kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘足羽山’


『水は決定しています=evian』


   


     8月 10th, 2018  Posted 12:00 AM

自分の体内には70%の「水」があります。
随分と国内の水を飲んできましたが、水にも大変な違いがあります。
そして、イタリヤのある地方の水はもう日本では手に入りません。
これは「高級海外料理店」で、常に使われている水です。
もうこのところ私の決定している水は、エビアンです。
なぜなら、この水だと海外でも手に入るからです。
まさか、水にこだわりがあるとは思ってもみませんでした。
特に、癌対策には、まず水を一種にすることを言います。
私の、本当は不健康な体ですが、それなりの健康対策としては、
「絶対に、水は、必ず一種類にする」と決めています。
ただ、エビアンも東京だと新しい水が次々と出ますが、
大阪では手に入れることができません。
先般「水ビジネスの詐欺行為」というのを読んだら、
体にいいのは「この水です!」ということを決めている行為が
米国では詐欺と言われていました。
水では、国内でもこの水がいいという話がありますが、
私はともかく水はエビアンに決めています。
だから、ひょっとすれば水を飲むということが、
今夏では熱中症とかいうことですが、水を飲んだらということになります。
子供の頃には、福井の足羽山、笏谷石から水道が引かれていました。
3.11東日本震災の後、どれだけの水が汚れてきているでしょうか。
そういう意味では、大豪雨で大変なことが日本では起こっています。
山崩れで真砂土なることをみると、
日本全国がこのような山で包まれているだろうかと思います。
そういう意味でも、私はエビアンを好んで飲んでいます。


目次を見る

『ランドセル廃止を進めるべきだ、新しい学習鞄が必要』


   


     7月 24th, 2017  Posted 12:00 AM

小学校も二つ、中学校も二つ転校しています。
足羽小学校ではランドセルでの思い出は足羽山をよく登って下校、
だから山で栗やら石を詰めて帰宅。
武生西小学校は、目の前の学校だったから、
ともかく小中学時代は教科書は学校に置いて帰っていました。
でも、予習復習は何にも苦無くやっていたと思います。
高校時代は英語と世界史の教科書しか入らないほど最も薄くて黒い牛革鞄。
やはり教科書は学校に置いていたと記憶しています。
現在、ランドセルはすごくカラフルであり、海外ではkawaii鞄とか。
先般も大きくて立派なランドセルを背負っている低学年の女生徒を見て、
ランドセル、大きな肩掛け鞄、手提げまで持っていてかわいそう過ぎます。
もう、iPadとランチボックスでいい時代。
学校に行くには、iPad程度で十分の時代だと思っています。
確か、FBでも友人で社長だったY氏が、
米国の子どもたちの学習がすべてiPad。
これでは日本はもう相当に遅れると投稿していました。
かって、Apple 本社でコンサルだった頃には、
Sweetpea、Popeyeなどコードネームプロジェクトに参画していました。
特にJeepというコードネームのパソコンは生徒や学生向けでした。
ジョンスカリー退社(政治的な理由)で、七つのプロジェクトが全部中止。
今となるとよく40そこそこで、クパチーノと福井へ行っていたと思います。
日本はバブル真ん中の時代でした。
ともかく、ランドセルの市場は大きいかもしれないけれど、
最早とても時代遅れの教育用品だと私は断言しておきます。
AI、 AR、 VR、 IoT、への教育プログラムは、今の教員には、
とても無理でしょう。あのランドセル廃止を進めるべきです。

* 『開発コードネーム・Popeyeからの拡大』
* 『Sweet-peaからPopeyeの最終モデル開発までのこと』
* 『メディア・インテグレーションを追いかけた経験作品』
* 「コンピュータを強く認識したときの人物と試作デザイン」
* 『盤という人類文化にAI相手は無意味である』


目次を見る

『もはや採掘されない笏谷石が土産品になっていた』


   


     3月 13th, 2017  Posted 12:00 AM

福井市街地には足羽山が見えます。
この山の麓に足羽小学校があり、小山谷町の官舎住まいだった、
私の幼稚園から小学校5年までは、この足羽山の隅々まで熟知していました。
そして、笏谷石の石切場が自宅のすぐ側にありました。
この笏谷石は長い間は泥岩だと思っていましたが、
この石を題材にした小物が「フクイブルー」とかで土産品になっていて、
今ではこの石は採掘されていないことも知りました。
母の墓石を父はこの石がいいということで墓石にしましたが、
経年変化が激しくて?御影石に変更したのです。
なぜ父が選んだかというと母はこの笏谷石を独自に頼んで、
漬け物の重石にしていたのです。
その石は調べてみると、極めて長い歴史をもち、
北前船で全国にも配送されていたとか。
この石での湯船は最高と聞かされていました。
確かにこの石で出来た杯に水あるいはお酒を注ぐと、
とても美しい青色になります。
そして今では笏谷石を知る人はいないでしょう。
しかし、お土産となっている市価が高額でびっくりしました。
全てを購入しようかと考えましたが辞めました。
そして心配なことはもう採掘されていない笏谷石を素材にするならと
デザイナーとしてはその思いが重なりました。
笏谷石が火山礫凝灰岩だと始めて知りました。
岩石としてはやわらかいので、
古墳から出てくる棺桶の蓋に使われていたようです。
万一北陸新幹線が金沢から福井から小浜そして京都・新大阪となったとき、
(私は大阪から奈良までが希望ですが)、私はあの世です。
こうした土産品がさらに高額になるとするなら、
もっとデザインは考えられるべきでしょう。
今では墓石はスェーデン花崗岩(?御影石)になりましたが、
この石の特長を最も表現される風呂石にはならないのでしょう。
最近はあたかもダマスカス鋼風(これその物が鋼板)が、
「売れる刃物」になってしまったように、
こういう石目も新たなテラコッタ風が登場するのでしょう。
私はデザイナーの知識と見識は終焉してしまったことが残念です。

* 『経年変化無し素材開発と道具使用を次世代に』
* 『陶磁器の二つの歴史・創れないモノまた創れるモノ』
* 『刃物の地肌、その偽物氾濫が流行している』
* 『『新大阪駅もまだ改装しているが、なんとも工夫欠落だ』
* 『応量器のモノからコトへがデザインの完成形』


目次を見る