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Posts Tagged ‘使い勝手’


12月3日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     12月 3rd, 2019  Posted 12:00 AM

12月3日 大安(甲戌)

形態論もしくは形態学がどんな領域でも
科学的であるのか。
そこには、
形態論を成立させる要因や要素があり、
かつ、
そうした因果性に美しさとか機能的で
使い勝手いうことが
何かデザインの手がかりの学理にないものかと
考え続けている。



倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』12 造形形態学の必然性


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『陶器での鼠志野その復活が使い勝手を増やしている』


   


     4月 13th, 2019  Posted 12:00 AM



形態には、大きさ・素材・使い勝手が主要な事項です。
よく、陶磁器と言われますが、
陶器(土)と磁器(石)には大きな違いがあります。
これは陶芸家の若尾利貞氏が美濃焼で「鼠志野」を復活した、
陶器=土を焼いた鼠色に対比した色彩の器の湯呑です。
鼠志野は、エンベリッシュ=embellishであり、
デコレーションやオーナメント=装飾ではありません。
私が、美濃焼をTV番組で紹介する機会があり、
お互い初見は距離感のある「大学人」と「陶芸家」でありましが、
互いの仕事やその姿勢に魅了され交流を重ねた記念のモノです。
若尾氏は、日本では最高ランクの陶芸家であり、
しかも、鼠志野の復元から新たな伝統工芸を
完成させた素晴らしい功績の作家です。
また独自に確立された技法により、
陶器素材には鼠色と対比する緋色が表れるその豊かな表情は、
エンベリッシュだからこそ、新たな使い勝手があります。
陶芸家の「形態言語」としては、最高のモノです


鼠志野


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『アナログならば、「ベラム紙」がとっても基本』


   


     3月 18th, 2019  Posted 12:00 AM



トレーシング・ペーパーには種類があり、
デザイナーそれぞれに使い勝手のいい紙を選択していました。
トレーシング・ペーパーは、手が切れるので嫌いです。
私は、PMパッドで、図面を描いてきました。
さらに、ベラム紙上にリキテックスでのレンダリングは、
東芝の上司からやらされ、それもカーデザイン、懸命でした。
それが身につき、ふるさと福井に帰ると、
ベラム紙で図面を描きました。
福井から名古屋そして大阪と、
ともに移動してきたA0用マップケースには、
図面をパソコンにシフトする寸前の図面や、
大判用紙のスケッチが納めてありました。
研究室の奥の奥の部屋においていたこともあり、
開かずの扉状態でした。
図面を見ても、これは何の図面なのかと
記憶に残っていないモノもあり
相当の図面を書いていたと「自分ながら」に思います。
なかには、展示会の照明図面も書いていたようです。
長年取り組んでいる眼鏡では、すでに液晶レンズも描いてあり、
それは、秋田大学でのLCD論文も知っていました。
今とは違うタッチの人物像と眼鏡のスケッチがありました。
情報機器の図面など30代の頃の手描きの精密な図面です。
今ならできる、今だからこそできるモノがまだまだあるようです。


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『「カラビナ」の取り扱い書が必要』


   


     2月 20th, 2019  Posted 12:00 AM



これは「カラビナ」と言います。
最近ではこの形態を利用して、キーホルダーやナイフなどがあります。
この形態はドイツで生まれました。
そして、ザイルとハーケンとこれらロッククライミングの道具には
それなりの取り扱い説明書=取説が必要です。
ザイルでは、井上靖の「氷壁」を知っている方は少ないでしょう。
ナイロンザイルが切れたか、どうかという社会問題でした。
ザイルは直径8mmです。それでもこれがそのまま、
登山用ザックにあるのは、とんでもないことです。
身体を守るためには、保護されなければなりません。
さて、カラビナには数種類あって、
「オーバル型」、「オフセットD型」「ナス型」(洋ナシ)などがあり、
それぞれに「使い勝手」があります。
まず、ハーケンを岩の切れ目に打ち込んで、ザイルを通すと、
一回そのまま逆にすることで、
ザイルとハーケンが、身体を守ってくれるのです。
ナットを使うモノ、バネを使うモノ、
この両者には違いがありますが、私はバネ構造派です。
打ち込んだハーケンは、
チーム最終番に登る人が登りながら必ず、抜きます。
それでも回収不能の場合がありますが下手だと言われます。
クリーンクライミングの実践では、今では見直されています。


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『DVDの実装モデルはユーザーに新たな生活シーン』


   


