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「コンピュータを強く認識したときの人物と試作デザイン」





東芝入社早々に、COBOLとFORTRANを学ばせられました。
大学時にタイプライターを学んでいたので、
パンチカードでプログラム打ち込みは得意でしたが、
大きな疑念が残りました。それはいづれ書きます。
しかし、AppleⅡの登場とMacintosh128Kで私はこの世界が、
必ずデザインの手法を変えると直感しました。
それから、様々なコンピュータやパソコンと出会い、
1990年代に、私はApple本社・ジョン・スカーリー会長直属の、
デザインコンサルタントになりました。
東京のバブルを横目で見ながら、クパチーノ本社、
その社長室で、私はアラン・ケイ氏に突然会わされました。
ほとんど躊躇も上がりもしない私が仰天し慌てました。
日本でも彼へのプレゼンがありました。
当時「Jeep」というコードネームの生徒向けパソコンです(右)。
ともかく、アラン・ケイが発明したパロ・アルト研究所での、
彼のコンピュータがジョブスを刺激し、Macに繫がる訳です。
キーボード・モニター・マウス・GUIこの四つが
WYSIWYG=(What You see What You Get)になって、
パソコンが今日に至っています。
私には、当時は七つのプロジェクトがありました。
その中で、生徒用、学生用ではありません。
つまり、小学生がバックパックに収めて使えるパソコンでした。
ちょうどその頃には、AppleとシャープがPDA=Newtonを開発。
Newton100と同等の大きさのキーボードが求められていました。
私は、現在のキーピッチを計測し直して、
そのキーピッチ余白を省略すれば、
その余白分で拡張可能がわかって実装化ができたというわけです。
もっとも、ジョン・スカリーとアラン・ケイともに、
このプレゼンを箱根でやったことは思い出ですが、
本当に存分にその頃は、
米国でパソコン開発の困難さを東洋人として知った気がします。
しかし、アラン・ケイは私にとって「雲の上の人」でした。
それでも、当時、すでに現在のトラックパッドや、
USBにつながるであろう会話は始まっていました。
「マルチメディア」全盛の時、
「メディア・インテグレーション」がコンセプトでした。


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4 Responses to “「コンピュータを強く認識したときの人物と試作デザイン」”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 12月 16th, 2014

    [...] この話はいづれ記録しておかなければと考えることでした。 Jeep「コンピュータを強く認識したときの人物と試作デザイン」 「キーボードデザインはここから始まった!」 tag: ASAHI, CD-ROM, Configration [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:15 AM on 10月 20th, 2016

    [...] * 「 Media Integrationに向かってきた系譜・2 」 * 「コンピュータを強く認識したときの人物と試作デザイン」 * 『開発コードネーム・Popeyeからの拡大』 [...]

  3. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:39 AM on 3月 2nd, 2017

    [...] * 「シリコングラフィックスを使っていた頃」 * 「コンピュータを強く認識したときの人物と試作デザイン」 * 「もう一つの言語を教えていた昔・ロゴレゴのこと」 [...]

  4. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:09 AM on 6月 8th, 2017

    [...] * 『デザインの名作で学んだことだが、モノはもはや消滅している』 * 「コンピュータを強く認識したときの人物と試作デザイン」 * 『スマートな人とスタピッドな(前頭葉不能な)人々』 [...]


This entry was posted on 金曜日, 6月 14th, 2013 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.