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Posts Tagged ‘開発’


『素材と塗装のインダストリアルデザイン・レポート』


   


     1月 18th, 2019  Posted 12:00 AM



なかなか、インダストリアルデザインにとっては、
守秘義務があるから、素材のことも書けません。
これまでも、タケフナイフビレッジの打刃物は
両側のステンレスに挟まれた鋼の開発からスタートしました。
そして増永眼鏡のフレームは軽さと剛性、強度などは
金属やプラスティックなどで素材開発をともかく創ってきました。
現在は、開発中のモノやその素材は書くことが出来ません。
そこで、FORIS.TVで使ってきた素材について
デザインレコードを書き留めておきます。
これは既製品のパンチングメタルではありません。
45度傾斜仕様の新しい型を起こしました。
初期のロットは30度傾斜のモノでしたが、斜めからよくよく見ると
内部のスピーカー像が浮かび上がるのが苦痛でした。
そこで、技術も一緒に、特殊な45度でのパンチング仕様を要しました。
それに合わせて塗装に関しても粉体塗装から静電塗装が要求されました。
そうすることで、パンチング孔の中まで美しく塗装ができ
内部のスピーカーは全く見えなくなります。
ここまでディテールにこだわり、
技術者がつきあってくれるメーカーでした。
ただ、今では、国内メーカーも海外製の生産だからとか、
国内メーカーでも、三流メーカーが格段に増え、
安かろうというのが増えているのは残念なことです。
今、私は、全く新しいモノ・素材・塗装を開発しています。


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09月15日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 15th, 2018  Posted 12:00 AM

09月15日 先負(己卯)

自分で使っているから
ICD(埋め込み式除細動器)を
早く、日本で国産かすべきだ。
日本製なら、
もっと開発を出来るべきだ。

 


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『ケータイからスマホへの工業デザインは革新されるべき』


   


     8月 27th, 2018  Posted 12:00 AM



ケータイをどれほど使って来ただろうと思います。
そして、結局、2年程度だった気もします。
ここには、モトローラとソニーを出しています。
まず、モトローラは当時、G マーク審査委員だったから、
日本のモトローラまで調査に行ったことがあります。
その時にも、<これじゃ、ケータイはこのメーカに負けるかも?>。
そんな気がした内部の実装構造でした。
モトローラが大きなファッションブランドとの形態ブランドは、
現在のスマホまでは行ってはいませんでした。
その後、ソニーのたった69g(覚えていました)の小さな電話機は、
ちょうどソニーとエリクソンでした。
まず、どう見てもこれらの工業デザインにはしっかりとした、
携帯フォルムが完成していました。
現代のスマホには、ここまでの形態デザイン開発がありません。
もちろん、形態デザインがいいとは思っていませんが、
現在のスマホとの工業デザインでは全く違っています。
やがては、全てが透明パネルになるかもしれません。
また、最も必要なモノ=スマホであり、
最も不必要なモノ=スマホまでのアンケートがあります。
これは工業デザイン的な大きな差異です。
ようやく、政府の大きな仕事も提案者に伝えられたようです。
ここには工業デザインが転機となるかもしれませんが、
まだまだ工業デザインそのものがデザイン変革するべきです。
現在の家電やカメラなどには新たな手法がいるでしょう。


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『国内最大の海洋建造物が2017年、出来上がり』


   


     7月 24th, 2018  Posted 12:00 AM



「シップ・オブ・ザ・イヤー 2017」は余り知られていません。
「カー・オズ・ザ・イヤー」はよく知られています。
よく船舶や海洋物でもそのような賞がと聞かれます。
なんと言っても「日本船舶海洋学会」が選んでいるのです。
そして、今年は全長400m、幅が58.5m、の日本初の
「MOL Truth」=20000TEUコンテナ船で
国内最大建造物が出来上がりました。
私自身、「関西海事教育アライアンス」で、
阪大院、神戸大院、大阪府立大院で9年間「海洋デザイン戦略論」を
半年間担当していました。
シップ・オブ・ザ・イヤーでは、日本船長協会などの名誉会長などで、
私が担当者ではまだまだ若い審査委員です。
何しろ私の恩師(先般まで審査委員長)もいますから。
そして、国内最大の建造物がようやく韓国に勝ちました。
このことはまだ本当に知られていません。
https://www.jasnaoe.or.jp/soy/を参照していただきたいと思います。
この領域では、韓国が優れていたのです。
また、日本がこれまで水産産業でも開発してきた技術が、
中国をはじめ禁止されていることも知られていません。
日本の水産産業はじめ、船舶や海事製造物も、
とても国際的に「苛め」られているのです。
私の役割は、「工業デザイン」を船舶などに応用させるのですが、
正直、まだまだ叶っていません。


