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『安心ロボティックスを語るために』


   


     4月 22nd, 2014  Posted 12:00 AM

昨日はロボッティクス研究会で、安全と安心を話しました。
私が「ロボットデザイン基礎学」として体系づけてきたことを、
安心と安全についてを焦点にしました。
この会合で初めて「安心ロボット」の定義が出来てくるでしょう。
まず、「安」という文字には簡潔な意味が含有されています。
女性が屋根の下に居ます。
それはこのまま、女性を守護していく大事さが象形されています。
私は、女性とは世代交代をする性の存在であり、
人類は世代交代する性を最も大切にするという意味があるのです。
そして、「安全」と「安心」は常に二つの概念で守られるべき、と
私は考えてきました。
この考えからは「安全工学」では全く不十分だと確信しています。
そして、四句分別が必要であり、この思考こそ、
安全だから、安心が可能になること。
安心だから、安全が当然になること。
このことを定義づけるべきだと考えてきました。
端的に言えば、安全とは客観的な判断力での査定であり、
安心とはとても主観的な分別力になっているということです。
したがって技術=Engineeringでは、安全の要因のまとめは可能、
しかし、この可能性は極めて客観的であることから、
いくら安全性が確約されていても、安心にはつながりません。
では、安心なことという主観性をまとめ上げることで、
それは客観性につながってようやく安全を取り入れられるのです。
安心と安全が充分になってこそ「安泰」が実感できるでしょう。
これまで「安全ロボット」ではとても主観的な安心性や安心感は、
決して創出はできないと思っています。
そして安全+安心に寄り添うことが清潔さと品格性だと思います。
「安心ロボット」こそ、わが国のある種の技術性の反映だと、
私は信じ切っています。
「安心ロボット」にこそ、性能性・効能性があるから、
ようやく「機能的なロボット」を生み出す基礎概念があるのです。

『ロボットデザインは安全と安心、そして清潔と品格』


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