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『コンシリエンスデザインの認識に向けて』





インクルーシブデザインの大間違いの書籍は感情的に見逃せず、
デザインの方向を大きく狂わせてしまうことを書き残します。
私は私なりにインクルーシブデザインを海外でも講義してきました。
ところが、大間違いどころか、デザイン実績も無い人たちによって、
インクルーシブデザインが拡散されている状況を超えるために、
コンシリエンスデザイン(=コンシェリエンスデザイン)を
最初の方法として徹底的に論理構成を試みています。
その原書と邦訳本を読み比べています。
私の読み方は、原書と邦訳本での翻訳違いを探し出すことです。
これは、時には、原書より邦訳の方が優れているものがあります。
今回も、邦訳の方が若干いいかもしれませんが、
まだ少し残っているので、両面的にいい内容を選んで、
それを元に自分の認識を明確にしたいと考えています。
結局、私は「能書きが多いデザイナー」です。
ちなみに、能書きとは効能説明です。
これは学生時代から言われていたことですからそうなのでしょう。
しかし、重要なのは、原本=原書で語られたことが翻訳されたとき、
極めつけを発見することが最重要だと思考する自分自身です。
その自分にコンシリエンスデザインがふさわしいかどうか、
もし似合っていないとしても、似合いたい自分を創ることです。
自分を創れる人間がクリエーターになれる資格があるでしょう。
デザイナーは全てがクリエーターではありえません。
42年デザイナーだった私の判断では、1%程度がクリエーターです。
その他は、デザインのような職能をしているに過ぎません。
この原書と邦訳本ともに面白いコトは、
十字形の交差点に何十もの円形があれば、目が回ります。
そのように、融合も統合も目が回る錯覚から離れる自分の認識です。
「デザイン的にどうでしょう」なんて言われると、
「それは、デザイン的=装飾的」程度のレベル知能に呆れます。
コンシリエンスデザインとは、やはり問題解決を果たすために、
実は目眩するほどの幻覚から醒めて、デザイン解決のための
融合と統合をどうすべきかが、改めて問われています。


tag: インクルーシブデザイン, クリエーター, コンシェリエンスデザイン, コンシリエンスデザイン, レベル知能, 効能説明, 原書, 原本=原書, 問題解決, 目が回る錯覚, 翻訳違い, 能書き, 自分の認識, 融合と統合, 資格, 邦訳本


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4 Responses to “『コンシリエンスデザインの認識に向けて』”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:02 AM on 10月 7th, 2014

    [...] まず、医工だけではなくて、もっともっと学際化をと提案しました。 『コンシリエンスデザインの認識に向けて』 『「Consilience」概念定義のための書籍はここから』 [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 11月 10th, 2014

    [...] デザイン対象を熟考する「学際化の統合」に迎えると思っています。 『コンシリエンスデザインの認識に向けて』 『「Consilience」概念定義のための書籍はここから』 tag: 3.11, Crisis, risk, [...]

  3. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 12月 13th, 2014

    [...] 参考に展開していくつもりです。 『コンシリエンスデザインの認識に向けて』 tag: apple, Consilience, GUI, IBM, Newton, PCと人間, Popeye, sweet-pea, インターネット, [...]

  4. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 7月 18th, 2016

    [...] モノづくりを 支援する次世代デザイナーに気づいてほしいのです。 * 『コンシリエンスデザインの認識に向けて』 * 「健康は失い薬づけだが幸運なり」 * 「泡・バブルって、や [...]


This entry was posted on 金曜日, 8月 22nd, 2014 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.