kazuo kawasaki's official blog

『ポケットブックになる「造形思考」が出版』





新人のドクターがよく診察着のポケットには、
薬剤のポケットブックがあります。
デザイナーとして、ポケットブックに相応しい書籍を探していました。
そうしたら、なんとパウル・クレーの「造形思考」が文庫本として出版。
本来の邦訳「造形思考」は最早入手は高額で困難ですから、
この出版を私は高く評価しています。
母校で非常勤講師をしているときに、ある優秀な学生から、
デザインには基礎的な書籍が無いから、
もし、持っていて完読するのは?、と
このような質問を受けたことがあります。
私はすぐに「造形思考」上下巻、「無限の造形」、
いづれもパウル・クレーを推薦したことがあります。
それ以来は、大学人としてこの書籍は定本として推薦してきました。
しかし、これらの書籍は書棚用でしたが、この文庫本は持ち歩けます。
「パウル・クレー?」、こういう質問がデザイン教育界は勿論、
デザイン教育者でも完読し、それを適用させているプロは本当に減少です。
それこそ、最近のグラフィックなどからwebsite表現を観て、
即座に「造形思考」でのある種の表現定理=これは私勝手の定理ですが、
円形・四角形・三角形、リズム、カオスでの秩序感性などは
この定本ですぐに確認ができます。
「この下手くそな造形だな・・・!」と、私が非難するときには、
その下敷きには「造形思考」での造形定理的な正否判断があります。
無論、「なぜこれが?」という彼の言説もありますが、
基本的にはほとんどは納得しています。
ともかく、定本が文庫本になっていることは共有したいと考えています。



* 『手稿は宝物である』
* 『バイブルとテキストでは著作権と商標権は闘えぬ』
* 『「造形思考」はイメージの表現=造形への音楽的理論がある』
* *「造形思考も数理思考も、『手』に集約します」*
* 『正しいデザイン手法としてのオマージュを熟知せよ』


tag: website, カオス, グラフィック, デザイン教育界, パウル・クレー, ポケット, ポケットブック, リズム, 三角形, 下手くそ, 円形, 出版, 四角形, 基本的, 基礎的, 感性, 文庫本, 書籍, 正否判断, 現定理, 秩序, 秩序感性, 薬剤, 質問, 造形思考, 非常勤講師


目次を見る

One Response to “『ポケットブックになる「造形思考」が出版』”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:11 AM on 7月 30th, 2017

    [...] イン自体の進化そのものを デザインする時代に突入しています。 * 『ポケットブックになる「造形思考」が出版』 * 『毎日デザイン賞・同時受賞の佐藤晃一氏が逝去した。』 * [...]


This entry was posted on 月曜日, 12月 26th, 2016 at 12:00 AM and is filed under ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.