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Posts Tagged ‘視覚’


3月5日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 5th, 2022  Posted 12:00 AM

3月5日 仏滅(丁巳)

『触覚としてのデザイン』

視覚から触覚へ、
そして
認知へという
デザインの進化は
「触覚としてのデザイン」

問題提起し
解決をめざす。

artificial heart:川崎和男展


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10月10日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 10th, 2021  Posted 12:00 AM

10月10日 先勝(辛卯)

『香気としてのデザイン』

視覚と触覚による
価値評価で
いいのだろうかを
問い直して
みなければならない。

artificial heart:川崎和男展


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10月9日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 9th, 2021  Posted 12:00 AM

10月9日 赤口(庚寅)

『香気としてのデザイン』

しかし、
現代、
人間は
「見る」
という視覚と
「触る」
という触覚だけが
デザインを
判断する
感性になって
しまっている。

artificial heart:川崎和男展


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11月30日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     11月 30th, 2020  Posted 12:00 AM

11月30日 先勝(丁丑)

『指標としてのデザイン』

しかし、
あくまでも時代の
指標足るデザイン、
すなわち、
さわやかな風のような、
視覚にすがしい
きらめくさざ波のような、
さわやかな葉音のような
造形の創出への野望は、
デザインの
根源的衝動としておくべきだろう。

artificial heart:川崎和男展


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4月15日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     4月 15th, 2020  Posted 12:00 AM

4月15日 先勝(戊子)

壁にある
「時計」を眺める「瞬間」に、
何を視覚として訴えるべきなのかを
彼は、
自然物そのままを
造形要素として取り入れる。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』16 時の経過と瞬間


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『身体をしなった素材感覚で包容するそんなイス』


   


     1月 11th, 2020  Posted 12:00 AM

たった1枚のt=1mmの平板が、強度の「しなり」を持っていたら、
しかも超軽量であったならば、身体に沿わせる事ができます。
さらに、5mmの高さのジグザグ、波形の強度は
側板での身体支持を果たします。
実際には、厚さが1.1mmですが、カーボンファイバーは
強力な身体保護を成し遂げます。
それは30年来持っていた私のアイディアでした。
この身体支持そして身体抱擁によって、
全く新たな身体保護を成し遂げました。
3時間ほど、このイスで過ごすことができます。
それは視覚から入る1枚の薄氷のごとくの面に
身体をあずけるイメージ、先入観を、裏切る身体感覚でした。
あたかも身体に沿うことへの視覚性を満たした
皮やファブリックでウレタンを包んでも、
1時間も身体をあずけることは難しいでしょう。
しかし素材特性との対話から、たった1.1mm厚、高さ5mmでのジグザク、
波形で、身体保護を完成しました。
私のデザインの造形において、この波形は一本の線を面に、
波形のジグザグで立体で表現できる造形言語として
これまで刃物や、工芸品、情報機器などの部分に表れています。
ただしその波形の高さやピッチは、その都度の最適解として、
同じ方程式で導かれるものではありません。
おそらく、この造形言語も含め、カーボンファイバー素材での
新たなイスを成し遂げたと思っています。
この源流をたどるとしたら、リートフェルトのイスを
10年あまり見つめていたことでしょう。
リートフェルトが発見した100余年前の座面と背板だけのイス、
そこに身体をあずけた時の身体感覚を超えたいと考えていました。

* リートフェルト


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01月31日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 31st, 2018  Posted 12:00 AM

01月31日 友引(癸亥)

視覚は、
何万光年も離れた星を
見ることができる。
体感する距離は
最も遠距離である。

人間の
聴覚や
嗅覚も、

身体との距離感がある。
触覚は、触れる対象との距離感だ。

『プラトンのオルゴール』
体感する為に、音楽と造形の相対化


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11月27日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     11月 27th, 2017  Posted 12:00 AM

11月27日 先勝(戊午)

視覚と聴覚は、
極めて一致している。
もし、視覚の可視光線帯域と
可聴周波数帯域については、
自分意識があるべきである。

川崎和男の発想表現手法


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『デザインとデコレーションの差別化は間違い』


   


     11月 11th, 2017  Posted 11:40 AM

私は思いついたらすぐにデザインをします。
そのほとんどにはクライアントはありません。
クライアントがあるからデザインというのは私には全く興味がありません。
だから、いつまで経ってもクライアントがあるという訳ではありませんが、
10年後、あるいは20年後に依頼があれば幸運なことです。
だから、作品集にはそれなりに掲載はしておきます。
先般も、あるクライアントから、この「時計実現していますか?」
「いいえ、全くです。」
「実現したらどうですか?」と。
しかし、それはもう無理だと判断しています。
なぜなら、これは盲人用の時計案でしたが、詳細な図面とモックアップまで、
確実にデザイン設計は終了。
けれども、EONEという素晴らしい触覚だけの腕時計が出現して、
(デザインが負けた)と思ったのです。
私のデザインでは、視覚的には液晶表示。
聴覚では、英語発声でした。
しかも、動作は二つ、視覚は表示窓の開閉、ボタンを押せば発声です。
しかも、「T」と「ト」はTimeと時計であり、同じ点字なのです。
今は、新しいディバイスは発明しています。
が、EONEというこの触覚時計は、世界のデザイン賞をほとんど受賞するほど、
デザイン成果・発明で、デザイン=問題解決がついていました。
最近、あるもう著名なクリエーターをTVでドキュメントを見て、
この人のデザインは勘違いしたデザイン造形だと評価していましたが、
なるほど、と納得しました。
それはデザインとデコレーションの区別がついていないこと。
デザインと機能がしっかりと差別されていることです。
したがって、センス不足を感じるのです。
なるほど、センスとデザインの適合性は難しいのです。
やがて、例えばロボットの進化では、
そんなロボットがあったというロボット史では残るでしょうが、
決してデザイン史でそのロボットは語られないと確信します。
私も生涯の限界が近づいていますから、
例えば、いくつかの審査委員長を次世代に任せたいので、
その選別を真剣にし始めています。
まず、盗作平然なデザイナーは排除します。
商品やデザイン成果では効能性だけで見ています。
それは「社会的・時代的な存在」が中心です。
そして性能は発明一点に絞ります。
効能性+性能性=機能性となりデコレーションという加飾性の限界を
しっかりと判断して、経済的な成果は美しさでの商品価値。
それは安全・安心・信用・信頼の統合が次の評価です。
デザイン審査の委員選定は私には明解です。
デザインの本質を知らない審査委員が余りに多過ぎます。

* 「モノの美しさにあるバランス性が決定要因」
* 『センスの有無が判断できる椅子と曲の選択』
* 『薔薇というシンボルから花言葉も消した問題解決』
* 『製品記号論で語り直す時代がやっと訪れた』
* 『モノ真似防止、他のデザイナー作品は暗記すべきだ』


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07月05日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 5th, 2017  Posted 12:00 AM

07月05日 仏滅(癸巳)

「美意識」とは、
視覚と聴覚に深く
関与している。
よって、天性であり、
経験では取得できない、と
私は判断している。

川崎和男の発想表現手法


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