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11月25日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     11月 25th, 2017  Posted 12:00 AM

11月25日 大安(丙辰)

「研究」とは、調査や予断では無い。
まして、予算案などは
決して研究内容であってはならない。
「研究」は開発に向かう、
創造的な意図と内容づくりである。



川崎和男の発想表現手法


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「哀しみのデザインから楽しみのデザインへ」


   


     8月 14th, 2017  Posted 12:00 AM



1989年にあるメーカーいくつかの支援で、
私デザインの車倚子を名古屋にて発表をしました。
それはアルミハニカムコアの車輪、これはセスナ飛行機の羽根部蒸着炉と
すべてチタニウム溶接、ゴム製でのエアー制御のローホークッション。
これは世界的な評価を受け受賞と収蔵になり、MoMAのコレクションです。
以来、この車倚子を乗り越えたモノはまだ無いと判断しています。
しかし、私も年齢とともに身体には変形が起こるとともに、
電動がとても重宝するようになりました。
最初の車倚子デザインは「哀しみにデザイン」を掲げました。
デザインは喜怒哀楽を主眼とすべきがテーマでした。
そして、このところは「楽しみにデザイン」を主眼として、
電動車倚子=これは私の足ですから全くの「一人称デザイン」です。
今では電動車椅子が多種多様に商品化されていますが、私の評価では、
肝心のいくつかが全く気づいていないことが多すぎます。
デザイン賞授賞であっても「これは歩けない老人には」使えるでしょうが、
とても脊髄損傷で、頸椎・胸椎での障がい者には「全く使えないモノ」が、
やたらと氾濫していて、私はデザイナーである前に障がい者として、
絶対に認めるわけにはいきません。交通や建築のとの不都合さが増大し、
ユニバーサルデザイン?、バリアフリー?、これが私の気持ちです。
そんなことを解消解決するには、ひたすら新素材の開発と、
美大同期の光野氏がシーティングエンジニアリングにて、
三つの方向を組み立て、そのスケッチもすべてiPad上で行っています。
三つの方向は
● シーティングエンジネアリングでの「身体保持性能と機能」の高度化
● 電動車椅子として超軽量の折り畳み可能な「走行性能と効能」の充実
● 前輪駆動によるインバーターと無線化での「インターラクション効能」
これらがすべて障がい者補助者への機能に合致させるべきと考えています。
さらに、iPadでのスタイラスも決定してきたことです。
今iPadでのスケッチでとても有効なことは左右利きなので、
右手でも左手でも本当にペンシルスタイラスで何枚も描けることです。
ただ困難だろうと予測していることは、
新素材や新しいキャスターなどの支援出来うる技術企業の発見です。


* 『哀しみのためから楽しみのための電動車椅子開発へ』
* 『二人称のデザインをめざす超軽量と収納性の車椅子開発』
* 「車イスデザインのための文脈づくりに気づく」
* 『超軽量で収納コンパクトな電動車椅子をめざして』
* 『 インクルーシブデザインとは「人称デザイン」である』


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『デザイン主導のフライング・カー時代がせまっている』


   


