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「『イノベーション』大衆化した原意も疑う」





「革新」=イノベーションはすでに同義語になっています。
それは、それなりに私もいたしかないことと思ってきました。
しかし、講義では常に、原意=この言葉創出者に触れます。
ある企業やある地方の策定にこの言葉が氾濫しています。
このブログでも、検証してもらえば、
「イノベーション」については、要所要所で記載してきました。
もう一度、この言葉の原意発生から、
今日まででは相当に変貌しています。
創出者は、あのシュンペンターであり、
「コンバイネーション・独」の英訳が氾濫して、
日本の「革新」と結びついただけです。
端的には革新とはコンテクスト=歴史性の上澄みに結合しただけ。
資本主義は当初から混乱は予想されながらも、
やがて人類の知恵は、この段階に留めて保守性の確立だけに、と、
こんな想いに集中していたはずです。
案の上、シュンペンターの予測は2年前、
1929年には「世界大恐慌」で資本主義は錯乱状況になります。
当然ながら、わが国もすっかり巻き込まれて、
小さなわが国は、黄色人種の独立・人種差別に立ち向かいます。
結果は敗戦して以後、この悲しい歴史に振り回されているのです。
私たちは、「革新」の原義と「新結合」を二つ証左しながら、
これからの「イノベーション」を創り出すことが肝要です。
すでに、資本主義が、あの中国ですらむりやり市場経済主義。
この基本に、専制的に支配しているにすぎません。
それが彼ら、一部の「革新」だと言っていいでしょう。
資本主義での生産要素の新結合、その論理的解釈には、
シュンペンター自身ですら、「やがて崩壊」とまで達しています。
ところが、日本の「革新」は、
「皮革」をピーンと張り伸ばしておいて、刃物を入れるのです。
それは「新」文字同様に、樹木に刃物で切り分けたもの相応です。
私は、日本流の「イノベーション=革新」こそ、
すでに、大恐慌を予知した時代から切り離して、
日本流を国際化するべきだと考えています。
「イノベーション」キーワードで、
このブログから解釈様々を読み直してください。


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3 Responses to “「『イノベーション』大衆化した原意も疑う」”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 9月 20th, 2013

    [...] デザインは正悪・賞罰のサンクションですから、 いわゆる「イノベーション」はその訳語=革新ではありません。 [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:22 AM on 8月 9th, 2015

    [...] 彼も建築をアートに出来るクリエーターでした。 *「イノベーション』大衆化した原意も疑う」 tag: Gマーク, アーティスト, アート, キャンバス, グランプリ, コンペ, [...]

  3. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:21 AM on 4月 1st, 2016

    [...] *『商品である「デザイン思考」は経営論にすぎない』 *「『イノベーション』大衆化した原意も疑う」 *『「KK塾」の対談と質問はイニシャルで方向決定』 tag: 1927年, 1929年, [...]


This entry was posted on 水曜日, 6月 5th, 2013 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.