     1月 12th, 2019  Posted 12:00 AM



FORIS.TVにはDVDプレイヤーが内蔵されています。
当時、DVDはメーカー供給のユニット部はとても使えるモノではなく、
私がApple社へ提案していた、新しいユニット部を提案しました。
それは円弧を描き動作することであり、しかもDVDは、
振動系を押さえ込む提案を含んでいました。
そして、ユーザーからは思いがけない使い方で評判でした。
赤ちゃんを持つお母さんが、TVではなくてDVDで英語を聞かせるという、
そんなユーザーが増えました。TVにDVDがあり、
しっかりとした音づくりで大きな使い勝手が増えていきました。
ユーザーがどんな部屋で使っているかを調べました。
三つありました。
まずはモダンデザインな建築、
そのインテリアの美しい部屋に置かれていました。
建築紹介のTV番組や雑誌でもそのたたずまいを嬉しく思いました。
またオーディオマニアは、これを中心あるいは一部とした
音響機器のシステム空間の一つのソース中にありました。
そしてありがたいことに私の作品との組み合わせ、
TV本体と同色の時計=HOLAで、「The Clock」の称号を得た
スミソニアン博物館・クーパーヒューイット美術館に私の収蔵品。
「眼鏡=MP620系」が小物として部屋に配置されていました。
これだけのこだわりの部屋に在ることが、
私のこだわったユニットオリジナリティへの評価と受け取っています。


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『M8.2マクロレンズはまだ使いこなすことが出来ない』


   


     11月 17th, 2017  Posted 11:00 PM




まだ本当に使いこなすことが出来ません。
本当のもうこのカメラだけに向かって、練習をしなければなりません。
M8.2のマクロレンズで、しかも私の体勢、
それは車イス上から撮影するというハンディキャップはかなりあります。
ただ、これまでの私のカメラ遍歴では、美大時代からマクロレンズ仕様と、
ASA400に拘ってきました。
マクロレンズで撮るのは自分デザインの詳細部です。
これまででは自分デザインのメガネ写真は金沢21世紀現代美術館での
個展ではメガネのインスタレーションに使いました。
マクロレンズ撮影は、自分デザインを覗き込むのが大好きです。
何よりも心が落ち着き、なおかつ、デザインそれも造形の至らなさ、
それに最も気づきつつ平常心に戻れることです。
そんなこともあり、ともかく標準レンズでもなく、
しかもファインダーレンズだということですが、
ともかく人前に出せる作品にはとてもなっていないのです。
カメラ自体が高級でもあり、最低限の私体勢での撮影にアクセサリーは完備。
正直、この写真も下手くそです。
大慌てで、なんとか自分体勢で普段使いのデジタルカメラで撮影しました。
かつて、中判カメラでのマクロ撮影では商品写真にまで出来たのに・・・
そういう意味では、モノに自分が負けてしまっています。
モノの使い心地を極めるには、使い勝手をマスターすべきです。
まして、デジタルですが、このクラスともなると、
自分がどれほど使い勝手に慣れて熟知しているかです。
アナログとデジタルの比較では、よくデジタルの安易さが言われがちですが、
このカメラに限って言うのならば、デジタルゆえの難しさ、
困難さを自問自答で知らされます。
そういう意味ではアナログ優先も疑う必要があると思います。
ともかくマクロレンズでの撮影は、カメラと自分の関係を明確にします。


* 『最高のカメラシステムはまだ使いこなせません』
* 『とても酷使していた中判カメラがありました』
* 『ハサミを鋏から「刃裟美」としての相対論の記述』
* 「デジタルカメラに向かい合うとき」
* 「カメラ修行は今なお・・・」


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11月07日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     11月 7th, 2017  Posted 12:00 AM

11月07日 先負(戊戌)

形態論もしくは形態学がどんな領域でも
科学的であるのか。
そこには、
形態論を成立させる要因や要素があり、
かつ、
そうした因果性に美しさとか機能的で
使い勝手いうことが
何かデザインの手がかりの学理にないものかと
考え続けている。



倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』12 造形形態学の必然性


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『英国のPDE国家資格にまで連続したハイバックチェア』


   


