kazuo kawasaki's official blog

Archive for 1月, 2019


『坂本龍馬は幕末のヒーローだと私は絶対に思わない』


   


     1月 17th, 2019  Posted 12:00 AM

坂本龍馬には、ミステリーが多く、刀や拳銃を介して
寺田屋事件と近江屋事件とその解読が諸説渦巻いています。
彼は近江屋事件で暗殺されました。
その暗殺者は京都見廻組と
その会津藩である松平容保(かたもり)なのでしょうか。
幕末では坂本龍馬がヒーローになっていますが、
それは彼からの手紙が多く現存してあるからにすぎませんし、
小説によるフィクションの虚像と
その残像が評価を押し上げていると思います。
私にとってのヒーローは、越前藩士の橋本左内で、
西郷隆盛も左内からの手紙肌身離さず持ち続けていました。
安政の大獄で、26歳で斬首の刑に処せられなければ、
必ずや時代を背負う侍でした。
福井では左内の啓発録に学び、志を持つ教育が根づいています。
ヒーローであるはずの坂本龍馬は、
剣術も北辰一刀流もたいしたことないけれど小説では名人なのです。
ミステリーに登場する刀や拳銃には大いに興味があり、
寺田屋事件では、ピストールはS&Wアミー2・32口径6連発とされています。
そして、近江屋事件では、S&W モデル11の2・ファーストイシュー7連発を
携行していましたが発砲することなく、惨殺されていました。
私には、妄想ですが坂本龍馬を暗殺したのは、誰か、わかっています。
小説はその虚像とストーリーをフィクションとして楽しみ、
史料と考証に基づいた実像も合わせてその歴史を知っておくべきです。
坂本龍馬は、絶対に、幕末のヒーローではありません。


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1月17日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 17th, 2019  Posted 12:00 AM

1月17日 大安(甲寅)

ヒーローは、絶対に
フィクションと虚像である。
小説は、決して歴史ではない。
これが、テーマだ。


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1月16日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 16th, 2019  Posted 12:00 AM

1月16日 仏滅(癸丑)

音響は、アナログゆえに
想像力が、
絶対に、超える。
デジタルより、
アナログで想像できる。


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『シンセサイザーなら、想像力以上の音響を楽しめる』


   


     1月 16th, 2019  Posted 12:00 AM

思いがけずバンドとしての「電気グルーヴ」を知りました。
二人の、テクノ、ニューウェーブ、エレクトロからの音楽性や
その活動を全く知らなかった「電気グルーヴ」。
そして、彼らの話を聞いて、とっても共感しました。
それこそ、私も青春時代から傾倒した
エレクトロニックミュージックの神髄でした。
特に、アナログシンセサイザーでは、
「どこに何本のコードをつなげれば、どんな音がするのか?」という
意見を日本で初めて聞きました。
ピアノ、ギターなどは、ある程度はこの音になる、ということが、
想像がついてしまいます。
しかしシンセサイザーは想定を超えるのです。
この電子音は、音が超越し、聴衆が自由に受け取れます。
私が東芝に入ったのも、
一番の理由は「シンセサイザーのデザインをやりたい」でした。
まずは矩形波、三角波 正弦波 ノコギリ波から波形を選び
音の特徴となる倍音の成分を選択し、
ピッチ、フィルターでの音の変容、音量での変化を
つくりだしていきます。
ワイフにも熱く「こんなグループだったんだ!」と売り込みましたが、
「アナ雪のオラフの声やってた人でしょ」とあっさりした応答。
もう捨てれるシンセサイザーを、「絶対に嫌だ」と長年所持しています。
心配になり16chのミキサーや8chのオープンデッキはあるのか聞きました。
そうか、また、やれるんだ!、と、とっても安心しました。
アナログシンセサイザーの音は、
今も現役で、知らない音を創りだします。


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1月15日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 15th, 2019  Posted 12:00 AM

1月15日 先負(壬子)

どんなに進化しても、
聴覚は、マイクとさらに
スピーカーシステムも
アナログです。
聴覚には、アナログがあります。


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『コーラルはオークションで手に入るから、教えたい』


   