     5月 10th, 2017  Posted 12:00 AM



ブルース・ウィルス主演の映画で、多分1997年の「The fifth element」で、
空飛ぶタクシーが登場します。
ちなみにfifth economyはロシアンアバンギャルドでの政治経済思想であり、
私はデザインに関与していると思って
この資料を収集もしデザイン経営の今後の予想資料にしています。
ともかく、空飛ぶタクシー、その時代がやがてやってくるでしょう。
そこで、Flying Carが、ドローンの登場とともに、
早ければ2018年、2020年に実現計画が登場しています。
ベースにはドローンの登場がありました。
私は車椅子生活を余儀なくされ推測道理今では電動車椅子になりました。
そこで、現在使用の車イスが日常化していますが、
阪大のパラリンピック支援大学として、
私のミッションには、電動車椅子開発があります。
ともかく、走行性能では「浮かびたい」という想いと
身体保持機能として年齢による姿勢制御を総計しても18kg以下が目標です。
そこで最も注視注目しているのは軽量の椅子とこの電動空飛ぶ車開発です。
これは今後のトランスポートデザインの決定になるでしょう。
Ship of the Yearの審査員をしていますが、
これは恩師命令として、造船分野へのインダストリアルデザイン導入を
なんとか目指して次世代デザイナーに
業務拡大をねらっていますが国内では大変困難です。
むしろ、駆逐艦や潜水艦へのデザイン導入をするデザイナー養成から
デザイン業務を拡大すべきかと考えています。
おそらく、このフライング・カーに私世代は乗れないでしょうが、
この領域での次世代デザイナーを育成するのはコンシリエンスデザイン、
この具体事例になり、今のデザイン系大学では無理と確信しています。
いわゆる電動フライング無人制御カーは、
次世代のデザイナー養成の大きなテーマになることは間違いありません。
それは「非現実化」=空を飛ぶことへの
認識確実な創造力あるデザイナー育成だと想っています。


* 『海事関係にデザイン介在という使命』
* 「神話・寓話・童話にエネルギーは無い」
* 「大学でのデザイン教育=デザイナー育成をめざす」
* 『超軽量で収納コンパクトな電動車椅子をめざして』
* 『電動車イスの効能的制度設計からの性能・機能デザイン』


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『鄙美人日本論は田舎でしか語れない』


   


     3月 18th, 2017  Posted 12:00 AM



このところ北陸に通っている感があります。
金沢に金沢美大の同期会に帰り、
ふるさと福井では一般向けに久々に講演をし、
そして5年もかけての繊維産業の青年部会を鍛えてきました。
福井駅前の開発は無念ながら、デザイナーのプロとしても
なぜ、このような開発になるのだろうとか、思ってきました。
しかし、金沢市が北陸新幹線が乗り込んで流石に、
北陸の中心地としての賑やかさに圧倒されました。
ところが、金沢市の特産である陶芸や漆芸をしっかりと見詰めると、
文化破壊が確実に起こっていると確かめざるを得ませんでした。
本当にこれほど揺れる鉄道があろうかと思うほどのサンダーバードに乗って、
まったく鄙として、いや田舎さがここまでとはを、
たとえば金沢と比べても相当の差を知りました。
その極めつけが、福井の偉人をなんとか宣伝しようとする駅構内の
この「由利公正」をなんとか、大河ドラマにという、
のぼりを見てつくづく思うことは、
観光都市への県行政の努力をしみじみと感じます。
今では、由利公正って誰?の日本人感があるはずです。
だからなんとしてもNHKの大河ドラマ化の戦略としては、
もっと訴求方法があるはずですが、その手立てすら見つかっていません。
私はつくづく思います。
もはや明治維新は、ほとんど小説での坂本龍馬で語られて、
それがあたかもシンボル化されている日本観が蔓延していますが、
鄙美人論の根幹はこの真実性でいいのではないかとすら思えます。
特に、生糸から絹織物に私はずーっと関わってきました。
絹織物が決して富岡製糸場で語られることではありえないのです。
「五か条のご誓文」が由利公正あってのことであり、
東京府知事の人物が日本の絹織物までに大きな道筋を与えた人物です。
絹織物は輸出品としての「羽二重」を産み出してきたことを
やっと5年でまとめました。
私は「鄙美人日本論」をふるさとから語る所存です。


* 「花綵を断ち切った、都と鄙 けれどもNetwork社会に希望」
* 『アンチテンションはコピーされている福井産の革新技術』
* 「ふるさと福井の偉人たちへの敬愛あるのみ」
* 『布、なぜシルクロード、シルクボイスだったのか』
* 『ふるさと福井で改めて「羽二重」ブランドを講演』


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『第3回目「KK適塾」の報告』


   


