApple社プロジェクトになって、
様々な議論をした経験が、大きな生涯の思い出です。

Apple Consultant

Mind TopPopeyeSweatpeaJeepBrutus,etc
が当時のコードネームでした。実現はしませんでした。
が、デザインのモックアップモデルは手元にあります。
パソコンをツールとしながらも、
私には「デザイン対象」そのものです。
パソコンは、「クラウド型」となることは確実です。
「スマートフォン」と「ネットワークコンピュータ」
この形式がiPadに進化しました。
おそらく、この中のコンテンツも、想像以上に、
驚愕の進化を遂げるかもしれません。
また、iPadは、ユーザーそれぞれの使用用途での
エンハンスメントも、新しい才能によって、
拡大化と集約化し、その相互性でさらに革新が
希望になってくれれば、
現代までの様々な問題解決につながると、
私は確信しているのです。
キーワードは、
物質=Material
エネルギー=Energy
情報=Contents & Context

φ=MECC

だと宣言しておきます。


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