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『デザインは解である』





私はデザインの本来の意味として、
通常の理解である装飾性との距離感を主張してきました。
デザインと言えば、大きな誤解が薄く張り付いています。
一つがデザイン=装飾性がファッションデザインに起因し、
もう一つが機能的とかシンプル性が、さもデザイン核心という話です。
デザインはその造形によって「答」を出す実務です。
それゆえに「答」には、三つの「答」があるという深度性に及びます。
話題=topicsに対する応答=reply
課題=questionに対する回答=answer
問題=problemに対する解答=solutionの三つの答を出すことであり
最もデザイン力が発揮されるべきは、問題解決に集約します。
私はデザインが問題解決であることから、
最も的確に説明を与えるには「解」という象形文字を例示します。
象形文字であることから角ある牛に刃物でこの文字は構成されています。
そこで解決には三つの段階が明快になってきます。
解体・解剖・溶解するなりして対象を分解することから始まります。
次にはその分解された要素を一つずつ、解釈・解説をして理解をします。
この理解によって、人は納得をして解放されるということになります。
さて、そこで問題は、答それぞれにはどこに装飾性や機能性が、
一般の理解では、デザインによる解放感は得られません。
デザインが応答的や回答的なことであれば、
論理性を欠いた機能性は説明がとても困難だと言えます。
現在のわが国の産業でのものづくりが、応答や回答ではとても、
国際的な競争力を持つことはできません。そのまま経済に反映します。
私は、問題解決によって、性能性と効能性が完備され、
ようやく機能性を確保できることを、教育・研究・開発に伝え、
デザイン実務で、人間は解放されると主張してきました。
その解放とは、「美しさ」が解答の造形であるモノとコトというのが
私のデザイン=解の結論です。


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4 Responses to “『デザインは解である』”

  1. 第56回audio sharing例会のお知らせ(ステレオサウンド 200号まで一年) « audio identity (designing)
    9:30 PM on 9月 1st, 2015

    [...] 川崎先生は8月26日のブログ『デザインは解である』で、 話題=topicsに対する応答=reply 課題=questionに対する回答=answer 問題=problemに対する解答=solution と書かれている。 [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    1:05 AM on 6月 21st, 2016

    [...] とは、 「美しさ」を判断する倫理性があるかどうかだと思っているからです。 *『デザインは解である』 *『デザインは記号論的な『造形言語と形態言語』での論理化』 *『「形と性 [...]

  3. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:22 AM on 9月 1st, 2016

    [...] * 『何がデザイン思考かは終わったのだ』 * 『デザインは解である』 tag: 3D Printing, Internet of Things, IoX, Skype, インターンシップ, インターン生, [...]

  4. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:11 AM on 9月 8th, 2016

    [...] * 『忘れるなかれ、デザインは正面にあらず』 * 『デザインは解である』 tag: 16×16, 16進法, 32×32, icon, TV-CF, TVドキュメント, アイコン, イコン, [...]


This entry was posted on 水曜日, 8月 26th, 2015 at 12:00 AM and is filed under ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.