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「陶磁器は進化も革新もしていなかった、私の判断」





陶磁器は「器」を呼ぶ一つの素材器です。
陶磁器はデザイナーに成って以来、ずーっと見つめてきました。
私はやっとプラチナ釉薬で、有田焼産地で作品商品化をしました。
すでに、陶磁器産業に関与しましたが、
おそらく自分でもそれなりに収集もし、使いこなし、さらには、
展示会から陶磁器産業の流通から、
価値付けの独特の日本流も批判を込めて見つめてきました。
今、確信をもって結論を断言できます。
それは、中国の景徳鎮を源流とするこの産業は、
まったく、進化も革新もしてこなかったことです。
ふるさと福井には六大古窯と言われる越前焼があります。
若い時に二回、その産地に呼ばれて講演をしました。
当時すでにある確信があり、若さに乗じた批判をしました。
結果「あいつは呼ぶな」と言われて以来、
その産地は本質を知る事になったので行ったことがありません。
六大古窯なら、もっと発展してよかったはずです。
その歴然とした理由も知っています。
最近は欧州の有名ブランド磁器メーカーはほとんど倒産です。
当然であり、本来は服飾ブランドの磁器に、
我が国の陶磁器産業はまったく商売価値を失っています。
今、私は、本来は「素材器産業」という包括的、統合的、
その本質的なデザイン開発をすべきだと考えています。
ずばり言えば、日本の工芸教育での陶磁器教育は、
まったく見つめていないことを私は指摘しなければなりません。
ここに3点の作品を再度並べます。
日本最初の輸出品である九谷焼と、
イデオロギーがデザインとして二分化された作品です。
ロシア・アヴァンギャルドが、抽象パターンと写実デフォルメで、
何を日常生活にデザインとして、
一つの表現体としてもたらそうとしたのだろうということです。
私は、この「素材器産業」を根本から革新することをねらいます。
ようやく、基本企画書ができました。
「器」とは文明の基本です。
つまり、私が「素材器産業の革新」は、
文明の変革でもあるのです。


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2 Responses to “「陶磁器は進化も革新もしていなかった、私の判断」”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:25 AM on 2月 7th, 2014

    [...] 「六古窯・越前焼ー若い才能が復元から再興を始めだした」 「陶磁器は進化も革新もしていなかった、私の判断」 「自然から学んだはずだった・・・のだが?」 tag: ガラス, センス, [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 5月 18th, 2014

    [...] この無知さが如実だったと言っておきます。 「陶磁器は進化も革新もしていなかった、私の判断」 「陶磁器メーカーの相次ぐ倒産はやむなしかもしれない」 tag: 「白色」, [...]


This entry was posted on 水曜日, 8月 14th, 2013 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.