kazuo kawasaki's official blog

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10月13日Staff Blog


   


     10月 13th, 2011  Posted 3:37 PM

10月13日

阪大で木曜開講中の先端デザイン特論
本日は、Jobsの話からです。
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)
とMacとの出会いから今日までの
コンピューター、ソフト、通信の流れ
そして世界の各企業の取組み対応などです。

生き字引、百科事典のようなBOSS。


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『資本主義からの逃走』
「 Media Integrationに向かってきた系譜・1」


   


     4月 22nd, 2010  Posted 1:48 AM

古い話から始めます。
Mac以前からコンピュータに関わり、自分の手元に、
いわゆる「パソコン」が日常生活に入ってきました。
そして、パソコン同士がつながったことから、
新たな社会構造が変貌し変容してきたのです。
おそらく、「BBS」という言葉がわかるでしょうか?
BBS=Bulletin Board System=電子掲示板でした。
その最初の市販ソフトがこれでした。

その後に、パブリックドメイン=無料ソフトが出ました。

ここから現在までに25年かかったと思います。
しかし、この掲示板が、誹謗中傷する掲示板を生み出してしまったのです。
人間が匿名で発言するある種の自由性を解放したのでしょう。
「性悪説」に存在している自己認識をしつつも、
ここへの「書き込み」は、ネットワーク社会の裏面を形成しました。
この「裏面形成」があってこそ、
「性善説」たるネットワークまでやはり四半世紀もかかってしまったのです。
E-mailが生まれ、ケータイ、SNSということで、
「マルチメディア」が、情報企業のタイトルとなっていきました。
その直前には、「ハイパーメディア」ということが掲げられましたが、
ハイパーは差別用語だったので、この言葉はほとんど瞬間的に消滅しました。
今、Social Networkの登場は確実にこれまでのマスメディアを消滅させます。
それは、明らかに「資本主義で防御された大衆情報操作」が終わるのです。
だからと言って、「バラ色の社会」が広がるというのは幻想です。
ともかく、願わくば、コンピュータとネットワーク上に、
「健全な」=綺麗事社会の形成が必要です。
綺麗事が幻想であるなら、その幻想に身を置く必要を
私は容認する立場にありたいと思いますし、決意します。
もし、このネットワーク破壊が行われるとするなら、
私はこのネットワーク社会の基盤であるハードウエア、
そのデザインで防御し、綺麗事を成し遂げるのです。
それが職能家としての義務でしょう。
私は、この新たなネットワーク社会を
Media Integration=メディアインテグレーション
そして、学者としての研究テーマをここに定めて15余年になります。


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4月16日Staff Blog


   


     4月 16th, 2010  Posted 8:31 AM

4月16日

フロッピーディスク。
1984年に誕生したMac、
研究室の一年生たちは、1986年生まれ。

廃棄もせずに何度かの引越しも
BOSS(川崎和男KazuoKAWASAKI)
に同行しているフロッピー。


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『資本主義からの逃走』
「マスメディアへの死亡宣告を告げなければならない!」


   


     3月 25th, 2010  Posted 9:40 AM

マスメディアは瀕死
私は「マスメディア」・「マスコミュニケーション」は、
共に瀕死的状況になっていると確信しています。
新聞・TVは、報道というジャーナリズムがすでに、
自らの役割認識をどこかで見誤ってしまったのでしょう。
その認識変異点=時期はおおよそ指摘することができますが、
もう少し、確証を集めてからにしたいと思っています。
変異点の体験
Mac派の私に言わせれば、1984年は変異点でした。
1996年に名古屋市立大学に芸術工学部が新設されたとき、
大学人になった私は、第1期生すべてに、
Machintoshの購入を求めました。
そして、それにはethernet-cardを特別仕様として、
Apple Japan社に依頼しました。
その時の営業本部長が現・マクドナルドの原田社長でした。
学生には自分たちのデスクからethernet-cableを自作させました。
そして、全員にメールアドレスというのは、
名古屋市立大学全学からも相当の批判をされましたが、
押し切った思い出があります。
私が追いかけていたのは、「ラピッドプロトタイピング」でした。
なぜ、ここまでの時期に振り返るかといえば、
当時には予想もしていなかったジャーナリズムの、
大転換時期が始まりつつあったからです。
ジャーナリズム
「ジャーナリズム」とは、「日々の記録」が原意です。
したがって、Blogという形式が「日記形式」というのは、
個々人のジャーナリズムが、自ら発信し出したことでした。
プライバシー
読まれなくても、Blogには、
報道されることへのきわめてプライベートな意見が
書き込まれるようになりました。
この変化に、マスコミは「たかがBlog」と看過していたのです。
どれほど、「プライバシー」と「パブリック」が、
メディアでその相互性が変貌し始めてきたかに、
全く気づいていなかったのでしょう。
このBlogという「日記的文体形式」は、
「マスメディア」を浸食していることが、
いわゆる職能ジャーナリスト(そんな職能は幻想共同体)には
気づくどころかその影響の大きさを想像することさえできあせんでした。
そしていまなお、マスメディアを存続させようとしていることが、
どれほど、プライバシーとジャーナリズムの融合点が生じているか
見ようともしていないのです。
そして、この事実に「資本主義」と「民主主義」が、
基盤だと言っている限り、彼らは消滅していくのです。


