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『造形言語と形態言語を裏付ける黄金比』





私が黄金比を教えることでは、これまで様々に考えてきました。
最初に、黄金比で表現されてきていた歴史的な表現を
なるべく沢山見せるという手法。
これまで、デザイン系や美術系ではこの方法をとってきました。
しかし、この応用となると、デザイナー予備軍であっても、
本当に理解しているのはほぼ一割です。
というよりも美的感覚では絶対音感のようなものだと気がつきました。
つまり、自分が生得的に
この黄金比的な感覚が育ってきた環境の中で身体化してるかどうかです。
阪大に来て決心して試してきたことは、正方形を描きます。
正方形の一辺を1とすれば、その一辺にx点をとります。
そうすれば、1:1-xと1:xの比例を数式で2次元方程式が生まれます。
そこで、このxの値を求めていくと、
1.618・・・・・という数値を得ることができます。
そこでピラミッド・モナリザ・アテネの円柱などを測り直したときに、
この1:1.61or1:1.62が必ず「美しさ」、
「美しいバランス」が見つかります。
そこで、最初、
設計段階からこの計算ができるiPhoneアプリまで創ってきました。
私は「美」の数値に黄金比の数値を
最初から意識する方法は成り立つとさえ考えています。
このことに卓越したメーカーをさらに論理化する必要を考えています。
そこで、博士号取得の学位論文=工学博士号で、
国際的にこの「美のバランス」がある製品を徹底的に調べあげたました。
そのためには、製品記号論を構築する言語を用意しました。
「造形言語」=designing language=デザイン意図表現と
「形態言語」=designed language=デザイン内容表現に
まとめることが出来ました。
そこで、「形態言語」としての「かたち」に
どれだけの黄金比がすでに形成されているかという調査をし、
それなら、「造形言語」段階にも黄金比があるかどうかでした。
結局たどり着いたのは決して歴史に残ること不可能は「形態言語」は、
流行として「今は雑誌でも多く取り上げられている製品」であっても、
確実に消滅すること間違い無い製品があるということです。
結局、「造形言語」段階で、
黄金比は絶対音感のごとく存在しているのです。
これは、マガジンで「いかにも最先端」と言われている
モノのかたちに、ありすぎるということです。
恩師、柳宗理生誕記念展は、台北・シンガポール、
そして香港も終えたそうです。海外にて展覧会があって、
国内では、私が講演会を担っただけでは情けない限りです。
私は造形言語にすでに柳宗理の黄金比があったモノが今なお、
日本ではなくて、
アジアで見直されていることがとても重大だと思っています。
したがって「かわいい工藝」などは、
全くあり得ないことを論証しています。
「かわいい工藝」については、
徹底的な批判論理を語ることになるでしょう。

「X:1-X・この計算では、1.61803398749・・・が示すこと」


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This entry was posted on 月曜日, 6月 8th, 2015 at 12:00 AM and is filed under ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.