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「デザインは問題解決!・この本質の再整理」


   


     8月 27th, 2013  Posted 12:00 AM



デザイン=designare→design。
ラテン語からアングロ・サクソン語になりましたが、
この本質を伝えるには、漢字一語がその本質を表しています。
「解」文字、この一字です。
牛には角があり、それを刀で・・・ということは、
解体し解剖し、あるいは溶解します。これが第一段階です。
次に、解体して分解したものを、解釈し解説することで理解です。
これが第二段階になりますから、解説されて理解に及べば、
第三段階は、解放されることになります。
つまり、目の前にある問題・課題・話題となっていることに対して
応答し回答し、そして解決することで、人はホッとするのです。
人は、常に問題を抱え込みますが、なんとか解決してこそ、
やっと解放されることになります。
そのために、人は、問題意識となっていることを
より明解にするべく、問題点に目印=signを付けるわけです。
この目印を付ける行為=do+sign=designareと断言できます。
問題解決された応答・回答・解答はいづれも「答」です。
「答」という漢字も優れて良く完成された文字になっています。
竹冠が「合っている」ことは「箱」という文字と対照できます。
それは箱には竹で編まれた蓋が付いていることと同義なのです。
「答」は最適解でなければなりません。
デザインは、問題点を明確にしていく思考過程に目印をつけて、
その分解・解体・解剖・溶解をすることで、
なんとか解釈をつけ、解説をすることで、理解を促します。
充分に理解できれば、人は解放されて人心地をつけられるのです。
私が、designが問題解決のための思考をめぐらしていくには、
具体的にはスケッチを描く=do+signを思考工程にしています。
たまたま、その目印が装飾的に見えるからこそ、
一般的には安易にデザインは装飾だと思い込んでいるのでしょう。
しかし、「解」・「答」という漢字とdesignareまでを
問題解決の思考に配置していけば、本当に「明確」な、
designの本質にたどり着けるものと確信しています。


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「DESIGN TOKYO 三年目の成果が見えてきた」


   


     7月 8th, 2012  Posted 12:00 AM



日本が「ホスト国」であり続けること。
これは私が、日本の貿易立国・見本市コンベンションの最大目標です。
「製品デザイン」の中心国であることを意図して、
「DESIGN TOKYO」展を創って三年目になります。
この展示会は、二つの領域で構成しています。
まず、この展示会に出品できるかどうかは、
「審査会」を設けています。
今年はMoMAのアシスタント・キュレーターも入っています。
同時に様々な領域展も開催しているので、
日常生活のあらゆる商品・モノが見れることと商談が可能です。
アジアはもちろんアフリカ・欧米からバイヤーも増えてきました。
特に、「DESIGN TOKYO」はデザイン中心主義を高めると同時に、
次世代デザイナーの発表の場があります。
これは、私の強い狙いがあります。
海外で発表すると大変な出費になります。
そして発表成果はほとんど無いと言ってもいいでしょう。
しかし、この場なら、バイヤーと直接デザイナーから売り込みが可能です。
欧州の有名な次世代デザイナーや企業がショーアップしている展示会は、
高額な出品料を取られて、投資効果はゼロです。
韓国の次世代デザイナーはほとんど出品しなくなりました。
「DESIGN TOKYO」であれば、MADE IN JAPANが明らかです。
今年は台湾政府から
台湾デザインセンターが選別したモノが持ち込まれました。(写真右上)
ふるさと福井からは毎年、
Hacoaが審査通過して発表しています。(写真中央下)
ワイフが座って確認しているのは、
デザイナー提案の「椅子」であり、
毎年発表の場にしていただいてます。(写真右下)
来年は、出品意図を明解にしてもらうためにどうすべきか、
次世代デザイナーには、新たな産業を紹介し、
このような領域という「テーマ」そのものを提案します。


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『資本主義からの逃走』
 「SーSign、私はこの言葉とともにある」


   


     4月 10th, 2010  Posted 11:30 AM

S
Sというアルファベットもヒエログラフだった。
しかし、すぐにこの文字は表音性へと変化したと知りました。
原シナイ文字という象形だったようです。
乳房・弓という象形の解釈から、これが垂直になると、
Σ
フェニキア文字での「Σ」になるというのです。
無論、弓は弦を表し、やがては歯擦音(スースー音)となるから、
表音性に変化した記号になりますが、
この文字が意味性を獲得していくのは本当に幅広くなります。
S=7=Sevenという数詞から、
Silence=静けさは、Signature=署名を引き出して、
円を二分割するとかで、シンボルや曲折したものとなりました。
私は、designとresignを見比べてこれからも生きるでしょう。
Symbol=象徴という次元に、
自分がデザインしたモノがその位置に存在してくれればとか、
Second=秒・時間のいわば最小単位が気がかりです。
私がデザインの意味を語源性から語ることを、
これまで、どれほどやってきたことでしょうか。
ラテン語のdesignare=de+signare=do+signです。
このプレゼ画面は何枚、そのグラフィックを表現したでしょうか。
この解釈が様々と変わることから、
Designがラテン語からという解釈も多様化している事実があります。
私は一元化しないと、designの意味が多様化すると思ってます。
design・resign
だからresignと対比させれば、
「de+sign対re+sign」で、生きるということの、
一つの決着性がSignに宿っていると思うのです。
つまり、sign=目印です。
これは、感覚で記しできること=心で受け止める印です。
あらためて、前述したresign=諦観と対比させてください。
諦観は「あきらめる」という意味ですが、give upではない、
もっと深淵な「生」は「死」にむかっている。
だから、「生きている」というのは、
「死んでいく」という手がかりが日常の中で印、
あるいは「記し」とされることへの決着です。
「記し」・「標し」・「徴」=印を知るということの諦めです。
もっと、デザイナーとして、
デザイン作業の中で、100のアイディアがあって、
その中の「一つ」にdesignが決まれば、
99のアイディアはresignしたことになるというわけです。
私は、多分、このままの「生」が「死」へという過程では、
designとresignを毎日見つめていくことが、
シンボル=象徴になっています。
そして、時に、SOS(Save Our Soul)=我が魂を救え、と
自分のdesign呼びかけているresignがあります。
Save Our Soul


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