     1月 23rd, 2017  Posted 12:00 AM



私は阪大を一度退官後、「寄附講座」で残って、
大きくは二つの領域で教育、研究、開発を連続させています。
一つは天災人災を念頭ににした実務デザイン開発と、
「KK塾」から今年度からは「KK適塾」という特に今年度は、
デザイン界直接に、「コンシリエンスデザイン講座」です。
デザイン界に向けてはこのところのデザイン盗作やデザイン界への大誤解を
なんとしても、デザインとは、いや「これがデザイン」を
「知恵ある最先端の問題解決・価値創出・未来産業創成」を意図しています。
第三回目の講師も選びに選びぬきました。
ある意味では、私は金沢美大で純粋培養されてきたデザイナーです。
今回の講師であるムラタチアキ氏は、大学では応用物理学から
家電系を経て実務的なデザイナーであり、デザイン教育者。
NOSIGNERと称しての太刀川氏はデザイン手法をさらに深化を狙った活動、
いづれも、既成デザインの破壊から新規デザインのあり方を求めています。
これは純粋培養されてきた私も同様に、絶対に伝統的なデザインでは無い、
新規デザイン、新規デザイナーのあるべきデザイン対象やデザイン領域を
なんとしても発見したいという「デザイン」であるからこそ、
常に「新しいデザインとはどうあるべきことか」とか、
「こうやっている行動がデザインを成し遂げている」という、
三人ともに共通項を持っていることです。
年上のデザイナーである私は、「コンシリエンスデザイン」や、
「遺伝子編集へのデザイン、基幹産業の導入」を彼らに語り伝え、
彼らは当然のこと、地域産業や伝統工芸にも深く関与しています。
結局、対談テーマは
「どのような教育をすればデザインが可能なるか」にいきつきました。
前回の講師をお願いした澄川氏、原田氏も参画をしてくれていました。
特に、太刀川氏とは講座を離れて「書」の話となり、
彼とは思いつきで「日本デザイナー書道俱楽部」までを創りました。
次回は、東京藝大から2名のデザイナーと建築家を講師に選びました。


* staffblog 11月17日
* 『美学性を語れる講師を「KK適塾」は選ぶ』
* 『「KK適塾」は日本からのデザイン思想と実務の発信』
* 『イントロ画面を新作して「KK適塾」にした理由』
* 日本デザイナー書道俱楽部


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『匿名的な知恵=silienceである』


   


     10月 17th, 2016  Posted 12:00 AM



「Consilience Design」を昨年はKK塾にて紹介してきました。
Consilienceそのものが造語であり、なぜ、この言葉に至ったのだろう。
それは最近では「デザイン思考」があたかも次世代デザインのごとく、
IDEOからスタンフォード大学で語られてきましたが、
自分のミッションは「コンシリエンスデザイン」が成立するかどうか?
この言葉の論理的な脈絡とその実務展開までを
講座成立=教育・研究・開発が可能かどうかでした。
辿り着いたのは、この造語の基本はすでに死語でしたが、
次のような意味がありました。
たとえば、大道芸人の素晴らしく訓練された芸には、何かの芸の核心、
立ち止まって聞き入りたくなるような政治批判、その論理的な知識、
いつかは有名になるかもしれない優れた芸術作品、
きっと、磨き上げればとんでもない宝石になるかもしれない貴石、
すなわち、全く、無名性、匿名性にはほれぼれするけれど、
それは知識というより、アノニマスな知恵だということです。
このsilienceが母体となって、Con+silienceとなり、さらには、
resilience=レジリエンス=強靱な能力までを引き込んでいます。
極めて、日常的で匿名的な、ひょっとすれば大評判となるであろう知識、
それを乗り越えているまだまだ評価はされていないけれど知恵の集合体、
これが「コンシリエンスデザイン」であり、
もう一方では「コンシリエンス看医工学」こそ、次世代が
知識を超えた知恵をデザインと看護・医学・工学へということです。


* 『Silienceの原意・・・デザインが何になるかという意義』
* 『「アノニマスデザイン」の代表例に選んだモノが消滅』
* 『鉱物学と自然科学が選んできたコンシリエンス』
* 『「不安」が最大なことは被災することである』
* 『silience=無意識だけれども重要な知的核心という解釈』


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