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『商品には必ずオリジナリティを、そしてヒットさせる』





これは商品化されたヒット作です。
東芝入社後一年間は新人研修で、工場勤務から
地方大手家電量販店でヘルパーなど売り場にも立ちました。
ヘルパーとして売り上げは新人ヘルパーとしては全国5位でした。
ようやくオーディオ部隊に配属して、
Aurexマークは、私のデザインがコンペでトップとなり、
東芝取締役たちに新人がプレゼンテーションもさせられました。
Aurexは型番510からスタートでしたが、「このデザインは失敗」と、
新人が叫んでいたのですから生意気だったことでしょう。
それなら絶対成功させると取り組んだ420シリーズのTunerです。
競合各社が、Tuninng窓は全てが上部でしたが、
私は下部傾斜配置でしかもメーターも自分デザインを部品メーカーに発注。
その版下も私自身が5倍図を書きました。
筐体天板にシルク印刷で、型名や背面の接続端子部までを表現しました。
しかし、社内抵抗は相当激しかったのですが、
生意気真っ盛りで、いつでも喧嘩腰の私の提案は
チーフやディレクターには守られました。
技術部では「これを反対すると、必ずあの新人の川崎が乗り込んでくる」、
「ほーら、やっぱり来ただろう」って笑って受け入れてもらっていました。
デザインは東芝でも勿論、チーフやエンジニアたちから鍛えられましたが、
試作モデルメーカーや、大田区の職人さんたちに鍛えられました。
試作のモデルメーカーでは、今でももう会長の方とは、
いつでも連絡や会長からは出身地の名作果物やお肉や野菜が届き、
「早く出世返しを」とかで食事をする間柄です。
さて、この製品は商品として今もオークションに登場します。
そして、改めて当時の素材仕上げは綿密です。安っぽさはありません。
オーディオは今なおオークションに登場してくるほど、
超ロングライフ作品であることは本当に良かった、と
誇らしげに自負出来るモノです。


* 『私が育った企業の滅亡は日本の産業滅亡に連鎖する』
* 『天衣無縫な時代と社会に活気がある』
* 「企画は必ず具現化すること」
* 『LPの音は聴覚という触覚感覚でありそのためのしつらえ』
* 『ふるさと納税に私デザインのカートリッジを発見』


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This entry was posted on 月曜日, 9月 4th, 2017 at 12:00 AM and is filed under ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.