kazuo kawasaki's official blog

Archive for 2月, 2010


2月28日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     2月 28th, 2010  Posted 10:00 AM

2月28日 先負(己酉)

私が欲しているのは、
次世代のデザイナーを
どう育成するか、

次世代のデザインは
どう学際的に理論化されるかだ。

『デザインの極道論』あらあらしい


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『資本主義からの逃走』
  「製品コンセプト・一人称では三つが基本」


   


     2月 28th, 2010  Posted 1:10 AM

清・潔・簡・明
私は東芝のインハウスデザイナーから出発しました。
その時の「想い」は今なお崩していません。
身体的には、車イスになり、心臓障害をいだきながらも、
それでも、私は「デザイン領域の拡大」が目標です。
製品コンセプトは、常に三つで十分だとさえ思います。
それは、自分自身=一人称から決定すれば、
● 清々しいこと=清
● 潔い=潔
● 明快=明確な簡潔さ=簡素

以上が、私自身の精神性や、そんな存在感で生きたい、
ということにつながるからです。
だから私の製品デザインには、
その一人称がそのまま反映し反射し吸収されたモノに
結実してくれればいいと考えてきました。
しかし、
清々しく生きる、というのはとてもむずかしいことです。
潔いというのは、きっぱりさとさっぱりさです。
簡素で明快であるというのが、清潔さを必ず与えます。
私が「喧嘩道」と呼ぶのは、
この三つを成し遂げるためには、
自分へのこの三つの問いかけです。
自分に喧嘩を仕掛けることです。
私の「製品デザイン」は無論、「好き・嫌い」で
受け取られています。
時には、川崎和男のデザインは嫌いだ、と、
幾たびも言われていました。
それでも私が、「私のデザイン=一人称で語りつくす」、
この姿勢や態度が気にいらないのは、
「嫌い」というあなた=一応、二人称のあなた自身へ、
問いかけます、とうより喧嘩を売ります。
聞かせて下さい。
● あなたは、清々しい人ですか?
● あなたは、潔いですか?
● あなたは、明快・簡潔・明確・簡素ですか?
という「喧嘩」を売りたくなります。


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2月27日Staff Blog


   


     2月 27th, 2010  Posted 10:56 PM

2月27日Staff Blog

昨日のお誕生日に、
B&OのBeoTimeをプレゼントに頂いた
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)。

素材の質感やつくりを
子細に見ながら、
早速明日のアラームをセット!


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2月27日Staff Blog


   


     2月 27th, 2010  Posted 10:47 PM

2月27日Staff Blog

祝!!6x歳の
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)。

昨日はチャリティー講演会@国際文化会館
の為、一日遅れでプレゼントを開けました。

今年のスタッフからのプレゼントは
ヘリコプターAPACHタイプラジコン。

次の東京出張に連れて行って、
国際文化会館のお庭で飛ばす!?とのこと。


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2月27日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     2月 27th, 2010  Posted 10:00 AM

2月27日 友引(戊申)

実学と非実学、
あるいは不実学こそ、
このような時代の大学には
不可欠だと信じている。

そうなると、
この改革の中に荒々しく
入っていかなければならない。

『デザインの極道論』あらあらしい


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『資本主義からの逃走』
 「*Business Design Modelのコンセプト訴求*」


   


     2月 27th, 2010  Posted 1:00 AM

私は「ビジネスモデル」の歪みを指摘しています。
その歪みを是正するために三つの条件を前述しました。
製品コンセプト
そこで、三つの条件から
「製品コンセプト」の強力な訴求性について記します。
「製品」と「商品」は、まるで違いますが、
経営者でこの違いを明確にできる人は少ないというのが、
デザイナーとしての経験です。
にもかかわらず、「製品」も「商品」も、
「金融」にまとめた現代経済は大きな失策だと断言します。
つまり、彼らの「したたかさ」が、
自分たち金融主体の存在否定に連続してしまったのです。
収益構造のモデル化は、今後ますます自分たちが、
その中で苦しむことになります。
「不況」=depression=「鬱病」医学術語です。
「金融」の「鬱病」治療は、直線的に結論づけると、
それは「デザイン」の手法と思想しかありません。
「コンセプト」という言葉自体、
あるいはこの言葉の意味も不明確なままの「経営本」は、
私にはあきれかえるほど多く次々と出版されて、
またベストセラーの低能さを追い求めるサラリーマンの
悲しさ=まさに搾取されている実態を見ています。
ゆえに、一端、ベンチャー企業ともてはやされても、
多くの倒産を見てきました。
その倒産に至らない方法論は「経営論」ではありません。
「デザイン論」です!
まず、「商品」のベースとなる「製品」、
そのコンセプトには明快な(明確さではなく)主張です。
私はデザイン実務の結果の実例で、
「製品コンセプト」の訴求性を見せたいと思っています。


