kazuo kawasaki's official blog

『障がい者へのデザイン』
  「手すりは、バリアフリーどころか発明が必要!」



      

手摺


今や、病院のあらゆる壁面やバスルームには、
手すりだらけです。
この手摺のために、かえって転んだり、あるいは、
車倚子やストレッチャーの走行の邪魔になる存在でも
あります。
「手すり」という部材のデザインは時代遅れです。
根本的なグッドデザインの再考が必要です。
そして、「手すり」が在れば、
それでユニバーサルデザインだ、バリアフリーと
いうわけではありません。
● 階段の手すり・在れば、高齢者や妊婦さんには
必需品でしょう。が、これは階段との関係が大事。
そして、片側だけでは駄目な場合を十分に考慮が
とても必要です。
● 浴室やトイレは、改めてチェック項目を考えています。
が、ホテルなどやマンションでは、
根本的に間違っている手すりがなんと多いことでしょうか。
● 病院の手すりは、まず病院用部材手すりの
デザインを根本的に変更するべきでしょう。
日本語では「手すり」・「手摺り」・「手摺」です。

しかし、英語では、
さらにその機能性・性能性・効用性が明確なことに
注目しておくべきだと提案しておきます。


■Handrail
=まさしく「手」すりであり、「手」が
水平軸に重心が支えられるレールを意味している。


■Bannisters
=特に「階段状」にある手かがりとなる
欄干を意味している。


■Balustrade
=「欄干」「高欄」そのもので
橋や建物、その廊下などに縦横の部材によって、
人の墜落を防ぐ機能を持つ。

そして装飾的な存在感を与える。
回廊の周囲や出窓の外縁の手摺として、
背もたれ式や腰掛け式などの形式性などに分類される。


■Parapet
=「胸壁」という訳がふさわしく、
防壁的な役割をもっている。
それはrampartと言われる


■Rampart
=「城壁」・「塁壁」など
主には防御用の欄干のこと。


■Railing
=軌条が本来の意味。
車両や荷重あるものをスムーズに誘導走行させる
機能性のある部材のことであり、
一般的には鉄道の構成要素から、
クレーンやエレベーター、ケーブルカーなどの
車両誘導路まで意味している。

そうしたことから、レールという部材の発明によって、
「手摺」そのものの発明デザインが求められている。

今後の「手摺」は、文字通り、
「手」と「体重・重心」を支えながら、
誘導や防御など安心性と安全性が、
性能と機能を持った部材として、
環境的な調和のあるデザインが
部材として求められているモノと考えたい。

この投稿にタグはありません。


目次を見る

Comments are closed.


This entry was posted on 火曜日, 1月 12th, 2010 at 1:00 AM and is filed under 障がい者へのデザイン. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.