kazuo kawasaki's official blog

「日本システムが壊れた理由のひとつ」



敗戦後懸命だった日本。
それからの日本システム。
それは日常性が確約されていた、
今となってはパラダイス国家でした。
大震災と原発事故はこのパラダイスを破壊しました。
しかし、それ以前、政権交代を希求に至ったのは、
すでに崩壊していたと思います。
格差社会とか「勝ち組・負け組」とかという言葉が象徴でした。
日本システムは中産階級がほとんど日本流システムの中核。
それは企業の家族的な情緒性と完全雇用体制の完備でした。
現在は正社員と派遣社員という企業構造が、
企業中心の日本システムを失いました。
しかも、正社員より派遣社員の方が企業機能を果たしています。
雇用体制での差別社会、リストラと呼ばれる「解雇」、
これは日本システムの根幹=骨抜きにしています。
無論、この方向に追い詰められた原因は少なくとも、
五つあるでしょう。
◆ 政治能力・政治的リーダーがいないこと。
◆ 国際的経済破綻の連続とその政治対応無策性。
◆ 企業法人税はじめ税制度の無策性。
◆ 未来不安が次世代の精神性を低能力化。
◆ 教育システムー小学から大学までの教育者能力不足。
理由はまだまだありますが、無策性と能力不足が、
あらゆる局面、あらゆるコミュニティ、
そして高密度情報社会での情報格差が覆い被っています。
たとえば、コールセンターなども外注であったり、
サービス性だのCRM、ISOだの、さらにはブランド化だの
この喧騒性の中で、肝心のことが見失われています。
私は 47歳で大学人になりました。
すでに16年になります。大学環境と世間との隔離を見ています。
新設される公立大学の学長候補になったこともあります。
そして辞退したこともあります。
すべからく、日本システムの崩壊が見えていたからです。
一方では、現役のデザイナーですが、
それゆえに、企業と大学の断絶性や、
法人化大学から公益法人までがまったく「革新性」皆無を
毎日体験しています。
ある予測には2300年には「日本人」という人類は滅亡、
これは「少子化」や今回の日本列島・放射能汚染からも
かなり想像可能になってきています。
だとするなら、東日本の復興ではなくて、
日本列島全体の復興という名の「新生日本システム」化です。
無策性と能力不足への対策は、想像性と創造性、
懸命さと賢明さ、精神性・日本人としての意識改革、
これらを各個人意識とそれを先導するリーダーが不可欠です。



tag: CRM, ISO, コミュニティ高密度情報社会, コールセンター, サービス性, デザイナー, パラダイス, パラダイス国家, ブランド化, リストラ, リーダー, 不可欠, 世間, 中核, 中産階級, 人類, 企業, 企業中心, 企業構造, 企業法人税, 低能力化, 個人意識, 先導, 公益法人, 公立大学, 創造性, 勝ち組, 原発事故, 喧噪性, 国際的経済破綻, 外注, 大学, 大学人, 大学環境, 大震災, 学長候補, 完備, 完全雇用耐性, 家族的, 少子化, 崩壊, 差別者会, 希求, 復興, 情報格差, 情緒性, 想像可能, 想像性, 意識改革, 懸命さ, 放射能汚染, 政権交代, 政治的リーダー, 政治能力, 敗戦, 断絶, 新生日本システム化, 新設, 日常性, 日本, 日本システム, 日本列島, 日本流システム, 未来不安, 東日本, 根幹, 格差社会, 次世代, 正社員, 派遣社員, 滅亡, 無策, 現役, 皆無, 破壊, 確約, 税制度, 精神性, 能力不足, 自体, 解雇, 言葉, 象徴, 負け組, 賢明さ, 起業機能, 隔離, 革新性, 骨抜き


目次を見る

One Response to “「日本システムが壊れた理由のひとつ」

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 5月 8th, 2016

    [...] 求められるでしょう。 その時には自分は逝ってしまっているはずです。 *『日本システムが壊れた理由のひとつ』 *『災害への勇気と希望の世代間団結』 *『世界・世界観変革が始ま [...]


This entry was posted on 月曜日, 8月 22nd, 2011 at 12:00 AM and is filed under 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.