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『資本主義からの逃走』
 「LISAからiPadはφ=MECCへ」


   


     2月 4th, 2010  Posted 9:37 AM

LISA to iPad

LISAというコンピューターが登場。
やがて、私の側にMacintosh 128kで、以来、
コンピューターはMac以外は認めてきませんでした。
ただ、UNIXでのEWSの世界で、
「光造形システム」=Rapid Prototypingを追いかけ、
トポロジー空間論から人工臓器デザインをしています。
Macの世界はApple社という新たな企業存在でした。
そして私も、スカリー会長時代、アラン・ケイ氏にも
自分のデザインがApple社プロジェクトになって、
様々な議論をした経験が、大きな生涯の思い出です。

Apple Consultant

Mind TopPopeyeSweatpeaJeepBrutus,etc
が当時のコードネームでした。実現はしませんでした。
が、デザインのモックアップモデルは手元にあります。
パソコンをツールとしながらも、
私には「デザイン対象」そのものです。
パソコンは、「クラウド型」となることは確実です。
「スマートフォン」と「ネットワークコンピュータ」
この形式がiPadに進化しました。
おそらく、この中のコンテンツも、想像以上に、
驚愕の進化を遂げるかもしれません。
また、iPadは、ユーザーそれぞれの使用用途での
エンハンスメントも、新しい才能によって、
拡大化と集約化し、その相互性でさらに革新が
希望になってくれれば、
現代までの様々な問題解決につながると、
私は確信しているのです。
キーワードは、
物質=Material
エネルギー=Energy
情報=Contents & Context

φ=MECC

だと宣言しておきます。


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『資本主義からの逃走』
 「色彩感覚とCAD感覚・05」


   


     1月 23rd, 2010  Posted 6:00 AM

Claris CAD
ALIAS本社でのCGトレーニングと同時に、
私はパソコンをデザインツールにすることに没頭。
2D-CADを追いかけていました。
最初に福井キヤノン社長=高校時代親友が、
Canonのパソコンを持ち込み、
プロッターまでそろえてくれました。
だから、当時は、相当高額だった「ワープロ」まで、
彼は提供してくれました。
結局「Claris CAD perfect manual」を上梓するまで、
のめり込んでいたのです。
この本はすでに廃刊ですが、
日本で最初のCAD教則本であり、
当時のパソコンCADについて米日での私の比較論を
書き上げていると思います。
なにしろ、MS-DOSからMacでの2D-CADは、
私を3D-CADに、
今では4D-CAD開発にまでいたっているのです。
1984年のMacintosh以来、ズーッとMacですから、
一時期は、NeXTSTEPもありましたが、
Mac OS Xになって、EWSのUNIXも、
私の体験の中で培われたのだと思います。
今、bit世界に、「点・線・面」思考も、
bit色彩感覚論も、
私のデザイン手法を再構築し直してくれました。
よく、「コンピューターでデザインが変になった」、
とか言われる方々がおられますが、
それは「まったく間違っています」。
コンピューターに向かえば向かうほど、
そしてコンピューターでの限界を知り尽くせば、
「本来のデザイン」を二つの視点から捉え直すのです。
その結果が、
私が「手描きスケッチ」の重要さを主張するわけです。


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12月13日Staff Blog


   


     12月 13th, 2009  Posted 11:50 PM

12月13日

メモ帳兼名刺ケースは、
以前はこればかりだった
BOSS(川崎和男 Kazuo KAWASAKI)。
GOLD PFEILEのこのタイプ。
日本にあるのは、皮の質が異なるために
ヨーロッパで見つけては、
ストックしていました。
黒色、緑色、黄色。
同じブランドでも、
国ごとにリフィルの紙質も
異なりますから、要注意です。
このブランドも、商品展開が残念で、
今年は銀座からも撤退していました。
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2010年用リフィル、
まずは、モンブランの手帳用に、
QUOVADIS。
日本仕様もあるのですが、紙質的に
こちら好みのBOSS(川崎和男)。
「手帳」と「手帖」は、
違うのだ!とBOSS。
何冊もスケジュールがあるので、
ひと通りリフィルを新しく準備しますが、
BOSSのスケジュールは、
iCalで管理してありMacとiPhoneで
共有、常に最新状態になっています。
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12月9日Staff Blog


   


     12月 9th, 2009  Posted 4:31 PM

12月9日

2010年Vol.1 MACPOWER 発売!
巻頭コラムは、
BOSS
(川崎和男 Kazuo KAWASAKI)です。
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連載「ラディカリズム 喜怒哀楽」の
第7回は、
「離・民主主義」と「破・資本主義」。
出版業界はたいへんな時代です。
各誌休刊、廃刊が連鎖する中で、
季刊誌となり存在する『MACPOWER』。
読者の皆様の支えに感謝です。
Macユーザーは、PCシェアでは
全体の4%程にしかすぎませんが、
少数精鋭のユーザーだと思います。
連載のご愛読の感想をしばしば
いただくことがあります。
メガネや、車椅子や、モニターの
デザインより先に、
MacPower読者からの熱烈な
BOSSのファンが増えました。

2010年1号、寅年ですので
表紙とトラです。
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iPhoneアプリ「新作」発売しました。


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10月23日Staff Blog


   


     10月 23rd, 2009  Posted 4:54 PM

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IASDR2009
BOSS(川崎和男)プレゼンテーション用Mac Bookセット


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