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「アンプジラ・パワーアンプ(電質)の音響聴覚」




「食通」とは味覚が優れているという言い方です。
しかし、これには大きな誤解があるというのが定説です。
つまり人はその人の味覚のホメオスタシス的な定常性が、
14歳までの食習慣で決定すると言われています。
私は多分、五感覚=視覚・聴覚・味覚・触覚・臭覚も、
幼少からの環境で決定づけられると思っています。
それは「刷り込み」=imprintingと同値だと言ってもいいでしょう。
私は美大時代から本格的なオーディオマニアになっていきましたが、
当然ながら東芝総研(現・ 東芝中央研究所)の音響研究所、
そしてAurexの製品開発によって聴覚は鍛えられました。
当時市販されているほとんどの音響システムを
聴きつくすほど贅沢な期間でした。
そんな中で特に自分がイコライザーアンプ直結のパワーアンプ選びで、
あらゆるアンプを聴き比べた結果、一台のアンプが私を打ちのめしました。
それは当時GAS社の
ジェームス・ボンジョルノ氏設計のパワーアンプでした。
そして数年前大阪に来てから、彼の新作AMPZILLA2000に出会ったとき、
私の聴覚コントロール機器は決定しました。
おそらく私の生涯は彼のパワーアンプ以外は
ありえないとまで納得しました。
スピーカーシステムに送り込まれる寸前の音響を
電流・電圧による「電質」で制御するのは彼の思想表現です。
だからといって、ただ信奉するだけでなく、
冷徹に他のアンプも聴き分けを試みることにしています。
それでも、やはり彼の音響設計に戻ってしまいます。
このアンプよりはるかに高額なモノであっても、
彼のこのシンプルかつ大胆な設計思想が最高です。
単純には電圧昇圧させるトロイダルコイルスタイル、
ただしこの巻き方はJBLのスピーカーコイルにも通じています。
取説には、万一、感電事故になっても個人責任と書かれている製品です。
製品とはこうあるべきです。個人責任に使い勝手をゆだねることです。
したがって、家庭用の電流と電圧50Hz・100Vも、
定流電源装置とメディカルコードでこのアンプを支えています。
ジェームス・ボンジョルノ氏的な発想を引用すれば、
音響だけではなく、多分、映像も、
定電源装置までの気遣いが感覚を支えると判断しています。
つまり、私は電力には電流と電圧という「質」があり、
もし、これを「電質」と呼ぶならば、
これは私たちの五感にも大きく影響していると考えています。


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4 Responses to “「アンプジラ・パワーアンプ(電質)の音響聴覚」

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:26 AM on 6月 2nd, 2012

    [...] KLIMAX KONTOROL SEが中心。 そして、パワーアンプはモノラルAMPZILLA2台で、 JBL4343を「音像」再現で動かしています。 そして、B&O [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:02 AM on 5月 31st, 2014

    [...] 企業倫理として自覚すべきだと私は強力強引に主張しておきます。 「アンプジラ・パワーアンプ(電質)の音響聴覚」 「わが家PCオーディオのセンターは、まず音像」 tag: [...]

  3. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 1月 13th, 2015

    [...] 正直、プロは確実に減少しています。 「アンプジラ・パワーアンプ(電質)の音響聴覚」 「わが家PCオーディオのセンターは、まず音像」 tag: 40周年記念誌, JBL4343, [...]

  4. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    2:58 AM on 8月 21st, 2016

    [...] * 『カートリッジの性能をさらにアップさせるために』 * 「アンプジラ・パワーアンプ(電質)の音響聴覚」 [...]


This entry was posted on 水曜日, 12月 21st, 2011 at 12:00 AM and is filed under 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.