     1月 15th, 2019  Posted 12:00 AM

これは「コーラル・φ16cm」です。
私は美大の卒業制作で、
この一番憧れていた製品のユニットを制作に使用しました。
今、我が国にはユニットの製造はF社だけしかなく、
分解してみたこともありますが使いようがありません。
ダブルコーンで16cmのサイズ感はすごくいいのに、他にはありません。
もし、自分が創ろうと思っていたらこのコーラルを使うでしょう。
最近、どういうわけか周波数特性は取説に表示されていません。
おそらく、日本の音響技術はとても良い所まで行ったのですが、
全てのメーカーが潰れてしまいました。
東芝の音響部門も例にもれずに、今の東芝事件の前にです。
コーラルの「肌色コーン紙」は、どうあっても素晴らしい性能でした。
最近は、まだオークションで登場してきます。
オーディオは取説から、本体となんだったら見本品まで
愛用品がオークションで息長く取引されています。
それを見ながら、私は美大最終制作を思い出します。
全てのアンプからスピーカーシステムは、当時は暗記していました。
最近では、「いい音響を知らない」人が増えています。
音の問題は増えていて、医師も聴診器で聞き分けられなくなりましたし、
楽器演奏の音や子ども達の声も騒音か否か、
あるいは除夜の鐘の音が問題となる時代です。
聴覚特性をふまえたオーディオ機器と出逢い、
心震える体感をすることを勧めます。
「良い音響」は、音像と音場も分かるようにすらなります。


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『JBL4343からB&OのBeosound Edgeならいい音が』


   


     1月 14th, 2019  Posted 12:00 AM

最近では「このデザインは素晴らしいな」という
モノが無くなりつつあります。
特に、まだ音響を聴いていないので詳細は分かりませんが、
このスタイリングから考えて、多分良さそうだと思うという
B&Oの新製品が出てきました。
フリーのデザイナーになってから、JBL4343は最初に手にいれたモノです。
それから、5.5回メンテナンスをやりました。
もうおそらくあと10年、最後の修理の方から告げられました。
メンテナンスできる人もいないでしょう。
それなら、B&O (BEOSOUND EDGE)で置き換えようと思っています。
「音場づくり」ですが、現在のB&Oはなかなか良いモノがありません。
以前は新製品が出る度に、
部屋以上の数のスピーカー、プレイヤーを購入していました。
しかし、今回は久々期待は高まり、
JBL4343を取り替えても良いのかもしれません。
私自身加齢のため、左耳は多少「音像」が落ちています。
自宅はすべてB&Oがリンクでつながり、
愛車のASTONMARTINもB&Oです。
製品サイズは約50cmで幅は13cmですが、
円形に納められたデザインの存在感は十分で、
JBL4343をと、ワイフには言わずに、手放す計画を考えています。
とにかく性能を表すその優れたデザインを聴いてみたいです。


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1月14日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 14th, 2019  Posted 12:00 AM

1月14日 友引(辛亥)

デザインと言えば、
「機能性」が、良くいいます。
まず、機械的には、
性能性があり、
効能性があります。
そこから、「機能性」を
それが私の結論です。


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『国産の戦闘機開発が見えてきました』


   


     1月 13th, 2019  Posted 12:00 AM

「F-3」完成がやっと見えてきました。
これは国産の戦闘機であり、しかもステルスレーダーには映りません。
誰だって「戦闘、戦争は反対」ですが、
戦後、航空機開発は禁止され、
国産エンジンの主力戦闘機採用は関係技術者にとって悲願でした。
なんといっても、「冶金でのエンジン開発」が遅れていました。
ようやく航空機での国産ビジネスジェットが国際的に認可され大ヒット。
続いて、戦闘機は絶対に日本では開発不可能とまで言われてきましたが、
戦闘機づくりに日本も国際的には参加できました。
それこそ、海外からの戦闘機では無く国産が出来るようになりました。
自衛隊は専守防衛でも、防衛力行使の大きな強みとなります。
技術開発を進めれば、戦争を防止する強力な装置が出来るのです。
かつて輝かしい技術でトップであった造船ですら、
今では後進国家になっています。
それこそ時代は、「宇宙部隊」を防衛省が新設しました。
いとこがJAXAで国際宇宙ステーションの立ち上げから
安全管理システム構築(IAASS)まで携わり、
教え子も宇宙での医療とデザインを掲げてJAXAにいますから
宇宙での未来も遠くはありません。
「F-3」の最高技術開発が出来上がってきたのです。
この技術開発と技術仕様が日本を守ってくれると信じています。


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1月13日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 13th, 2019  Posted 12:00 AM

1月13日 先勝(庚戌)

残念ながら、
戦争は技術進化を早めます。
この技術進化で、
新たな技術開発が出来上がります。


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