     11月 2nd, 2017  Posted 12:00 AM




英国にはPDEという国家資格があります。
それはグラスゴー大学とグラスゴー美術学校でスタートしました。
PDE(Product Design Engineering)であり、修士号資格。
これは大学で技術を学び、美術学校でデザイン。その逆もあります。
要は、デザインと技術を共に学んだというデザイナーの称号です。
これを創りあげるために、名古屋に在住していた教授がいました。
そのグラスゴー美術学校は、チャールズ・レイニー・マッキントシュ
(Chales Rennie Mackntosh)を記念した学校です。
マッキントシュの作品では、このハイバックチェアには、
いわゆるデザイン史におけるアーツアンドクラフト運動と
本来は日本発のアールヌーヴォーが彼の椅子に息づいています。
そして、見詰め直してほしいことがあります。
写真両サイドのハイバックチェアは、アールヌーヴォー、いわゆる加飾性。
この加飾性は、室内調度の決定因です。
したがって、室内との調和性が最も問われている作品です。
ところが、中央のシンプルさはマッキントッシュの名作になっているのです。
理由は、空間での存在性だけではなくて、
空間の質を椅子存在が決定づけていることです。
いわば、座るという行為に対応するよりも、
空間質を決定づけていることによって、
自宅でも室内そのもののいわゆる質量までを制御しているということであり、
世界の名作椅子のほとんどは、室内での使い勝手よりも、
室内そのものを演出する象徴的な存在の決定因になっていることです。
結局世界の名作椅子は10点であれ、50点であれそれこそ100点選別しても、
バウハウス時代やシェーカー教徒、アジア:中国の禅所乗物、
ソクタツやテンスからは逃れることができません。
もはや、人間工学で椅子は絶対に語れないことに気づくべきでしょう。
最大の理由は、
使い勝手よりも結局は空間質の決定因が求められているということです。
おそらく、恩師・柳宗理のバタフライスツール、
倉俣史郎のハイ・ハウ・ザムーン、内田繁のセプテンバーを
デザイナーの私はやはり追い抜ける椅子デザインをしなければなりません。


* 『イスと空間、空間の質量を自在化するデザイン』
* 『歴史的作品からの刺激をどう受け止めるか』
* 「『闇に座す』=土・立、修辞学的な造形の込めた願い」
* 『理念という思想からの発明がデザイン造形を決定する』
* 「誤謬へのシンボライゼーションプロトタイプ」


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10月30日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 30th, 2017  Posted 12:00 AM

10月30日 先勝(庚寅)

使い勝手には
「ここち良さ」という
ここち=心地という
日本語ならでは
要因がある。
この要因の再検証が必要である。



川崎和男の発想表現手法


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『タオルの欠点を羽二重に学ぶべきだ』


   


     10月 29th, 2017  Posted 11:30 PM




デザイナーとして、最も素材を重視している私にとって、
とりわけ繊維・ファブリックの中では特に綿織物の代表にタオルがあります。
ほぼ明治維新時より、織物産業のなかでは特筆する性質があります。
繊維でまったく用途的に変化をしていないのは、タオルとガーゼがあります。
この最大の性質上では、繊維=布の特性でマイナス性質のモノが特化。
タオルにおいては、
布の七つの性質での「ふくらみ」があるのみのでのしなやかさだけです。
これが吸水性と肌触りを決定要素にしています。
しかし、肌触りも吸水性を感じ取るふくらみだけであり、
実際的には美容上での肌とのインターフェイス性=界面はマイナスです。
したがって、タオルは用途的には大きさでの使い勝手がありますが、
肌の角質との関係では、決して好ましい条件には進化はしていません。
万一、顔に対してタオルを使用することは回避すべきでしょう。
これがプロとして素材を学術的にも検分と検証をしてきた結論です。
しかし、日本のタオル産業は、未だにこれを超える繊維が無いためには、
更なる製造生産の技術が必要であり、
これまでの綿=自然素材からナイロンやポリエステルの起毛化が必要です。
例えば、タオル生地によるタオルケットの時代はデザイナーによって、
そろそろ寝具性から新たな機能発見に至るべきだと私は考えています。
その最大の利用は肌触りでの感触性にあります。
人間の肌にとっては、「ぬめり」感が角質にとっての保護性を持っています。
タオルにはそれが欠落しているというのが、私なりの結論です。
私が数年かかかっての結論では、繊維には自然からは、
植物性=綿・麻と動物性=絹がありますが、
日本全国の国立大学から繊維関連学科が無くなってきたことは、
日本の繊維産業を遅延させた大問題だと指摘しておきます。
したがって、国公私立大学への研究費配分も大きく間違ってしまっています。
大学人の一人としてこれは指摘しておくべきでしょう。
私にとって「羽二重」の存在で再確認した繊維の七要素を再度生かした、
新たなタオル=ふくらみ+ぬめりがおそらく、肌にとって最高の品質、
これが私の経験則での結論です。


* 『布、なぜシルクロード、シルクボイスだったのか』
* 『素材産地のダブルブランド・「羽二重」HUBTAE』
* 『素材産地からWブランドのアライアンスイニシアティブ』
* 『布の感性評価はこれまで無かったからこそ』
* 『「織物・布の感性的評価軸=オノマトペ」産地福井から発信』


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