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2月26日Staff Blog


   


     2月 26th, 2010  Posted 11:50 PM

2月26日Staff Blog

2.26講演会&誕生日
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)に
たくさんの温かいお心遣いを
いただきました。
皆様、ありがとうございます。


お気に入り、チュッパチャプスまで!


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2月26日Staff Blog


   


     2月 26th, 2010  Posted 11:00 PM

2月26日Staff Blog

「デザインで世界を変える」
チャリティー講演会@国際文化会館
盛況のうちに終了しました!!

お越し下さいました皆様、
USTREAM中継をご覧いただいた皆様、
Twitterをご覧いたいた皆様、
心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。

この講演により集められた費用は、
Peace-Keeping Design
活動支援・運営支援のために
活用させていただきます。

デザインの持つ
理想を具体的に目に見える形で提案する力
を最大限に活用し、
世界的課題の解決に向けて
よりいっそう活動を進めていきます。

今後とも、ご支援、ご協力のほど
なにとぞよろしくお願いします。


講演会開始直前の
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)


PKDの活動とその理念について
プレゼンテーションを行いました。


講演が終わった後も
多くの方々にお声がけいただきました。


幻のPOPEYE実働金型品!
講演会終了後、
Appleと東芝との共同プロジェクトで、
川崎がデザインとディレクションをしていた
POPEY後にSweatpeaとなった幻の名品を
東芝の方からプレゼントされました。

皆様、本日は
本当にありがとうございました。

PKD事務局 スタッフ一同


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2月26日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     2月 26th, 2010  Posted 8:00 PM

2月26日 先勝(丁未)

どんなことがあろうとも、大学は
「教育が第一、研究が第二の場」であって、
「法人だから商売の場」
であってはならない。

『デザインの極道論』あらあらしい


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『資本主義からの逃走』
 「*Business Design Modelとしての実証*」


   


     2月 26th, 2010  Posted 1:55 AM

Business Design Model
3月2日に新製品デザインを発表します。
これは、Business Design Modelとして、
その実務実例を製品としてまとめました。
ここでも前述してきました「ビジネスモデル」が、
特に、日本では大きな誤解の中で歪んでしまいました。
もう一度、「ビジネスモデル」の本来の定義にもどります。
まず、「ビジネス」ですから、これは経営=収益構造です。
収益構造によって利益を得ます。
そして、その利益還元を社会化する「モデル」という、
サイクル・円環・スパイラルだったわけです。
したがって、その収益から社会還元は「モデル」となる、
オリジナリティや、知財性からスタートすることです。
ところが、オリジナルな知的発想の独占性が必要でした。
その独占性=知財性は、収益構造になるわけですから、
利益独占性に優位性があるということになったのです。
結果、「社会還元」は無視というか、
経営儲け主義の欲得の中で喪失してしまいました。
ここには、「製品」・「商品」よりも、
「金融」に直結する「モデル価値」で、停止しました。
私は、「金融」の基本である
「製品価値」・「商品価値」に、
不可欠であった「デザイン」の位置が、
全く狂ってきていると判断してきました。
そこには、もう「ブランド」や「商品イメージ」を
超越した方法論が必要だと考えてきました。
まず、「製品」のアイデンティティには、
三つの基盤が必要だということです。
●「製品コンセプト」の強力な訴求性です。
●「製品要素」としての「新素材の性能性」です。
●「製品要因」としての「新実装技術の機能性」です。
こうした三つが「商品化」に向かって、
初めて「企業特色であるモノづくり思想」、
これが「ブランド」を構造化するという思想です。
その「ブランド」には、
基本としての「コンセプト」は、「商品の効能性」です。
これで、もう一度、「ビジネスモデル」のサイクルは、
企業収益から社会還元という美学性と倫理性になります。
これを私は「ビジネス・デザインモデル」として、
デザイン」先導による
ビジネスモデルの再構築をめざしたということです。


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